- 著者: 桑島 由一
- タイトル: 大沢さんに好かれたい。
- 角川スニーカー文庫
- 税込580円
- ◆ ◆
- 手をつなぐ勇気ももてない僕だけど。
この気持ちだけは伝えたい。
せつなくすれ違うふたりのラブ×ヒーローノベル
◆ ◆
- 正直、やばかった。
- 桑島作品だとみくびって?はだめですよ。この作品。
笑いの要素が無いわけではないんです。
が、ちょっとやられたか。
本を読んで泣いたことは一度もありません。
ていうか、悲しみの涙以外は流さない男です。
でも、今回は、やばかった。
ちょっと泣いたかも知れない。
クライマックスから作品終了までの流れは「嘘つきは妹にしておく」(清水マリコ先生) に似てたかもです。
詳しく紹介しますと、主人公・大地守が何故かヒーローになって、ちやほやされてウキウキな感じ。
でも密かに?好きである同じ図書委員の大沢さんは遠ざかっていく。
そんな中、学園のヒロインである飛鳥さんが守に急接近?
ヒーロー・守に課せられた宿命とは?
そして守に襲いかかる怪物の実体は?
(すんげえ宣伝臭い文章・・・鬱)
でも、守に襲いかかったのは怪物だけじゃないんです。
飛鳥さんとか。
お国の力とか。
あと、悲しい運命とか。
泣けます。泣いてください。