【ネット選挙~現場報告】

 3選を目指す民主現職の簗瀬進氏(60)は平成7年3月から国会活動の週間リポートをインターネットに配信し、「ネット配信の国会議員最長不倒記録保持者」をうたう。記録は今も更新中だ。「インターネットが政治と社会を変える力を持っていると早い段階から目を付けていた」と事務所関係者も胸を張る。

 現在は子ども手当や年金など6項目ごとに約1分間の動画を、ホームページ(HP)や携帯サイトに掲載している。この中で、閲覧件数の多いテーマについては、今後の演説の中でも時間を割いていくなど、双方向での活用を見込んでいる。事務所関係者は「基本は地道な活動だが、ネットで若年層に候補者の声や顔を広めたい」と話す。

 自民新人の元県議、上野通子氏(52)は動画投稿サイトのユーチューブを活用し、HPに街頭演説などの動画を随時掲載。秘書のブログも併設し、「知名度アップと親近感を深める道具」と期待を寄せる。携帯HPの会員数も1千人を突破した。

 共産新人の小池一徳氏(49)の陣営は、現時点でHPなどは開設していないが「準備を進めている」としている。後援会関係者は「どれだけの効果があるかは未知数。まだ“ハコもの”と同じ力しかないと思っている。そうならば、直接、有権者と会う方が効果的」と話す。

 しかし、各陣営ともツイッターについては、「候補者の多忙」や「候補の行動を確認され、断った講演の時間帯に更新していたなどと指摘される恐れもある」などといった理由で利用していない。

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