現住建造物等放火などの罪で起訴され、関与を全面否認している元少年(20)の裁判員裁判が、14日から東京地裁(山口裕之裁判長)で始まる。元少年は逮捕直後は容疑を認めたが、その後は一転して否認。自白以外に目撃証言などの直接証拠がなく、裁判員は難しい判断を迫られそうだ。
 これまでの裁判員裁判では、共謀や犯意、責任能力を争って無罪を主張する事件はあったが、実行行為自体を全面否認するケースはほとんど例がなかった。
 事件は昨年6月に発生。東京都杉並区で不審火が相次ぎ、消防団員だった元少年がうち3件の放火で起訴された。
 関係者によると、元少年は逮捕後、「彼女とけんかしてむしゃくしゃした」と供述し、約10件の不審火への関与を認めた。
 しかし、弁護側は起訴後の公判前整理手続きで全面否認に転じた。公判では、元少年は迎合しやすい性格で、不当な自白の誘導があったと主張し、検察側と全面対決する姿勢だ。 

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