国1への道

国家公務員を目指し、日々の勉強・出来事を記録していきます。


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国1試験の中で最も配点の高いのがこの二次試験専門記述です。
その配点は平成24年度からの新試験制度で 5/15 となっています。
出題科目は経済理論(必須)と、財政学、経済政策、公共政策のなかから2つを選択の合計3科目を解答しなければなりません。
ほとんどの人は経済理論、財政学、経済政策を選択すると思います。(私もそうでした。)
よって、以下ではこの3科目の勉強法について書きたいともいます。

・経済理論
経済理論は大きくミクロ経済とマクロ経済の2問が出題されます。
経済理論に限らず、専門記述の最大の特徴は試験委員(問題を作ってる人)の専門によって問題内容がかなり左右されるということです。
したがって、最も効果的な勉強法は試験委員が書いた教科書などを読むことです。
これは絶対にやっておいてください。
年によっては試験委員の著作の練習問題からまんま出題されたりします。
そこまででなくても、著作の練習問題と似たような問題がでることは少なくとも旧試験制度では多々ありました。
ですので、試験委員の書いた本を読み、練習問題などがのっていればそれらも必ず一度は解いておくようにしましょう。

ちなみに、平成23年度現在の経済理論の試験委員は京都大学の梶井厚志先生と東京大学の福田慎一先生です。
前者がミクロ経済分野、後者がマクロ経済分野での出題のでしょう。
梶井先生は『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』
『戦略的思考の技術』(新書)、福田先生は『マクロ経済学・入門』が主な著作です。
前者はミクロ経済学を主にゲーム論を用いて解説したもので、後者マクロ経済学の標準的な教科書です。
この中でも『戦略的アプローチ』『マクロ経済学・入門』は本番までに必ず一度は目を通して、練習問題を解いておくようにしましょう。
特に福田先生の場合は過去にこの本の練習問題の類似問題が何度か出ています。
また、私はやっていませんが、福田先生のマクロ経済学・入門の姉妹本である『演習式 マクロ経済学・入門』という本もあります。
福田先生の問題は比較的答えやすい問題が多いので、得点源にできるようしっかり対策しておきましょう!
なお、私が受験した平成23年度の試験ではミクロ分野が余剰分析・競争均衡分析、マクロ分野がベバレッジ曲線という出題内容でした。

・財政学
専門記述のなかで最も得点源となりやすいのがこの科目です。
というのも、他の科目と違い出題論点がだいたい限られており年度による難易度の差も小さいからです。
最近の主な出題内容は次の通りです。

<最近の主な出題トピック>
財政の持続可能性、法人税制、財政運営ルール、年金制度、地方財政、所得再分配政策

これらの中でも、財政の持続可能性、年金、法人税制などは最近特にホットな話題なので対策をしておいた方がいいと思います。
また、増税されることとなった消費税ももちろん要対策です。
特に、税の帰着、税による歪み、公平性と効率性のトレードオフなどは鉄板の話だと思うのできちんと答えられるようにしておきましょう。
また、財政の持続可能性ではプライマリー・バランスの話が大事になってくるかと思います。
財政学の試験委員は関西学院大学の林宣嗣先生と慶応大学の土居丈朗先生です。
土居先生は必殺(笑)仕分け人としても有名ですね。
明確に分かれているわけではありませんが、前者が主に制度、後者が理論といった感じです。
林先生は多数の著作がありますが『基礎コース 財政学』が最もスタンダードな内容だと思います。
この本は試験対策としてでなく、財政を学ぶ教科書として優れた本だと思いますのでぜひ読んでみてください。
練習問題もついていますので一度自分で答案を書いてみるのがいいでしょう。
土居先生は『入門公共経済学』という教科書を書いておられます。
こちらは主に財政理論を扱った教科書です。
ちなみに、昨年度は林先生の分野がジニ係数・所得再分配政策、土居先生が地方財政からの出題でした。
この年は例年に比べ問題数が多くかなり焦って解答したのを覚えています。
特に2問目(土居先生)の方は解答用紙のスペースが足りず最後の小問はまったく書くことができませんでした。
財政学の場合細かく書いたらキリがないという場合が多いので、時間配分・答案用紙のスペース配分などを考えながら解答する必要があります。
この辺りは過去問演習や模試などを受けて訓練するしかないですね。
先ほどの書きましたが、財政学は同じ論点が繰り返し出題されているので、メジャーなトピックについてはしっかりと学習しておくようにしてください。
私も専門記述の中で最も勉強時間を割いたのがこの財政学です。
具体的な勉強法としては、過去問から頻出の論点を知る→各論点について試験委員の教科書で学習→その論点に出てくる用語や制度などをノートにまとめる といった感じです。
財政は暗記の要素が比較的強いので、重要な語句の意味はしっかりと理解しておきましょう!

・経済政策
この科目、科目名は経済政策となっていますが出題範囲は労働経済、貿易、独占、租税政策など多岐にわたっており「何でもあり」な科目です。
ただし、それでも試験委員の趣味が出るという点では変わりませんので、やはり試験委員の著作を読むことが有効かと思います。
試験委員は大阪大学の大竹文雄先生と一橋大学の斉藤誠先生です。
大竹先生は労働経済学、斉藤先生は金融がご専門のようです。
昨年度は大竹先生の分野が課税理論、斉藤先生が資産バブルからの出題でした。
前者は試験委員の専門からはかなり離れた問題内容だったと思います。(むしろ財政学に近い内容だったと思います。)
また、斉藤先生はおととしから試験委員になられた先生で傾向はまだつかめませんが、問題の難易度は高いように感じます。
私は資産バブルの問題はまったく解けませんでした(^^;
斉藤先生は『新しいマクロ経済学』という主に大学院生向けの教科書で有名ですが、最近共著で『マクロ経済学』という学部生向けの分厚い教科書も書かれています。
この教科書の斉藤先生が書かれた部分は読み込んでおきましょう。


以上、それぞれの科目について対策を述べてきましたが何度も繰り返しているように専門記述で最も重要なことは試験委員に合わせた対策をすることです!
教科書に限らず新書などでも各試験委員の著作はできるだけ目を通すようにしましょう!
また、専門記述の試験時間は4時間です。
1科目大問2問×3科目の合計6問を4時間ですから、大問1問あたりかけられる時間は平均40分です。
これは実際問題を解いてみると分かると思いますが、かなり短いです。
ですので、過去問演習や模試などで時間配分のコツをつけんでおくことが非常に大事です。
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