14億に挑むのブログ

6年間におよぶ上海生活から学んできた中国ビジネスや中国の文化や
習慣・・・。

これから中国を目指す方々や現在すでに中国に関わっていらっしゃる方々へのお役にたてれば幸いです。

また日頃のたわいのない話題も綴ってまいります!


テーマ:
今回、中国人の友人T氏から ひさしぶりに

聞いた「マイケル」という名前・・・。



そのマイケルとは短い間でしたが、

いろんなことがありました。。。



マイケルと共にホテルを作る計画は

順調に進んでいました。



前回までのお話は 
     ↓
http://ameblo.jp/waveshanai77/entry-12140777483.html



今回は そんなマイケルの最終話です。


計画は 日々順調に進んでいきました。



ホテルのデザインはすべて日本側で

担当します。


建物の基本図面はマイケル側で

すでに完成しています。



デザイナーが上海に来る日程も決まりました。



建物の賃貸契約もすでに仮契約を

完了しています。


本契約は会社の登記設立を待って行います。



そのための会社設立の準備は

マイケルが進めていました。



そんなある日、マイケルから

話がありました。



「会社の資本金用口座が

 もうすぐできるから、そしたら
 
 すぐに日本側からの出資分を 

 振り込んでくれないか?」




当時、会社設立がどの程度まで

進んでいたのか、多少記憶が

あいまいなのですが、そのときに

「ん!?」

なぜか、違和感をもったのを覚えています。



マイケルの表情にも いつもと

何か違うものも見てとれました。



「どうして、そんなに資金を急ぐんだい?」




「いや、これから準備を進めていく段階で、

 手付や保証金など いろいろと発生してくるだろ、

 もちろん こちら側も同時に入金するから。」


彼が言うことも 一理あります。



「わかった、

 日本に準備をお願いしてみるよ!」




とりあえず、その場は答えました。



マイケルの顔にも、何かしら

ホッとした 表情が見てとれました。



しかし私と従来のパートナーであるT氏は

何かしら、これまでにない違和感を

感じていました。


違和感というより不信感!?であった

かもしれません。



その不信感の内容とは、前回もお話ししたとおり


・マイケルに いつもついている

 男のこと。


・マイケルが乗っていたBMWを

 まだ、持っているといいつつも、

 いままで一度も見ていない。



・さらに、マイケルのパートナーであり 

 今回投資者の一人であるはずのアパレル

 の社長に未だ、会えていないこと。



それに何かしら、最近のマイケルには焦りの

ようなものも感じていました。



その後、私たちはさらに慎重になりました。



パートナーT氏のツテで 会社設立の進捗状況も

調べてみました。



結果、資金を入れるのは

まだ、時期早々だと感じました。



だからと言って、これまでの流れ、

さらにマイケルや、その周りの人の動きをみると

彼が我々を騙そうとしているとは

夢にも思えませんでした。



しかし、我々も少しでも不信感を

持った以上、仕方ありません。



不信感を確かめるためにも、

一気に勝負にでました。



私たちはマイケルを呼び出して 

話をします。



「マイケル、申し訳ないが日本側は

 まだ資金の手当てをしている

 最中なんだ。 


 もう、しばらく時間がかかるらしい。」




「えっ!?」  
  



驚いた表情をしているマイケルに さらに 



「あと言いにくいことなんだけれど、

 日本側は工事の着工を見ないことには 

 資金を送れないと言っている。



 マイケル、本当に申し訳ないが、

 それまでは中国側の資金で

 つないでおいてくれないか。」




「えっ、どうしてだい?

 そこはなんとかならないのかい?」



いつもは、冷静なマイケルが焦ったように

聞き返してきました。



「マイケル、本当に申し訳ない! 

 工事が着工したら

 すぐに振り込ませるから、

 どうか信じて欲しい!!」



と頭を下げました。



その瞬間、マイケルの顔に明らかに

落胆の色が見えました。




それから間もなくです、

マイケルと連絡が取れなくなったのは…。




その後、マイケルがどこに行ったのか、

誰にもわかりませんでした。



困った私たちもここまでの計画をその後、

独自で進めることも検討しましたが、

後々、面倒が起る可能性もあるため、

最終的には計画を断念しました。



しばらくして、こんな話が耳に入ってきました。



マイケルはどうやら、地方の仕事で

大きな失敗をしていたようです。



それに加え、あの離婚賠償などで、

当時、資金的にかなり

追い込まれていたようです。




もしかしたら、そのために私たちに近づき、

トラップを仕掛けてきたのでしょうか。



そして、マイケルにいつも 

ついていたあの男・・・。


どうやら、彼の監視役だったようです。



マイケルは お金がすぐに入らないと

わかって逃げたのか、


それとも…。



憶測ですが、マイケルが刺されたのは 

じつは人違いだったのではなく、仕事上の

トラブルだったのかもしれません。




残念ながらこの件が、最初から仕組まれた

詐欺だったとするなら、これまでの流れから、

とても巧妙に仕組まれたものでした

なぜなら、今回の流れの中で 

大家(大手不動産)やKTVの出店予定者など、

多くの善意の第三者まで巻き込んで

いたからです。



幸いにも 私もトラップには 

かかりませんでしたし、

損害もありませんでした。




それからもマイケルは我々の前に

姿を見せることはありませんでしたし

彼がその後、どうなったか?

噂を聞くことも ありませんでした。




そんなマイケルの名を 先月 上海で旧友の

T氏と食事をしていたとき、聞いたのです。





「ああ、そうそう! そういえばマイケルを

 あなたは覚えているかい?」



「マイケル??」



「そうだ、我々をだまそうとしたマイケルだよ」



「ああ、あのときの? ハンドルネームがマイケルで

 たしか本名は張とか言っていたね?

 で、そのマイケルがどうしたの?」




T氏はそれまでの笑顔から、なんともいえ

ないような表情になり


「じつはね・・・ 彼と先日会ったんだよ

街でばったりと…」



「え、ホントに? 」



「会ったというより、見かけたんだよ!

 彼は道隅に座り込んでいて まるで

 浮浪者だった・・・


 最初は私も気づかなかったんだけど、

 なにげに彼と目が合ってね・・・



 あれ、もしやマイケル?

 と思った瞬間、彼は逃げるように

 立ち去ろうとしたので、声をかけたんだ。


 マイケルか? って…


彼は立ち去ろうとする足を止めて

恐る恐る振り返ったよ。」




「・・・」





「マイケル、どうしていたんだ??

 そう言っても 彼は何も答えなかった・・・。


 しばらく、じっとこちらを見つめながら、

 静かに両手を差し出してきたんだ

 お金を恵んでくれといわんばかりに・・・ 。



T氏は言葉もでず、ポケットから100元札を

1枚取り出すと、マイケルに渡したという



マイケルはそれを受け取ると、そのまま黙って

人ごみに消えていったそうです。



「マイケルとは、何も言葉を交わさなかったの?」



私の問いにT氏は、

「マイケルのあの姿と、お金を受け取ったとき、

彼の目に光るものをみたら、何も言えなかったよ・・・。」




「・・・・。」






今さらですが、私たちが知るかぎり、

マイケルは詐欺師になるような人間だと

どうしても思えないのです。



あの生き生きとして仕事に燃え、 

地方のホテルで一晩中、近い将来 

一緒に仕事をやることを熱く語りあったときの

彼こそが本来のマイケルだと信じています。



彼をあれほど変えるほど、彼の身に何がおこった

のでしょうか。




マイケルを思い出すたびに いまさらながら

残念でなりません・・・。





長い間 お付き合いいただきまして

ありがとうございました。








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