三番目の魔女

ギリーは森の中の小さな小屋で何の血の繋がりも無い二人の女性と暮らしている。彼女達が人里離れた森の小屋に住んでいるのは、薬草などの知識に詳しい“魔女”だから。そしてギリーは年老いた彼女達に従うことで、自分の望みを叶えようとしていた。ギリーの望みは自分の父を殺した国一番の武将の命を奪うこと…。


シェイクスピア三大悲劇の一つ『マクベス』をモチーフとし、“三人の魔女”の一人ギリーの視点でマクベスを見つめ直すというストーリー。大学で英文学を専攻していたくせに、三人の魔女って全員お年を召した方では無かったっけ?などと疑問を抱きつつ読み始めたのですが、読み進めるうちにどんどんストーリーに引き込まれ、魔女が少女であることなぞ、全く気にならなくなりました。


復讐を果たすために「人としての愛情・友情・信頼といった心を捨てる」と豪語しているギリーが気付かないうちに、自分が気持ちを寄せた大切な人のために奔走。特に良い味を出しているのが、マクベスに復讐を果たすべく、マクベスの居城に下働きとして乗り込むギリーが世話をする事になったポッドとの姉弟とも言える信頼関係で。弱者に対して冷たい世界の中でもがき、何とか生き抜こうとするギリーの強さには心を打たれます。


マクベスが三人の魔女から聞いた予言『女から生まれた男はだれも マクベスに害なすことなど出来ない』を耳にしたギリーは(ギリー本人も魔女の一人として予言の現場に立ち会っていた)、男が手を下すことができないなら、と自ら手にかけるつもりでマクベスの後を追います。このシーン、何だか『指輪物語』のエオウィンを連想して思わず笑ってしまいました。


そんなこんなで英米文学好きには溜まらない一作。マクベス本編のストーリーを知らなくても十分楽しめる物語だと思われます。ジャンルとしては児童書扱いになるのかも知れませんが、味わえば味わうほど深みが出る、そんな作品なので大人でも読み応えありです。


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いよいよGoogleブック検索日本語版がBETA版で稼動!!

amazonの「なか見検索」機能が始まった時も感動したけれど、世界中ありとあらゆる本を内容から検索できるなんて、本当に素晴らしい!!


と言う訳で早速使ってみました。Googleブック検索


検索してみたのは下記キーワード。


「金色」 「瞳」 「影」 :検索結果=0

⇒大昔にNHKラジオ「原書で読む世界の名作」で「金色の瞳に映る影」という小説を扱っていて、翻訳を読んでみたいので。


「盗まれた」 「記憶」 「博物館」:検索結果=0

⇒ラルフ・イーザウ著『盗まれた記憶の博物館』が大好きなので。ちなみに「イシュタル門」「アレクサンドリア図書館」でも検索しましたが、検索結果は0でしたが、「記憶」「博物館」で検索したところ189件ヒット。


「プリンスエドワード島」:検索結果=3

⇒「赤毛のアン」シリーズそのものは検索結果に反映されず。


「フロド」:検索結果=1

「ガンダルフ」:検索結果=0

「アラゴルン」:検索結果=0

⇒ご存知『指輪物語』主要登場人物名。著者の「トールキン」で検索した時のヒット数が一番多く9件でした。


感想としては、小説や読み物を探す、というよりも評論や書評系の本を探す場合に向いているということ。まだまだ検索される本の総数が少ないんだろうな、という印象も受けました。読み物を探すなら、amazonの方が検索データベースとしては強いというのが個人的な意見(あくまで小説ばかり読んでいる個人的な感想ですが)。


ただ、最近本屋が開いている時間に帰宅できない寂しい身の上としては、やっぱり一刻も早く、このGoogleブック検索、本格稼動して頂きたいです!


お試し検索してみた『盗まれた記憶の博物館』は児童書と侮ってはならない、大人が読んでも十分楽しめる読み応えのある本です。『ダ・ヴィンチ・コード』ファンなら是非手に取るべし!




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仕事と私

テーマ:

会社を出たのが23時45分。


乗った電車は終電。


家に持ち帰った書類の記入が終わったのが1時過ぎ。


そこから友人へメールを打って、お気に入りブログをチェック。


現在、2時26分。


時間の使い方が下手なのか、それともやりたい事が多すぎるのか…。


1日が36時間あれば良いのに。


チュチュ・オプティマ
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