先日の、オルフェーブルの阪神大賞典です。

TVで見てました。


いやー・・・

競馬を始めて、約20年、大きなレースであれほどの衝撃は初めてです。

あれで勝ってしまっていたら、それこそ競馬史に残るレースでしたね。



で、個人的に、過去の衝撃のレースを回顧してみました。

大きなレース限定です。

未勝利戦なんかでも、トーセンノースランなど、凄かったのは色々ありますけど♪

古い順に・・・あと、角田騎乗のはひいき目が大きいです。



シスタートウショウ(1991年オークス;2着)

圧倒的1番人気で、スタート出遅れ。道中は後方2~3番手を進み、そのまま直線へ。

大外をブン回し、他の馬が止まっているかのような脚で、勝ったイソノルーブルとハナ差(だったかな?)。

TV中継のレース回顧で、女性陣が、桜の借りを返したイソノルーブルを絶賛する中、井崎さんと故・大川さんが、シスターと角田を絶賛していたのが印象的です。



メジロマックイーン(1991年天皇賞・秋;18着降着)

当時ノリに乗っていた武豊騎手がどん底に叩き落されたレースです。

結果降着にはなりましたが、不良馬場の中、これほどのレースで、他馬を遥か後方に置き去りにする圧勝劇。

ライアンが好きだった私は、マックイーンが嫌いでしたが、このレースで逆に好きになりました。

結果優勝したプレクラスニーの江田騎手の、インタビューでの複雑な表情も印象的でした。



メジロパーマー(1992年有馬記念&1993年阪神大賞典)

有馬は、この馬が・・というよりレース自体が凄いモノでした。

パーマーとダイタクヘリオスが超大逃げ。ダイタクは最終コーナー手前で力尽きましたが、パーマーは、1頭だけ追い込んできたレガシーワールドをハナ差振り切り勝利しました。

そして、翌年の阪神大賞典。有馬を制したのはフロックを思われ、3番人気の中、相手が、「詰めの甘さにかけては競馬史に残る」ナイスネイチャだったとはいえ、一旦交わされながら、抜き返して勝利。

杉本アナの「またメジロパーマーだ、またまたメジロパーマーだ・・」の実況が印象的です。

ちなみにこの馬、障害転向も結果を出せず平地に戻り、92年の宝塚を人気薄で制すのですが、その時は馬主さんも、まさか勝つとは思わず現場にいなかった・・・という余談もあります。



ヒシアマゾン(1994年クリスタルC)

当時の競馬を知らない若い人は、「この馬を1200mのレースに何で出したんだ?」と、言う人が結構いるのはちょっと驚きですが・・・

外国産馬が出走できるレースが限られる中、メンツが揃っていなかったとはいえ、あの追い込みは壮絶でした。

現地で見ていた人よりも、TV中継を見ていた人の方が、「見えないところから1頭突っ込んできた・・」という意味で、より衝撃を受けたと思います。



フジキセキ(1995年弥生賞)

これは完全にひいき目です。ここに挙げた中では衝撃度は高くありません。

これが結果最後のレースとなってしまったことで、美化されすぎているのだと思います。

それでも、中山の直線で、一旦ホッカイルソーにかわされかけながら、一気に突き放し2馬身以上の差をつけて勝利したのは、凄かったです。



クロフネ(2001年武蔵野S)

これは衝撃でした。ダート初挑戦で、ファンも半信半疑で見ていました。

すると、府中の3角過ぎから馬なりであっという間に先頭に立ち、直線は持ったままで大差を付けての勝利。

続くJCダートも同様のレースで勝ちましたが、衝撃度という意味ではこちらの方がより大きかったと思います。

現地観戦しましたが、馬なりで先頭に立った時の場内のざわめきは凄かったです。



スノーフェアリー(2011年エリザベス女王杯)

TV中継を見ただけですが、これは、「お前らとはレベルが違うんだよ」という感じのもの凄い勝ちっぷりでした。

こちらは、あまり思い入れがないので(笑)こんなトコで。



クロフネ~スノーフェアリーの間にも、それなりに凄いレースはあったと思いますが、余り印象に残っていません。

「衝撃のレース」で検索すると、ディープやウォッカやブライアンやサイレンススズカ等を挙げる人が多いですが、ハッキリ言って、それらはあまり好きな馬ではないので(笑)




それにしても、オルフェーブルのレースは、衝撃というか、ほぼ「マンガ」ですね。

ビックリしました。