渡辺やよいの楽園

小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。


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渡辺やよいの楽園



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よろしくお願いします。











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7月17日に行って来た。
私の漫画家になるきっかけをくださった、偉大なる萩尾先生の講演会にぜひ行きたかった。
いろいろ生のお話を聞けて、とても刺激的だった。
以下は、お話のメモをざっと。
聞きながらなので、全部は無理だったかもしれないが、こんな感じだった。

 萩尾望都先生への10の質問から

○「銀の三角」のイメージは、昔、武蔵音大に古い楽器を見に行き、古楽器のパンフを眺め、美しいなあ、こういう楽器を奏でる古代民族の話をかきたいな、とイメージが膨らんだ。
○「トーマの心臓」当時は資料がほとんどなく、想像やでっち上げも多い。
 トーマが冒頭高架から飛び降りるシーンの高架や線路も、想像で描いた。
 ドイツや作家のヘルマンヘッセが好きで、美しいもの引かれる心がヘッセとリンクした。
 植物分布図を眺めるのが好きで、ドイツの花の咲く木の分布など調べた。漫画の中の植物は、ちゃんとリアルに調べ描く。「マルゴ」の当時は、今のような派手な薔薇はなく、当時の絵画などを参考に描いている。
 蝶を出すシーンで、アゲハチョウを描いたら、読者からヨーロッパにはアゲハはいないと指摘され、失敗だった。
 トーマの遺書の中のせりふ、「ぼくは彼の中に生きる」のせりふを、コミックで「彼の目の上に」に変えたのは、もともとは目の上にだったが、読者にわかりづらいかな、と変えた。しかし、彼の中に生きるというのはあまりにおこがましく、想い出として目の上に生きる、がやはりふさわしいと思い、戻した。
 あと、今後もトーマに関する作品は描く予定はない。
○昔は漫画のアイディアノートブックに、いつも100くらいの書きたいことがメモってあった。以前美内すずえ先生にその話をしたら、彼女は常時500くらい描きたいもののアイディアがあると聞いて、驚いた。
 描きたいものは、編集からページ数と締め切りをもらうと、ちょうど当てはまりそうなテーマを決める。
○「ポーの一族」なぜ続編を描こうと思ったか? 読者の熱望もさることながら
、知人の夢枕獏さんがあうたびに、続編描かないの?と、催促してきたので。
 「春の夢」は、第二次世界大戦前後のエドガーたちの話が描きたかったから。
 キリアンのその後は、自分でもわからないそう。
 おかげさまでフラワーズは初版3万5千部完売、5万部に増刷。当初、編集さんは10万部刷ろうと言ったが、営業にありえないだろうと言われ、諦めたが、今思うと詰めが甘かったと後悔しているそう。
○「春の夢」に薔薇が出てこないのは、冬で咲いてないから。フラワーズの表紙の青い薔薇は、あり得ないこと、不可能なことの象徴の花なので、想像で描いた。
「エディス」のラスト、エドガーはどうなったかは、萩尾先生はきっとまだどこかを彷徨っているのではないか、と。
○萩尾先生の死生観。
 中学生の頃から死を意識し、生きているうちにやりたいことをしよう、描きたいものを描こうと駈け足気味だった。
 だが、ソビエトで観光バスの交通事故で生死を彷徨って以来、あ、ほんとに死ぬんだな、と実感したら、逆に、ま、どうでもいいか、とゆるくなった。
 老人は75歳まで一人暮らしできるが、それ以降は身体ではなく脳が衰える。できればピンコロリンで、死にたい。(直前までピンピンしてて、コロリと死ぬ)
○「ユニコーンの夢」にはスクリーントーンがまったく使われていないが?
引っ越したばかりで手元にトーンがなかったので、手描きになった。
 先生のお気に入りのキャラは、ベスト3というわけでもないが、オスカー、フロル、エドガーが好き、あとレオくんも。
○漫画でなければできないもの。
 キャラクターと心情だと思う。
 望み通りの、それ以上の表情を描けたときの悦び。
○行ってみたいところ。
 今は16世紀のフランスのことで頭がいっぱいだが、ガラパゴスにはもう一度行ってみたい。荒々しい風景がいい。あと、ケニアもいい。
○フロルが大好き。ああいう元気でハチャメチャな子がいい。アウェイでヒロインをフロルっぽくしたが、彼女ほどはっちゃけなかったのは日本人のせいか。
 
 あと、NHKの「漫勉」収録のこぼれ話なども面白かった。
 1日収録が結局4日に延び、スタッフさんが11人で、1日中呑まず食わずで収録にあたっていて、驚いた、とのこと。

 もうひとつ、先生は昔はカラーを、そこらのスケッチブックをびりびり破り取って水彩で描いている。
 弘法筆を選ばず、ではないが、ほんとうに描ける人は、道具を選ばないのだなぁと、感動した。

  仕事でずっと引き蘢りなので、とても刺激的な時間だった。

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 東京はすでに熱帯地方に突入している感じ。
 猫も不細工にぐったりしている。
 今年の夏は、仕事しかしない予定。えー、9月までに4冊書き下ろしてですが。。。死ぬ。
 どこにもレジャーに行かない。
 家族全員禁欲的な生活をすることになる。
 早く、受験年が終わってくれ。無事、合格で。そして、来年こそは温泉でまったりしたいわ。

 
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 仕事仕事で今年の半分終わってしまう。
 残りの半年も、仕事仕事で暮れそう。
 子どもがダブル受験という、育児史上最高に出費がかさむ一年である。
 母は仕事するののみ。

 漫画のネーム。
 

 実は原作者の仕事で、ネームまで切っている。漫画家だった強みでもある。
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「人妻  乱れ堕ちて……」 (二見文庫)
 表紙できました。




Amazonでも予約始まってます。

平凡な人妻が、ひょんなことから大金を得て、男に堕ちていくお話です。

お金は怖い……。よろしくお願いします。


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「人妻  乱れ堕ちて……」 (二見文庫)
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二見書房より、 05/25 二見文庫(官能シリーズ)「人妻転落 (仮)」

が、出ます。

(仮)が笑える。
官能小説のタイトルは、編集さんがつけることが多いので、本人も本が出るまでタイトルがわからない時もあります。
 まあ、内容は仮題のとおりで、慎ましく内気な人妻が、とあることをきっかけに淫らに転落していくお話です。エロいっす!

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 今年は子ども二人が受験生で、膨大な出費のために、目一杯仕事を入れてしまい、とにかく仕事しかしていない。
 自由業は不自由業で、「連休明けにください」という締め切りばかりで、他人さまがお休みしているのを横目に、こちらは必死で仕事している。
 唯一、大ファンのゲームアニメ「Fate」の
アプリゲーム「Fate/GrandOrder」のイベントで、早朝の新宿に駆けつけ、令呪ステッカーを手に入れ、お気に入りのキャラの前で記念撮影してくる、というのが連休最大のイベントとなる。とほほ。
 
 

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 去年から今年にかけて、一日も休み無く、ずっと仕事で、ストレスがMAX。
 酒も煙草もやらない私は、甘いものに手が伸びてしまい、ここ十年来のMAXの体重に!

 ああ、仕事量と体重が見事に比例する……。
 
 

 ソファで仕事していると、膝の上にありたけの犬猫が乗ってくる。
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 先日、我が家の猫のくーが、静かに息を引き取った。
 我が家はこれで猫が二匹になった。

 ところで、うちにいる犬の牛太郎は、リビング族(我が家では、リビングが猫犬スペース。二階に爬虫類スペース、とわけている)の中で、カーストの最下位である。
 犬というのは、長いこと集団生活をしていたせいか、自分のカーストや年功序列にこだわるところがある。
 リビング族の中では、牛太郎が一番最後に来たので、彼は自分が猫たちより地位が低いのだと思い込んでいる。
 それは牛太郎が成長して、猫の何倍もの大きさになっても同じだ。
 猫たちは威張って牛太郎を苛めたりする。
 水飲みの順番も、猫が最優先。
 牛太郎のご飯を、見張っていないと猫が取り上げてしまうこともある。
 私はずっと図体のでかい彼が、猫どもにへいこらしているのが歯がゆかった。

 それが、くーが逝って数日後。
 私がリビングのソファでお茶を飲んでいると、牛太郎がソファの回りをやたらうろうろする。そして、なにか言いたそうに私を見上げて、くんくんいう。
「どうしたの?」と、声をかけると、彼はソファに前脚をかけたかと思うと、ふいにひょいとソファに飛び乗ったのである。
 私は驚いた。
 我が家にきてから十年、牛太郎がソファに乗ったことは一度もなかったのだ。なので、足が短い犬だからソファに上れないんだろうと(失礼)思い込んでいた。
 いつも猫たちがソファに寝て、牛太郎は床に寝ていたのだ。

 ソファに乗った彼は、のびのび手足を伸ばし、私の膝に顎を載せて、満足げにため息を付いた。
 ああ、そうか、と私は気がついた。
 牛太郎はずっとソファに乗りたかったのだ。
 だが、今までは猫たちがソファを占領していた。
 だから彼はソファに乗れなかったのではなく、猫たちに遠慮して、乗らなかったのだ。
 それが、くーが死んで、一匹分スペースが余った。
 犬には生死というのものはわからないらしいが、何日か様子を見て、どうもくーが戻ってこず、ソファは空いているのだ、と判断したらしい。
 私が彼の「ソファに乗っていいですか?」という問いに、拒絶しなかったので、彼は主人の承諾が出たと判断した。
 そこで彼は、満を持して、ソファのスペースにありついたというわけだ。
 牛太郎のカーストが、ワンアップしたということか。

 

 嬉しそうに目を閉じている牛太郎を見て、私は少し笑ってしまった。
 規律は守るが、抜け目ないというか。
 それ以来、牛太郎はずっとソファで寝ている。

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