本日は青山円形劇場にて舞台『川崎ガリバー』を観劇してきました。
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あらすじ。
「とある研究室。今まさにタイムマシン装置が完成しようとしている。
父の逝去により大企業のトップに就任した川崎明は、 「簡単に金儲けが出来る!」と有頂天!
開発者、向井公平の制止もお構いなしに、早速タイムスリップを試みる。

無事に成功!!と、安堵したのも束の間。
2人が辿り着いたのは、なんと江戸時代だった!

一儲けを企む若社長。その暴走を監視する科学者。
幕府転覆を目論む浪人。徳川に忠誠を誓う忍。
様々な思惑が絡み合い、2人は刻まれた歴史と対峙することに—
時の奔流に飲み込まれた未来からの珍客を待ち受ける運命とは!?」
(公式サイトより抜粋)


うわぁ、なんというか、なんていうか。
面白いは面白かったけれどもなんというか。
自分的には少しモヤモヤしてしまうストーリーでした。
役者さんたちの作品への愛着や稽古量を感じるいい舞台ではあったと思います。
江戸時代が主だったので殺陣が輝いてました!

以下盛大にネタバレしながらの感想。










佐藤永典くん扮する川崎は金儲けしか考えていない若社長。
兄弟同然のように育ってきた研究者の向井が開発したタイムスリップマシン、名付けて「川崎ガリバー」で川崎カンパニーを世界一の企業にしようと試みる。
しかしタイムスリップマシンがその効果を果たすためには大量の金が必要。
なので金——徳川埋蔵金を手に入れるために川崎たちは徳川時代の江戸時代にタイムスリップ。
最初のタイムスリップで幕府討伐を謀る反幕派の浪人チュウヤたちに力を貸すことを約束した川崎は、代わりに埋蔵金を要求。
向井は「タイムパラドックスが起こってしまう」と必死に止めるものの、横暴な川崎には敵わず振り回されっぱなし。
結局川崎のトーク力、アイパッドの文明の機器を駆使し川崎たちは江戸幕府倒幕を果たす。
金も手に入れ、意気揚々とタイムスリップで元いた時代に帰る川崎と、これでいいのか不安しかない向井。

そして元の時代に戻った川崎に待っていたのは向井がいない時代。

川崎カンパニーもなくなり、他の会社に成り代わっている。
その会社もタイムスリップマシンの開発を進めていたが上手くいっていないよう。
そして歴史を変えたことで向井がいない世界になってしまっている。

失って初めて向井の大切さに気付いた川崎は、再びタイムスリップ。
江戸城に忍び込んだ一向の後の時間軸。
ひとりの敵忍者から追いはぎをしてその服に身を包み正体がバレないように一向の後を追いかける川崎。
忍者を言いくるめて道を開く川崎と、それを止めて引き返すように何とかしようとする忍者川崎。
結局過去の金に目がくらんでいる川崎を止められない忍者川崎。「俺、性格悪すぎ」とここで忍者川崎は自分の横暴な態度に初めて驚く。自分では気がつかないものですね。
せめて、と江戸城後略のキーであるアイパッドを壊すことには成功する忍者川崎だが、事態は前回トリップ時以上に悪い方向へ。
徳川家光?の部屋へも辿り着けず、仲間の一人も捕らえられ、敵に囲まれた状態でチュウヤが影武者だったことを知る一向。
みんな戦いで瀕死状態になり、四面楚歌状態。
川崎も殺される寸前で、そこで向井が身を挺してかばう。命を落とす向井。

そこで4度目のタイムスリップ。
江戸城に突入してからは止められない、なら——と5度目のスリップ。

密告者がいるなら対応できないだろう今夜突入だ!と作戦会議の場面。
そこで半蔵たちが突入。完全に包囲。動揺するチュウヤたち。
「密告者がいたのでなぁ」と不敵に半蔵が笑い、頭巾をとって顔を見せる密告者、川崎。
「タイムパラドックスを起こさないためにはこうするしかなかった」と深く頭を下げる密告者の川崎。
「この捕まることには意味がある、200年後に坂本龍馬が倒幕を果たすから」との川崎の言葉に「俺たちの力が足りなかった」とチュウヤたち反幕府派の3人は抵抗するわけでもなく連行されていく。一人を残して。
その一人は本物のチュウヤ。反幕府の想いを継ぐ、と約束して川崎と向井は元の時代へ。

今度は無事に元いた同じ時間に帰れたふたり。
このタイムスリップを最後に「川崎ガリバー」を壊す川崎。



ううん、モヤモヤ。
歴史を変えたことで存在がなかったことにされた向井のためにタイムスリップ。
そして知り合った3人の反幕府派の武士をみすみす見殺しにしてしまうというのも。
川崎が考えに考えて、一番ベストで歴史を変えないようにした結果なのだというのも勿論わかりますが、なんだか腑に落ちません。
川崎たちがタイムスリップしなければ、そのまま内部の密告者によって計画は失敗で死罪になっていたのもわかりますが、その密告者が川崎というのも。
チュウヤが実は影武者で、本当のチュウヤが別にいて、そのチュウヤだけ連行されないように川崎が掛け合っていたというのも。あとの3人はいいのか!と思ってしまう。
どうすれば皆が幸せな時間になれたのかと考えるとまだ答えは見つからないのですが、この世界は違うのかなぁと個人的には思います。
面白かったですけど、余韻に浸れるものではありませんでした。

あと私自身が日本史にはとても疎いので役名など全然覚えられていないのがレポするにも無念。
佐藤くんは最近見る機会が多かったのですが、これは着替え頑張っているなぁと。それが一番大きな感想。
勿論それだけでなく、最初の横暴な川崎からタイムスリップで色々経験していくにつれ考えが変わるのもよくわかりました。
根本さんは多分初めて拝見したのですが、大人の男性ですね。
落ち着いた雰囲気で知的な感じのトキムラでした。殺陣がカッコよかったです。
上鶴さんはテニミュ経由で上鶴さんの桃城は当時青学メンバーで一番好きでした。笑いのアドリブ取る人に私は弱い。
今回はとても真面目な役柄だったので終始笑わせるようなところはありませんでした。新しい一面を見た気分。
着物が殺陣で靡くのが綺麗。あと槍捌きが美しい。
チュウヤという反幕府浪士の4人のリーダーのような役割でしたが、声が低いのでそういった威厳も存分に出ていて素敵でした。
あとWBBの佐野兄弟が演出・出演する舞台ということでしたが向井役として出演の佐野大樹さんもとても良かったです!
笑い方も独特で印象に残りますねwww
帰りにロビーでご本人がチケット販売されていて買えなくてごめんなさいしながら帰ってきました。平日だから…!
WBBの舞台で、役者さんの雰囲気だとかがかなり好きな感じではありましたので、次回以降のWBBの舞台も観れたらいいなとは思います。


タイムスリップものだったので同じ場面を繰り返す、ということで一回目のお面を外さないところも伏線だったのか!と思いながらの観劇。
伏線を確認しながら観ても絶対面白いですね。
私に理解能力が足りないだけなのか、難しい舞台だったとは思います。
人の死が絡むと何だか納得できない性質のようです。


4/28まで青山円形劇場でやっているようです!
まだ始まったばかりですし、平日チケットあるみたいなので是非是非ー!^^
http://www.w-b-bros.jp/schedule.html


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