Wattan Net Life

                                         


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 それをやっている本人たちは、おそらく「こんな体験をして、こんな写真を撮って、こんなコメントを発する自分を世間に認めてもらいたい」の一心で、ある種の自己満足と達成感、そして幾許かの金銭欲と野心を抱いて現場に赴いているのかも知れない。でも、それがこの仕事の「やりがい」であるならば、それはどんな職業に就いている者にも共通する労働者の本音なのだろうと私は思う。

 同様にどんな職業であれ、とくにそれが個人請負ならばなおさらリスクは付きまとう。だからと言って私はここで「リスク管理云々」について就労する当事者を批判するつもりはない。なぜならそういう職業なのだから、そこで仕事をしている者には被害を最小限に留める術はあっても、「もっと稼ぎたい」、「もっと成果を挙げたい」と自分を急き立てるようにして仕事にのめり込んでいるときほど労働災害は避けられないからだ。また、依頼人やクライアントから「やりがい」を刺激されつつ、早急に成果を希求されれば結局、本人はそれに翻ろうされてしまう。

 まわりくどい言い回しになってしまった。単に私は、戦場取材をするフリージャーナリストが現場で何らかの被害に遭遇した場合、それが「個人請負」あるいは「個人事業主」という労働形態であるために、現場でのリスク・コントロールでも責任の所在が「自己責任」などと位置づけられてしまいがちな社会に異論があるからだ。だって、

“そんな危険な場所に行っている「個人請負」業者から貴重な情報を買い取っている奴らには何の責任もないのか?”

 そのように思ってしまうからだ。具体的な例を述べると、局の報道番組などで現場取材のフリー記者を「電話出演」させて現地報告をさせるなど。こういう番組のプロデューサーが非公式の個人的な会話の中で「もっと面白いネタ取って来て下さいよ」などと一言つぶやくと、現場のフリーにしてみれば、その「つぶやき」一言がその先、取材リスクの限界域を左右しかねない重要な一言になってしまうだろう。ネタの価値ひとつでギャラが上がりもすれば下がりもする。貧乏記者が外国の危険地域で取材活動するには、ギャラ問題も行く先の明暗を分ける。

 万が一、危険地域での取材活動中にフリージャーナリストが何らかのトラブルに巻き込まれた場合、その者から情報を買い取っていたマスメディアにも責任の一端はありはしないだろうか。

 もし、マスメディア関係者にもそのように考えている人がいるのであれば問題解決のためにアクションを起こしていただきたいと思う。


Wattan Net Life-クンドゥースの街道

                 【アフガニスタン・クンドゥースの街道・市場】


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