Y太は、本当にアタマがいいやつだ。

朝、母からの電話で、「精神的に疲れたから今日は休みたい」だと!
なに生意気なこと言ってやがるんだ、とは思うものの、木曜日の授業(と称する)の時に、やったことの1/3部分を、ちゃっかり取り込んでいる。

その日は「気分転換について」話をした。
1.精神的疲れと肉体的疲れがアンバランスになると眠れなかったり、体調をくずしたりする
2.誰にでも精神的な疲れはある
3.解消法として気分転換、気晴らしなどを工夫する
ざっとこんな内容だったが、そのうちの2だけをちゃっかり取り込んだ。

このタイプのものの特徴として、目や耳からの情報を自分に都合の良い部分を、自分の都合に合わせてあてはめるのが多い。

頭がいいから、「あ、それ!」と飛びつく。
「大勢が苦手」「対人恐怖」「人目が気になる」・・・・・・あれやこれや。
マスコミで流されたり、親が知らず知らずの内に人に話したりの中から、「いーねェ、それ使おう」というわけだ。

実際、テレビなどのコメンテーター様の中には、実情も知らないくせに、わかっているような発言をもっともらしく話す人がたくさんいる。
こういう人たちの発言は、うってつけの情報源となる。

Y太のように自力で何かを乗り越える体験をしないで年齢を重ねてきて、しかも知能が高いと、本当にやり直しに時間がかかる。

やればできる子なのに、やりとげた経験が少ない。
それをわかっているから、自身がなくて不安感が強い。
痛々しいと思うけど、特効薬はない。
本当に、大変だ。
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ようやく今日、展覧会のためのさっちゃん先生の版画を返しに行って来た。

会が終わる直前に、年賀状の見本を送ってほしいという電話があって、「エー!もう?・・・・・・!」とすざましく驚いたものの、よく考えてみれば、このグループからの申し出は、毎年今頃なのだ。
自分たちが展覧会やってて、忘れていただけ。
でもびっくりだ。

そういえば、お歳暮商戦も始まっているし、生協のカタログには「おせち」。
もうノックアウトだ。

かたづけもそこそこに、見本作りに取りかかったが、サンプル集に、なかなかいいものがなく、ちょっと四苦八苦だった。
うさぎなんて、どう描いてもかわいくなっちゃうのに・・・・・・と思いつつも、絵に関しては、チョー苦手の自分は、クチだけ達者。
でも、それもどうやら指定日にまにあうように送り、時間を作れた、というわけ。

天気がいいから、観光地は混んでいるだろうと予測がつくが、古都鎌倉の狭い道を人が途切れることなく流れているのを抜けるよりは、やはり国道でしょう、と、海沿いの道をユルユルと。
やっぱり混んでた。
天気よし、海よし、江ノ電よし・・・・・・からな。

去年の秋、ケーイチとY太をつれて、鎌倉画廊へ高橋幸子展に行ったのを思い出した。
あの時、Y太は、ものすごく丁寧に見ていて、「スゴイネー。これみんな高橋先生がやったの?」との感想だった。
もう一年たつのか・・・・・・。
今年の峠の展覧会には、そのY太の作品も2点展示され、みなさんにとてもほめられたのだから、一年いろいろあったにしろ、彼が峠通いを続けて来られて、本当に良かったなと思っている。

もう少し、峠での彼と家での彼の二面性の溝が埋まればなァ、と思うのだが。
今は、まだジギルとハイドではないが、家に帰る途中のどこかで人格が入れ替わるのではないか、という思いが強い。
家でのことにはわれわれは手出しできないから、歯がゆさが大きいのだ。
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