「生き埋め」。
何とも恐ろしい言葉である。12日に起きた中国の信じられないような大地震のニュースでその数が何千人、何万人と伝えられるたびに思う。
 大きい国土のところでは、活断層も、けたはずれに大きいようで、伝えられていることは、きっと一部のことに限られているのだろうが、すごい。
 この前のビルマのサイクロンといい、時間をおかずに起きた、この自身といい、地球が怒っているとしか思えない。
でも、地球の怒りは、弱い立場の人々を痛めつけることが多い。
地球の意思ではないのだが・・・・・・。
 私は、地震にも台風にも、いつも恐れおののいている。
ニュース画面を見ては、「あんなことになったらどうしよう」「大地震がきたら絶対自力では再建できないよ」「暮らしていけるだろうか」などと、次々不安がつきあげてくる。
 数ヶ月前に、生活塾に来ているS君の、読書の時間に、山古志村のマリのこと・・・・・・映画化もされた、村に置き去りにされた犬が、生まれたばかりの子犬を守り育て、生き抜いて救出された実話・・・・・・を読んで、「これって本当にあったことなの?」と聞いた。
なんと彼は、新潟の地震のことを何も知らず、われわれは少なからず、ショックだった。
繰り返し繰り返しニュースで流れ、見ていないはずはないのに、社会への関心の無さがちょっとこわかった。
 ここへ集っているみんなには、子どもは子どもなりの社会への関心とか、よその国で起きていることとか、他者の身の上に思いを寄せるなどを育てていきたいものだと、いろいろ工夫している。
にもかかわらず、なんだヨー、Sくん。
 まだまだ私たちの努力が足りないのだね、きっと。
断片的な情報とか、偏った判断や独断的な人の意見に、ウワーっと流されないようになってもらいたいし、それが自分の身を守ることにもつながると思っている。
自分勝手な思い込みの判断ではく、よく見、聞き、時間をかけて身につけたことを、自分の一大事の時に「自分で考えて、どうするか判断する」ことを目指している。

 それにしても、災害大国日本で、地震に限らず、何かあった時、避難所となるのは、多くの場合学校だけど、今回中国で、その学校がいくつもいくつもペシャンコに崩れ、子どもたちが下敷きになってしまったのが、特に痛ましい。
 みんなには、2万とか3万とか、無機質な数字として、受け止めるのでなく、それを形作り、「1」という数字は、自分であり、親であり、友だちなのだという良識を持ってもらえるよう働きかけて行きたいと思う。
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 待ちに待った連休初日。
去年の5月3日は、車3台連ねて、子どもやおとな総勢14人で焚き木持参で、焚き火をしに戸沢へ出かけたというのに、今年は、とにかく休みが欲しい、休みたい、のみ。
ゴミ出しもスルーして、10時近くに、いやいや起き出して、お茶飲んでいたら、ミラヤマ君から
「行っていい?」
の電話。
多分、というか、きっと、というか、予想していたことだ。
 来るなり、
「お母さん退院したよ」。
彼の母は心臓だの糖尿だの悪化させて入院していた。
病院にいた時は、
「カンゴクさんに内緒で、あめくれ」
とか
「こんなんなら死んだ方がいい」
とか言って彼を困らせてると聞いていたから、家に帰って来たら、さぞかし自分勝手をするのだろうなと思っていた。
 案の定、
「おニイちゃん(姉の夫)には内緒にしとけって言って、あちこち出かけてる。きのうは夜の集会に行ったよ。だって券を持って来るからさァ」
 所属している宗教団体の会合のことだ。
 病気なのだから、休んでいいって言ってくれないの?
おかしいじゃないの。困ってる時に助け合うのが、仲間でしょ。
「だって、しょうがないよ」。
いつもこうだ。ハラが立つ。
 前に来た時、
「お母さんがいないから、朝ごはんも自分でやって食べてる。洗濯も自分でやってる。でも、夜はやっぱし、やっぱしひとりじゃさみしいよ」
と、ヒシと見つめて目を赤くしていた。
 誰か、会の人が来てくれないの?
いつもお母さんは○○○会のために、一生懸命やっているのだから、困る時はお互い様でしょ。
 誰も来てくれないけど、昨日は来いと言われたから、ザザン会に行った、と言う。
支部長さんの所が近いから。
え?近くに支部長さんなる人がいるんだ!でも、誰も助けてくれないんだ!そういう集団ってど~よ?
 ザザン会ってどんなことするの?
「活動報告とか・・・・・・悩みを言うとか・・・・・・」
みんなどんな活動してるの?
「ジッジツは聞いてても、わからないんだよ」
ミラヤマ君は、悩みとか相談したの?
「ホラ、ボッボクは悩みなんてないからさァ・・・・・・」
アノネー、今、奥さん先生(注※園長)にしゃべったようなことが悩みなんだよ。
それは言ったのだそうだ。
えらい支部長さんは、
「とにかくオダイモクをあげるように。そうすればクドクがあるから」
だって。
 ミラヤマ君に言ってもしかたのないことだが、私は激怒した。
ハラがたって、ハラがたって彼がかわいそうで。
それが4週間ほど前のことだ。
 そして今また、仲間を見殺しにするような話。
彼の悩みは増える一方だ・・・・・・本人が悩みと思っていないだけで。
 宗教って、人の心を救うもんじゃないの?
人の心のつっかい棒になるようなものじゃないの?
 相談する人は、奥さん先生しかいないから、と言う会員を、救ってやってくれよ!まさか、日常の宗教活動って、選挙がらみだけっていうわけじゃないよね・・・・・・?彼の口癖に、
「ホラ、選挙があるからさァ」
というのがあるけど・・・・・・。

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 4月が終わる。
 若い頃から春先は鬼門で、体調がイマイチである。
3月30日に、「春休み料理教室」で肉まん作りをしたのが、何だか随分遠い日のことのように感じられる。
 4月は、進学、進級、入学と、いろいろと子どもたちが(親も、私たちも)気をもむことが多く、結果、がくっときたり、ほっとしたり、悲喜こもごもである。
 そして、新学期から授業時間数が増えた。
長くやればいいってもんじゃないと思うし、人員増もなく、人材も変わらない中で、何を目指しているのか、とハラもたってくる。
 こうなったら、いや、ならなくても、だが、峠工房に集うものたちだけでも、なんとしてでもきたえぬくぞ、ということで、教材作りや、個々の目標設定に、時間と労力を投入した。
今は連休が待ち遠しい。
何の予定もない4日間の休み。
グータラすごして、休み明けから、心を入れ替えてダッシュしたい。
できれば、ベイスターズにもそうしてもらいたい。
お金のないもの同氏、小さな力を結集してがんばるしかないのだから。
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