忘れん坊のメモ帳55

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「あの人ってサァ、アスペルガーじゃないの?」。
場の空気は全く読めないし、いつも言う台詞は同じだし、白か黒かでグレーゾーンがない感じだし、自分の信条というよりはこだわりに近いようなおもむき、他者の立場になれない・・・・・・安部晋三氏のことである。ここ数ヶ月、ずーっと言っていた。だとすれば、彼はアスペルガーの星だよね、総理大臣にだってなれる!
でも、突然の「やめます」会見を聞いていて、ちがうんだとわかった。彼は、精神的に子どものまま、おとなになってしまったんだ、しかも一番合っていない政治家にさせられた。ご立派な家系のせいで、周囲の思惑通りに育てられ、自分でもそう思いこみ、そう信じて、レールの上を何の疑いもなく走って来たけれど、実は一番不向きな仕事についたのかもしれない。
会見の中で、わたしたちにあやまる言葉が一言もなかった。何が大変だァ!って、重戦車のように数の重みであれこれ法案を通して、生活にかかわってくるさまざまなことがあるのに、影響を受けるわたしたちに謝罪しない不思議さ。
そして、さまざまな行き詰まりを、他者のせいにした幼さ。よくあるじゃないですか。
「○○君がね、ボクのことシカトするからね、ボクなんにもできなかったの。」
「××君のこと、ともだちだってしんじてたのにィ、うらぎるんだもん。」
「ボクは、やりたかったんだけど、みんながおうえんしてくれないから、できないよ。ボク、もうやめる。」
自分がうまくいかなかったり、思っていた通りにならない時などに、子どもがする言い訳。
似てる!!
自分の目論見通り、予測通りにならなかったら、投げ出してもいいんだ、と思う子がいなければいいが、と心配になる。発達障害の子たちは、このような状況でパニックを起こしがちだが、それをなんとかするために、本人も親も教育現場もがんばっている。努力している。
おとなたちが、良い手本を見せてこそ、良い教育ができるのでは?とても単純な比喩だけど・・・・・・。
ネェみんな、世の中なかなか自分の思い通りにならないことが多いけど、友達同士で援け合ったり、励ましあったり、一緒に楽しんだりしながら、私たちはたくましく生きて行こうね。でも甘やかさないぞォ!

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忘れん坊のメモ帳54

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ニュースで、社会保険料の着服事件について、厚生労働大臣が、声をひっくり返しつつ、「これは犯罪だ。盗人ですよ。」と怒っていた。言われなくてもわかるよ、そんなこと。アンタがいくら怒って見せたところで、こういうことが多発していた役人の風土?みたいなものがどうにかなるわけでもない。今度の内閣の目玉商品のひとつらしい厚労相だが、この人ひとりでどうにかなるってもんでもないし・・・・・・。つっこみたくなりますよね。
そのあとの、「クローズアップゲンダイ」という番組で、刑務所にいる知的障害者の社会復帰支援についてやっていた。以前から刑務所が知的障害者の受け皿の役割を果たしているという指摘があったが、この番組では、再犯を重ねる知的障害者の人たちを、どう支援して、社会生活が出来るようにするか、の取り組みを取り上げていた。適切な教育訓練もなく、福祉のたすけも得られず、命の瀬戸際で盗みなどを働いてしまった人たちに、少しでも目が向けられるようになったのは進歩だと思う。
で、この両件の犯罪、より悪いのはどっちでしょう?!・・・・・・なんてバカバカしい軽口をたたきたくなる気分。
峠工房を始めたがかりの頃から、軽度の知的障害の人たちが、かなりの割合で、男は暴力団の下働き、女は特殊飲食街へ流れているという現実があった。
まだプレハブの建物だった頃、突然夫の教え子のツネオから手紙が来た。住所は、久里浜少年院。手紙には、出所の身元引受人になってほしい、親には断られたとある。親を呼んで、引受人になるよう説得したが、「もうこりごりだ」と言う。親として、何にそんなにこりたのだか・・・・・・?
知的障害のあるツネオに、久里浜に入るほどの大それた悪事ができるはずもない・・・・・・なんで久里浜に?とにかくたずねてみるということで、私もいっしょに行った。正門の前で、「ああ、ここだったのか」と、ヘンな納得。当時の新聞小説の挿絵で主人公が少年院に送られた場面。この門だった。
係官からの説明では、一番最初に補導されたのは、家から締めだされて、しかたなく、停車していたダンプの運転席で寝ていた時。警察では、別に悪事を働いたというほどのことでもないので、引き取って帰ってもいいと言ったのだが、親は拒否(すでに見捨てられてたのだ・・・・・・)。しかたなく、矯正施設送り。すぐに出られたけど、また何かしでかす。徐々にハクがつき、暴力団にも目をつけられて、言われるままにやることがでかくなって、ついに久里浜少年院、という次第。
結局、少年院側との話し合いにより、暴力団との関係を絶つ、という誓約書(のようなもの)を書かせることで、峠工房が身元引受人となった。アニマル浜口に似た、いかつい顔で、からだも大きかったが、根は気のいいヤツだったし、子どもたちのこともかわいがった。が、自分から関係のあった暴力団の「アニキ」に連絡をとり、出て行った。紙切れなど何の役にも立たない。一度は連れ戻したのだが、今度はアニキが仲間と連れ戻しに来た。もう止められない。夫は、教え子でもあるからか、「いつでも帰って来い」と言ったが、私は「2度とここへ来るんじゃない」と言った。暴力団と渡り合うわけにはいかない。訓練生もいたし、なによりも幼児がいるのだから。甘いことなんか言ってられなかった。
今でもこういう子ってたくさんいるのだろうと思う。
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忘れん坊のメモ帳53

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恒例の夏キャンプが26日、27日に無事終り、いつものようにたっぷり疲れているうちに9月に入った。
2期制の横浜市では、新学期ではなく前期の続きで、しかも各校少しずつバラバラ。始まって、いや、再開して、か、2日目には英語のテストがあると怒っていた中学生のSちゃん。宿題も「ハンパじゃなく残ってるッ」と胸をはっていたが、どうしたかしら?「まったくいやらしいことするよネー」と同情した。夏休みに開放感がなくて、つまんないと思う。
この2期制って、子ども達にとって、何かメリットがあって取り入れたことなのだろうか。聞いてるところでは、ゆとり教育のせいで授業時間が足りなくて、らしいが、私が思うに、夏休み開放感を味わうと、ロクなことがないからというのが本音じゃないか。だってなんとも中途半端な夏休み、の印象。
数年後には、またまた授業時間が増えることになるらしい。夏休みが削られる可能性大だとか。物理的な時間ばかりを問題にしているようだけど、質はどうなのよ!?と問いたい。子ども達に、ていねいに向き合える環境を作って欲しい。
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