9月になった。なってしまったと言うほうが、気持ちにぴったり合っている。 8月21、22日のキャンプが終わったら、少なくとも1週間は、ゆっくりできるつもりでいたが、仕事に追われまくった。それはそれでありがたいことだが、老体はムチ打たれすぎて、きしんでいる。 今年の夏キャンプは、宣伝を控え目にして、少人数で実施した。というのも、6月に県立山岳スポーツセンターでやった宿泊行事が総勢30人近くになり、他団体(山屋さんのグループ)と競合して、食事等がゆっくりできなかったり、峠工房のみの行事でなかった側面もあって、やたら疲れたから。 今回参加者、子ども5人は、うきうきするほどちょうどいい人数で、ひとりひとりとじっくり向きあえたし、わが戸沢山荘は貸切だったから、誰にも遠慮することもなく、のびのびできた。子どもたちは、よく歩き、よく遊び、よく食べて、よく眠った。 戸沢山荘へ子どもたちを連れて行って苦慮するのは、トイレのこと。秦野市の公衆トイレがあるが、子どもには全くなじみのないボットン便所である。 知っている人は汚い、くさい、という印象を持っているかもしれないが、「くさい」は、しかたがないとしても、「汚い」は汚くするヤツがいるからそうなる。今回だって、みんなが川で遊んでいる間に、私はトイレ掃除をした。ほうきではき、洗剤で便器をこすり、水で流し、デッキブラシでコンクリート面も洗い『くさいけれど』さっぱりした。洗剤のほのかな残り香だってただよっていた。なのに、1時間後にはもう汚されている。いつでも、こんな状況のくり返し。 以前、たまりかねて大きい紙に「あなたは、自分の家のトイレを使うときも、汚してなんとも思いませんか? 誰かが掃除をしているのです」と書いて壁に貼った。ききめがあったかどうかわからないが、猫や犬のほうがマシなんじゃないの? と言いたくなるような状況には、ハラが立つ。ボットン便所ばかりを責めるなよ! 管理する秦野市にも文句をつけたい。日常の清掃は委託された形で戸沢山荘の誰かがやっているけれど、もう少し管理責任を感じてもいいんじゃない? 例えば使用状況を(ある程度)定期的に見に来て、早め早めに汲み取り等の手配をするとか、少しでも利用しやすい心配りが欲しい。国定公園なのだから。 今回峠工房は、山荘オーナーの了解を得て、ポータブルトイレを持ち込み、今は使用されていない風呂場にカーテンをつるして、特に女の子たちのために臨時トイレとした。せっかく楽しく過ごしても、ウンコやオシッコをがまんするようではすべてだいなし。朝、始末する時に、健康なウンコがしてあったのが、事のほかうれしかった。 最近は、さまざまなトイレ研究が進んで、山小屋や災害時でもバイオだとかいいものが開発されている。世界遺産に登録されたい富士山でも、懸命の努力をしている。私は別にボットン便所賛美者ではない。科学の力をもって、自然にダメージを与えない、人間にも衛生的なものが設置されるのが望ましいと思っている。でも、今現在そこに、それしか無いのだったら、使用する者が注意するしかないし、どんなにいいものが設置されても、金払ってるし自分のものじゃないからどんな使いかたをしてもかまわないと考えるヤツらが大勢いたら、何も変わらない。
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