2006年01月02日(月)

「力道山」

テーマ:韓国映画  ら・わ行

 全てへの希望を見失いかけた、敗戦直後の時代の中、ひとりの「日本人」が必死に生き抜こうとした、その怒涛の生涯は、私たちに何を見せてくれたのでしょうか。

流行ではなく、日本と韓国の真の友好を想う時、私たちはもっと私たち自身の事を知るべきだと、この作品は教えてくれている様な気がします。いや~素晴らしい作品です。

 伝説の男、力道山を熱演するのは、「シルミド 」・「オアシス 」等でお馴染みの韓国のトップスター、ソル・ギョング。全編日本語を駆使して、体重もかなり増やして、なお本物のレスラーと一緒に生活して、望んだ役作りから滲み出る演技は圧巻です。またソル・ギョングが大好きになってしまいました(笑)

 設定上も、ただ英雄賛美の映画ではなく、ひとりの「日本人」として、苦悩して時代を戦い抜く姿は、キレイ事でなく、現実的な、表も裏もあるひとりの男として描かれていて、見る側を十二分に引き込んでくれます。

 また共演が素晴らしいです。伝統的な日本の耐え忍ぶ、美しく誇り高い女性を、中谷美紀が。

ひとりの人間として、陽の当たる場所も、闇の世界も知り尽くした、深みのある役柄を、藤達也が。

力道山の人柄に引かれていく、大きな意味での日本人的感情を、荻原聖人が、それぞれうまく主役を取り囲んで演技しています。

 誰よりも愛される事を渇望した男が、自分の愛する者達と、今も残る様々な差別の壁に、翻弄されながらも、ひとつの時代を作り上げていった軌跡を、韓国映画としてよりも、まさに日韓映画として見て頂きたい作品です。

 2006年3月から全国で公開が始まります。HPはこちら 「力道山 」。

このブログでも試写会情報をアップしていきますね。是非チェックして下さいね。


力道山   評価 : ★★★★★

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2005年07月09日(土)

「私の頭の中の消しゴム」

テーマ:韓国映画  ら・わ行

ごく普通の日常生活に訪れた、決して耐え切る事の出来ない、悲しみを、非常によく構成された展開と、

韓国映画界のトップスター達の共演で、見事に描いた大作です。泣けますよ(^^)。


まず、キャスティングがいいですね。

今、韓国映画界の中、この役で考えれるのは、この人しかいないでしょうという、ソン・イェジン。

「清楚で可憐」、そんなイメージの彼女が、その個性を120%以上魅せれる設定で、早いかもしれませんが、この作品は彼女を語る、代表作のひとつになるような気がしています。


そして、チョン・ウソン。黙して愛する人を愛しぬく、ホントにかっこいい男性を演じています。顔とかじゃなくて(顔は勿論いいですよ 笑)、男性から見ても憧れるような、演技を見せてくれます。


ただ泣かそうとしている映画ではなくて、このふたりが演じる主題以外にも、様々な人間模様が、丁寧に描かれていて、作品としての完成度の高さが見えますよ。


そして、その様々な人間模様が、誰かが誰かを愛する、という一番大切な気持ちを、どう守り抜いていくのか、どう表現していくのか、どう許していくのか、と各場面で深く考えさせられる仕上がりになっています。


素晴らしい役者の演技と、ごくありふれた日常生活の中で設定された、現実に起こりえる、また現に今もどこかで、苦しんでみえる方々がいる非情な悲しみに、自然と感情移入できて、涙が止まりませんでした。

大げさに言うのならば、この作品を今、自分の生活の中で、映画として鑑賞して、また普通の生活に戻れる、そのこと自体に感謝したくなる、そんな作品です。



この秋からの公開です。このブログでもご紹介しますが、これから試写会も増えると思います。

よかったら、チェックして下さいね(^^)


公式ホームページは こちら



私の頭の中の消しゴム   評価:★★★★★




追記    最近評価で満点を連発してますが、どうしても、やはり満点です(笑)。

       「愛してる」の一言がこれほど胸に迫った作品は、久しぶりです(^^)

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2005年06月10日(金)

「リベラ・メ」

テーマ:韓国映画  ら・わ行
  燃えさかる炎の中、何よりもその使命感で、自分の命さえ危険にさらす。そんな消防士と、放火犯との争いを大迫力の映像で見せる作品、というだけじゃなく、実は根深い社会問題も織り交ぜて描かれている韓国映画版「バックドラフト 」です。

 実際の建物を使って撮影された火災の映像は、迫力ありますし、その火災現場の生と死の狭間の中で、使命感に動かされる消防士達の設定は、見ていて緊張感がよく伝わってきて、面白いですよ。


 パッケージからわかるように(笑)、内容的には火災と戦う消防士がメインですが、それに関わる人々の人間模様、その各部分で、考えさせられる社会問題が描かれています。ただその各場面を、もう少し丁寧に描いてあればより面白い作品になったかなーという気がしますが。(主題に沿った描写は丁寧に描かれていますよ。)


 俳優陣もチェ・ミンスを軸にチャ・スンウォン、ユ・ジテがいい演技を見せてくれます。(若干、チャ・スンウォンは頑張りすぎた描写があったかなーという気がしますが。 苦笑)他の役者もうまい演技が多かったですね。よくまとまって見れました。

 

 「リベラ・メ」は「我を救いたまえ」という意味らしいですが、自分の仕事に誇りと命を懸けて挑む人間模様を、迫りくる火災の映像とで描いた作品です。娯楽作品として見た方が、かえっていい印象が残る気がしますよ。見てない方は是非どうぞ。


タイトル: リベラ・メ   評価:★★★☆☆


【関連作品】


この作品も印象に残りましたね。懐かしい(笑)。

  タイトル: バックドラフト

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2005年06月01日(水)

「悪い男」

テーマ:韓国映画  ら・わ行

  「サマリア」等で今、大注目の鬼才キム・ギドク監督が見せる、「究極の愛のかたち」。・・・という感じで、宣伝用ならコメントできるかもしれませんが、いやーどうですかねー、「愛」なのかな?正直なコメントは「ホント悪いヤツだなー」という感じです(笑)。


 一般に映画の評価は、もちろん観た人によって異なるのが当たり前ですが、その個々の評価の分かれ具合がなんとなくわかるような気がしませんか?例えば、「この映画は大衆向けの恋愛映画だから、まあまあ好きな人も嫌いな人もいるだろうけど、"絶対ダメ!"という人は映画好きの中には少ないのではないかな?」という具合に。


 この「悪い男」の評価はおそらく、「なんじゃこりゃ・・・」という人と、「素晴らしい!!」という人に極端に分かれるのではないかと思いますね。それも非常に激しく(笑)。まあ映画ですから、基本的には何でもあり!ですけど。


 ただ役者の演技は見事でしたね。チェ・ジェヒョンはまさに「抑えた演技」ながら、感情を爆発してうまく表現していましたし(このチェ・ジェヒョンの役の設定は見事です。)、相手役のソ・ウォンも普通の女性から、堕落させられていく過程、そしてその中でも愛する女性を演じて、非常に多彩な才能を見せてくれます。


 従来の映画製作手法をあえて逸脱したキム・ギドク監督の感性を、衝撃と共に(笑)味わいながら、この話題作について考えてみるのも面白いと思いますよ。評価は分かれると思いますが、でも見ないことには語れませんしね(苦笑)。見てない方は是非!とは、胸を張っては言えませんが(笑)、どうぞ。


「あなたはこの愛を受け入れられますか?」


タイトル: 悪い男      評価:★★★☆☆

【追記】

「鬼才キム・ギドク監督の新作『弓』が好発進」 2005/5/13

  キム・ギドク監督はその映像・内容だけでなく、自分の映画の見せ方(上映方法)にも、もの凄くこだわっ 

  ています。


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2005年05月17日(火)

「輪廻 リ・インカーネーション」

テーマ:韓国映画  ら・わ行
 韓国の「ワールドスター」カン・スヨンが、一見B級ホラーっぽくなりがちな主題を、見事な演技でまとめた作品です。タイトルに躊躇しつつも、内容について何の予備知識もなく見ましたが、意外に面白かったですよ。

 

 観る側にとっては、非現実的な要素に、どこまでリアリティーを感じられるか、という視点から結構難しい作品だと思うのですが、ストーリーを構成する現実的なやりとりの時間の過程の中に、うまく織り交ぜてあって、違和感なく最後まで見れました。


 展開的には、頻繁に動く時間の軸をカン・スヨンが落ち着いた、焦点をぼかすことの無い演技力で、観る側を引き込んでくれるので、作品に流れている主題も受け入れやすく、納得できるものになっていましたね。


 しかしカン・スヨンの演技は、うまいですねー。ますます出演作品が見たくなりました。相手役のチョン・ウンインも迫真の演技でホント、よかったです。でも、どうしてもこの迫真の演技のチョン・ウンインが、タレント「山崎邦正」に見えてしまうのだけは、頂けません(笑)。


 タイトルからはホラー・スリラーっぽい感じですが、よく構成が考えられた作品で、万人共通の感情移入ができる主題の作品です。見てない方は、是非どうぞ。



タイトル: 輪廻 リ・インカーネーション   評価:★★★☆☆

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2005年05月05日(木)

「ラスト・プレゼント」

テーマ:韓国映画  ら・わ行
 どこにでもある普通の夫婦の日常が描かれていますが、最後は涙なくしては見れない、そんないい作品です。映画を構成する非日常的な要素も、違和感無く受け入れられますし、散りばめられたギャクタッチな描写もラストの涙への展開への優しいプレゼントの様な、そんな伏線の様に描かれています。

 「僕の彼女を紹介します 」のチョン・ジヒョンがおとなしい、可憐な少女役を演じた「イルマーレ 」で相手役を演じたイ・ジョンジェと「春の日は過ぎゆく 」(これはまだ見てないので是非見たい作品の一つです。)のイ・ヨンエがいい演技・いい夫婦を見せてくれますよ。


 作品の構成も結構しっかりしていて、自然と感情移入でき、無理のない仕上がりになっています。身勝手だけど、愛情たっぷり(といって、ベタベタではないです。)の夫を演じるイ・ジョンジェもいいですし、これまた愛情たっぷりの妻を演じるイ・ヨンエがかわいいです。


 超大作ではないですけれど、涙なくては見れない、でも何故か最後まで見る側にあったかい、優しい気持ちの大切さと、その存在を認識して生きる事の重要性を再確認させてくれる、そんな風に感じる韓国映画の作品です。まだ見ていない方は是非どうぞ。

タイトル: ラスト・プレゼント 評価:★★★★☆
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2005年04月29日(金)

「ラブストーリー」 (原題「クラシック」)

テーマ:韓国映画  ら・わ行

 大ヒット作「猟奇的な彼女 」のクァク・ジェヨン監督がそのすぐ後に製作した作品ながら、あまり日本では大々的な宣伝がされていなかったのが不思議でした。地方ではあまり大きな映画館で上映が無かったです。誰の作品って事を除いて見ても、綺麗な映像と音楽、単なるラブストーリーには無い歴史的背景を感じさせる構成、これもまたよかったですねー。 

             

 大げさに言えば、戦争を知らない世代が「戦争」というものを、恋愛を邪魔するひとつの壁として、今の現代でもリアリティーを持って多少でも感じられる作品でしたね。まあ、多分作ったクァク・ジェヨン監督はそんな事考えてたかどうかは知りませんが(笑)。

 

 ヒロインのソン・イェジンは前回監督作「猟奇的な彼女 」と違って極めて日本的な女性を演じています。そこら辺が韓国映画らしくない作品で、今ひとつパッとしない印象になった原因かもしれません(興行的にという意味です)が、涙する展開への持って行き方は「どうだ!」と言わんばかりです。

 

 このソン・イェジンは次の作品「初恋死守決起大会」でコメディに挑戦してますが、やはり「演じる」というのは幅が広くないと出来ない事なんですねー、痛感しました(笑)。ちなみにこの「初恋死守決起大会」には「猟奇的な彼女 」の相手役チャ・テヒョンがまたも相手役で出てます。この頃は韓国映画界は役者がいない?って思ってました。

 

 この映画の邦画タイトルが「ラブストーリー 」なんですが、これは 頂けません。原作の「クラシック」方が遥かにわかり易いし、字幕も変わっていて残念でした。そのままだとわからない原題は直しても、無理に直されるのは、何か好きな子の名前を勝手にいじられるようで嫌でしたねー。

 

  内容的には障害を越えて恋愛するお話に非日常的要素が入って、意外と簡単なストーリーです。ただ作り方・構成力がよーく考えられていて、十分楽しめますよ。

 

 まだ見てない方は是非お勧めです。ソン・イェジンは今年(2005年)秋くらいに「私の頭の中の消しゴム」が公開予定です。レンタル作品では、ソン・イェジンと先日自殺してしまったイ・ウンジュとの共演「永遠の片想い 」が出てます(こちらもコメント予定です)。


タイトル: ラブストーリー     評価:★★★★★

2004年 春頃 鑑賞

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2005年04月29日(金)

「猟奇的な彼女」

テーマ:韓国映画  ら・わ行
 今さら説明する必要も無いかもしれませんが、よかったですねー、この映画。今を時めくチョン・ジヒョンを、また韓国映画を、初めて知った映画でもあります。破壊的な人物のその魅力を存分に魅せつつ、しかもキュートな恋愛映画に出来る発想、物凄く新鮮でしたね。

 

 やはり映画は非日常的要素が非常に重要で、そこからくる落差(普段への戻り)が見てる人に問い掛けるとしたら、この映画は落差に計算された笑い(この笑いも「失笑」では無く、「爆笑」なのが凄い!)、そして後半への涙(ストーリー的に流れがわかっていても、泣けてくる・・・)がこれでもっか!ってくらいに攻撃してきて面白かったです。

 

 正直日本の恋愛映画は興味が無いのですが(テレビドラマもです・・。どうも主演人物主義って気がしません?)、主演の人物に当時、まったく関心が無かったにも関わらず、これだけ引き込まれたのは初体験でしたね(笑)。

 

 絶賛してますが、ストーリー的にはそんなにややこしくは無いです。ただ映像と音楽の使い方が非常に上手で、あの音楽を聴けば、あのシーンが浮かぶ!ってそんな「パブロフの犬」状態に(笑)してくれますよ。これは次の映画、さらにその次のへと続く布石でもあったのですが。韓国の映画業界は商売が上手ですねー。


まだ見てない方は是非お勧めです。ちょうど今はチョン・ジヒョンクァク・ジョヨン監督コンビの新作「僕の彼女を紹介します 」がレンタル開始なので、あわせてどうぞ。「 僕の彼女を紹介しますもコメントする予定です。


タイトル: 猟奇的な彼女 評価:★★★★★


2003年 夏頃 鑑賞






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