早スポオフィシャルブログ

早稲田大学でスポーツ新聞を製作する「早稲田スポーツ新聞会」、通称早スポの公式ブログです。創刊から55年を迎え、500号も発行。ブログでは取材の裏話、新聞制作の秘話、現役大学生記者の苦悩を掲載‥これを読めば早スポ通になれる!


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早慶戦110周年記念スペシャルトークショー 8月31日 日本青年館ホテル
 
 第1回の早慶戦からことしで110周年を迎え、その節目を記念した特別対談が日本青年館ホテルにて開かれた。ゲストとしてかつて神宮を盛り上げた仁志敏久氏(平6人卒)と高木大成氏(慶大OB、現プリンスホテル高輪・品川)が来場。野球を始めたきっかけからプロ時代の話まで1時間半にわたって対談は繰り広げられ、詰めかけた小中学生や両氏の古くからのファン約300名を沸かせた。

早スポオフィシャルブログ「ただいま取材中!」-終始和やかな雰囲気で行われた対談

 トークショー序盤は小中学生へ向けたアドバイスを交えつつ自らの少年時代を振り返り、時折保護者や学生の笑いを呼んだ。会が中盤になるにつれ、大学時代の話題に移る。早慶戦の印象について司会者から問われると両氏は口をそろえて「何と表現したらよいのかわからない感覚です」と答えた。多くの学生が集い球場全体に一体感が漂う大舞台の雰囲気は、プロでは味わえない特別なもの。プロでも活躍した二人のその表現からは言葉に代え難い早慶戦の華やかさがうかがわれた。一戦一戦が人々の記憶に残り続ける早慶戦。スタンドから見守るその瞬間が伝説となるかもしれない。

(記事 盛岡信太郎、写真 井上雄太)


(野球力プログラムPRESENTS、主催:一般社団法人Double Education)

◆コメント
仁志敏久氏(平6人卒)、高木大成氏(慶大OB)
――早慶を代表して今回のイベントに出演された感想は
仁志:早慶でなければこんなイベントもないでしょうから、思い出話をする機会もあって楽しかったです。
高木:ケイオーというものを背負って話さないといけないので、これだけ歴史があって偉大な先輩方がいる中で話さなければいけないというのはそれはそれでプレッシャーがある1時間半でした。
――10年ぶりに再会された感想は
仁志:久しぶりなので仕事はどこでしているのか話には聞いていたのですが、なかなか会う機会もないのでこういう機会があって良かったなと思います。
高木:仁志さんというとアマチュア時代の日本代表でも一緒にプレーさせていただきましたけど、いつ指導者になるのかなとそういう感じで見ていました。こうやって久々にお会いできてうれしかったです。
――早慶戦で最も印象に残るシーンは
仁志:サヨナラ満塁本塁打を打った時と、優勝した時の二つが忘れられないのですが、4年生の時の春と秋のリーグ戦はどちらとも言い難いくらいとても大切な思い出ですね。
高木:私はまず1年の秋に(優勝して)六本木の交差点を止めたときのあのすごさはすごいインパクトでしたね。自分の試合ですと、確か3年生の時だったと思いますが展覧試合があって、その時に1打席目に織田さん(淳哉、平7社卒)から本塁打を打ったことですね。
――大学4年間で培ったことでその後のプロ生活でも生きたことはありましたか
仁志:ワセダらしい泥臭い感じですが、やはり精神論的なことは鍛えられたんだと思います。あと主将をやっていて上に立った時の責任感やそこでしっかりと結果を出すことの大変さとまたその自信は後々ずっと残っています。
高木:大学だけではないですが、高校時代に甲子園という目標に向かってひたすらやっていたことと、ケイオーのカラーでエンジョイベースボールという角度の違った野球が組み合わさってプロに行けたというのが非常に大きかったと思います。
――主将として10番を背負った重みはありましたか
仁志:そうですね、10番は特別でしょうね。先輩たちが(10番を)付けているのを見て重さは背中を見て感じたので、自分がいざ背負った時の重圧は大いにあったと思います。
高木:10番というものは簡単に付けられるものではないですから。私はその後プロでも付けさせてもらっているので、非常に『10』というのは愛着があります。今でも変な話、ロッカーで10番が空いてたらラッキーだなと思いますし、プロ野球選手はみんなそんなものだと思うのですが、大学の時からそうやって付けさせてもらったというのはもちろん特別ですし、プレッシャーというよりはうれしさというのを感じました。
――いまでも母校の成績は気にされますか
高木:注目される選手も増えてきていますし、メディアを通じて情報も入ってきますし、なかなか球場へは行けないですがやはりサラリーマンをやっていると、慶大の出身の人とお会いすると自然とそういった話になりますね。
――早慶110周年ということでいまの学生たちに望むことはありますか
仁志:まあやっている本人たちにとっては110周年とかはあまり関係ないと思いますが、でも終わってみて「もう早慶戦できないんだな」と思うと。もうプロ野球選手になると早慶戦はできませんから、その早慶戦の価値をかみしめながら悔いのないように終わって欲しいと思います。
高木:おっしゃる通りですが、(110周年ということは)頭の片隅には置いといて欲しいですね。将来的にはやはりそういう話になるので、110周年の時に自分たちが早慶戦を戦ったんだということを誇りに思える日は来るはずなので、それを持って秋のリーグ戦に臨んでほしいかなと思います。まあ全力でやっているでしょうから、悔いのないようにこれで野球を辞める選手もいると思うので、集大成として結果を気にせず早慶戦を楽しんで欲しいと思います。

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