CDの解説を楽しむ

2006-09-25 07:01:46 Theme: バッハ

今日もCDで音楽を楽しむ日々。演奏を楽しむのは無論だが、ブックレットの解説がサイコーに楽しい。奏者本人の書いたものは思い入れたっぷりでなお楽しい。

 

女流バッハ弾きのアンジェラ・ヒューイットはえらく解説が面白い。少し抜き出して見ると、

 ヒューイット

このフーガでは、アーティキュレーションが重要となる。主題と他の対主題を区別するために、同じ手でレガートとノン・レガートを同時に奏さなければならない部分が何度も出てくる。学生にとってはこれはもっともむずかしいことのひとつだが、バッハの場合は各声部を区別しなければならないので、絶対に必要である。(平均律1巻 第2番)

 

前奏曲第6番(ニ短調)は、左手に最初に出てくる2つの”ニ”音の繰り返しをどう演奏するかによって、曲全体の性格が決まってしまう。この2音が音楽に拍動を与え、右手の分散和音が入る準備をし、すべてを前進させていくからだ。(平均律1巻 第6番)

 

と、こんな調子。技術、表現など様々な面から掘り下げておりとても面白い。読みながら聴くってのも楽しいもんだー。ことバッハ弾きは事細かに解説してくれ、内容も面白い人が多い(シフ、渡邊ほかたくさん)。



で、ですよ。うちにあるCDの8割方が輸入盤。よ・・読めない・・。安いからって輸入盤ばかり買ってると、名解説にお目にかかれないわけですよ。

 

国内盤を買いなおすか、外国語を習得するか!

BCJのマタイはお寺で聴きたい

2006-09-24 01:08:43 Theme: バッハ

鈴木雅明指揮、BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)のマタイ受難曲を聴く。


BCJ/マタイ受難曲

 

第一曲から祈るような雰囲気、静謐さ。劇的な表現はなく大人のマタイ。リヒターのようなガツンとくるのもいいけどんだけどね。


寺神戸・若松の両コンマスのVnソロがたいへんよろしい。カウンターテナーのブレイズは瑞々しくなんだか応援したくなる。

 

BCJのマタイは、3年ほど前にNHKの番組で見たのがとっかかり。1時間半の中に聴きどころのアリアが連なるといったもの。いやー、これが名曲揃いでびっくりびっくり。延々と名旋律が続くんだもんなー。 以来、マタイにずっぽりハマる日々。


この演奏は、慎み深い日本人のメンタリティに合ってる気がする。キリスト教文化のものにしておくのはもったいない、静かなお寺で聴きたい名演。

マタイ受難曲の受難

2006-09-23 06:05:22 Theme: バッハ

マタイ受難曲。68曲からなる超大曲で、バッハの代表作にして、クラシックの金字塔。バッハを聴く人は、いずれ早晩マタイに辿りつくと言う。 実際、秀曲・名曲オンパレードで、ほんとすんばらしい。


マタイ受難曲


すんばらしいんだけど、そこに至るまでがたいへんなんだよね。マタイはとにかくとっつきにくい。


・曲が異様に長い。 通常、CD3枚で約3時間。

・名前が小難しい。 マタイ?受難?? 言葉がわからない。

・ジャケットが怖い。 CD売場を御覧なさい。 怖いよ~。

・キリスト教全開。  お箸の国、神仏の国の人にゃ馴染みがないす。

・評判が高すぎる。 「西洋音楽の最高峰」「人類最大の遺産」とか。 引く。


ただでさえバッハは小難しい顔で近寄りがたいのに。なおさら聴きづらい。で、好きな人はマタイだけで10も20も持ってる。なんも知らない人はドン引きですよ。


ああ、書いててこの溝は埋まらないと思ってきた。

オチのないまま終了。

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