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2005年に買ったCD ベスト5

2005-12-29 00:11:15 Theme: 音楽全般

2005年も残すところ3日。おっと日が変わったので2日。


今年のブログ締めの意味を込め

2005年に購入したCDのベスト5をピックアップしてみた。


2005年ベスト5  


左手前から順に、

・ シプリアン・カツァリス バッハリサイタル1

・ フリードリヒ・グルダ モンペリエリサイタル

・ ロザリン・テュレック バッハ/平均律1(BBC盤)

・ トゥルルス・モルク バッハ/無伴奏チェロ組曲

・ セルジオ・フィオレンティーノ バッハピアノ選集


以下簡単に解説を。


 カツァリスはピアニスティックなバッハ。ピアノでバッハを弾く意味を非常に強く感じる。持ち前のバカテクを発揮したバッハ編曲もののリサイタル2よりこちらの方がいい。カツァリスの歌心に酔える。


 グルダは、1993年のモンペリエでのコンサートまるごとの録音。聴きどころは観客とのセッション。まいどのことながら、プログラム後半は客のノリで決めてるようだ。音楽ってば愉しいのね、と語りかけてくる一枚。


 テュレックの平均律は、テュレック節全開。他の人では考えられないような表現がある。時代が時代なのか(1976年)ふるくさい箇所もあるのは愛嬌。微妙にグールドっぽい。いや、グールドがテュレックっぽいのか。


 モルクの無伴奏Vc、タワレコの店頭で聴いてびびった。こんなに上手い人がいたのか・・自然な演奏だし。これとクレーメルの無伴奏Vnを同時に買ったおいらは勝ち組。ベスト5でこれだけ今年発売の盤。


 フィオレンティーノは滋味あふれるバッハ。アラウ同様にやわらかく暖かい。特にパルティータ4番は古今東西この曲の決定番(4番だけね)。何気なく買い聴いてびっくりした一枚。



全部いいんだよね。順位なぞつけられまへん。全部1位。


それにしても、5人中存命者2人てのはどうなんだー。

来年は、生きてる人に夢中になりたい。



では、よいお年をっ!

癒しの音楽

2005-12-24 05:59:23 Theme: ゴルトベルク変奏曲

久しぶりにトラックバックステーションに参加。

お題は、私を癒してくれる曲


バッハの曲はどれも癒してくれるが、一曲選ぶならゴルトベルク変奏曲。


この曲は、眠れない伯爵の気晴らしのために書かれた。最初から癒しの目的で作られている、言うならば癒しのスペシャリスト。


で、やはりグレン・グールドがいい。81年盤。


グールド


クラシック音楽の草分けサイトAn die Musik で、グールドの盤がいいとあったので、すぐ買って聴いてみた。だって、「もし、このCDを知らない人がいるのであれば、それだけでも不幸だ。すぐCD屋に走れ!」とか書いてんだもん。走りましたよ。即ダッシュ。


はじめて聴いたアリアからとりこになった。音楽はこんなに深いレベルで語りかけてくるんだな、と感じた。それから2ヶ月間こればかり聴いていた。


苦しいときも、哀しいときも、嬉しいときもなぜかこの曲はよく合う。

この曲、この演奏に何度助けられたかわからない。


癒されたいときはバッハ、それもグールドのゴルトベルク。これだね。


あ、グールドはこれ以外はちっとも癒しじゃないので、そこ注意。

モツ度up

2005-12-22 02:00:00 Theme: グルダ

先日、グルダのモーツァルトのピアノ協奏曲がいいと書いた。うん、書いた。


でーも、実はそんなにじっくりと聴いたわけでもないんですよ。

それじゃいかんということで、色眼鏡なしに、腰を落ち着けて聴いてみた。


グルダのモツ

モーツァルトのピアノ協奏曲20番。アバド指揮ウィーンフィル。


で、やっぱりいい。 サイコーですね、これ。


グルダの演奏がいいのは無論。ピアノもいいが、オケがいい。ウィーンフィルが本腰入れてる。このオケは気合が入ってるときとそうでないときでまるで音がちがう。相手がグルダだからだろーか、集中力がちがう。


それとピアノの音色がいい。ベーゼンドルファーがウィーンフィルの音色によくマッチしている。このオケには、このピアノがベスト。グルダの表現で言うところの「ウィーンの音」なんだろう。


以前は、いいと思いつつも流して聴いていた気がする。この名演をねー。



モーツァルトの音楽は、若いときはピンとこないが、ある程度年を経るとわかるようになると言う。なるほど少しモーツァルトの理解が進んだのかもしれない。モツ度up。


おまいさんもそーゆう年になったんだよ、とたしなめられてるようで、ちょっとがっくりでもありますな。


よっさ、調子に乗ってアーノンクールと共演した盤も買ってみよう。

究極の安売り

2005-12-19 00:28:06 Theme: バッハ

最近何度か、クラCDが安い話しを書いてきた。(クラCDに思うクラシックCDのデフレ傾向 )それを軽く上回るネタが知人からまわってきたので紹介。

 

ブリリアントレーベル バッハ全集(160枚組)


ブリリアントバッハ全集


安いので有名なブリリアントが数年前に出したバッハの全曲集。バッハが生涯に作曲した1000曲あまりの作品が丸ごと入っている。収録枚数はCD160枚におよぶ。これ、日本では当時4万円で発売され、そのときもあまりの安さで騒ぎになった(クラヲタ連中で)。


で、今回それがたったの99ユーロ。1ユーロ139円として、13,761円。


99ユーロ!13,761円!!


えーっと、1枚あたりだと、86円・・。

うまい棒なら9本。フリスクだと22粒・・。


するってーと何かい、マタイ受難曲(通常3枚)は258円で、平均律クラヴィーア曲集1&2巻(通常4枚)は344円ってことなのかい!? 主要クラヴィーア曲(およそ12枚)1,032円、カンタータ全曲(およそ60枚)5,160円・・。


ここまで来ると奏者は誰でもいいから、とりあえず買っとけってことになりますなー。


あー、どうやらドイツの通販らしいので、送料がけっこうかかる模様。ヨーロッパに知人のおられる方は頼んでみるのがよいかと。


もち、ボクの分も・・。

幻?のグルダのモーツァルトピアノソナタ

2005-12-16 02:30:00 Theme: グルダ

来年1月31日にグルダのモーツァルトピアノソナタ集 が出るらしい。


ベーゼンドルファーを駆るグルダのモーツァルトはどれも絶品。ピアノ協奏曲は愉楽の音楽家グルダの本領を発揮、モーツァルトならこう弾いただろうという魅惑の演奏を繰り広げる。


グルダ自身も、モーツァルトに惚れこんでおり、著作の中でも「巨匠中の巨匠」「モーツァルトはイエスの次にくる人だ」なんてことを言ってる。


グルモツ


で、問題はピアノソナタ。あるにはあるが数が少ない。4~5つしかないはず。慎重になりすぎて満足する演奏が残せなかったようだ。 過去に、グルダはモーツァルトのピアノソナタ全曲を録音し、納得いかずにお蔵入りしている。(発売元はそれが大ダメージとなり潰れた)。


そこで今回のこのCD。ピアノソナタ10曲とハ短調の幻想曲を予定しているとか。


え?まじっすか。ももも・・もしや、そのお蔵入り音源?


急いで収録(予定)曲を調べる。


・ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279
・ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
・ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
・ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
・ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311
・ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
・ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
・ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
・ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545
・幻想曲ハ短調 K.475


うーん、わからんっ。


来年2006年はモーツァルト生誕250年のアニバーサリーイヤー。発売を没にしたグルダ本人も亡くなり5年経つし、頃合としてはわるかないかも。


発売は1月31日。



まーてーなーいー。

クラシックCDのデフレ傾向

2005-12-14 18:32:00 Theme: 音楽全般

しかし、クラCDは安いね。


先日のHMV年間ランキングも、上から順に10枚1,469円、6枚3,000円、11枚4,629円、9枚+DVD3,990円、8枚11,290円。1枚500円以下が当たり前、1位のミケランジェリ箱に至っては1枚147円!TSUTAYAのレンタルより安いんだから、なんだかねー。


クラCDの価格破壊をはじめたのはナクソス。新進気鋭のアーティストの録音を、1枚1,000円で売り出し旋風を起こした(超ビンボー生活してたときはお世話になりましたー)。


それからブリリアントクラシックスら激安レーベルが参入。他社から利権を買い上げるまたはライセンス販売を開始。そこらへんからありえないスーパー安価が横行しだした。今じゃ、DGなどの大手も激安ボックスだしてんからねー。


この傾向はクラだけじゃない。タワレコでジャズの棚を見ても、箱ものが登場している。ポップス&ロック棚のリマスター&ベスト盤もよーするに同じこと。


総デジタル社会、ネットでの音楽配信を目前にした、アナログメディア最後の攻防って気がしないでもない。


HMVの年間ランキング

2005-12-13 19:04:02 Theme: 音楽全般

HMVの2005年CDランキングが発表された。

クラシック部門のベスト5は


1位 ミケランジェリ・ボックス

2位 ベスト・クラシック100

3位 ピアノ作品集 ルービンシュタイン

4位 モーツァルトピアノ協奏曲全集 バレンボイム&BPO

5位 クレンペラー&ウィーン・フィルBOX


こんなかんじ。


以下の順位


上から順に、潔癖&鉄人ピアニストのミケランジェリライヴもの、大ヒットしたクラシック啓蒙もの、ショパンの名手によるショパン箱、指揮&ピアノをこなすバレンボイムのモーツァルト協奏曲集、往年の名指揮者クレンペラーのオムニバス箱。


順位は、バレンボイムが人気あるのが少し不思議なくらいで、納得っちゃ納得。

グルダの音楽は愉しい

2005-12-10 02:54:31 Theme: グルダ

グルダの楽しさ、愉しさを紹介したコラムを発見。



愉悦のピアノ~フリードリヒ・グルダ



グルダはたのし


以下、東京でのリサイタルのエピソードをちょっとだけ引用。


予定していたすべての曲が終わって、熱狂的な拍手を受けたグルダがひとこと。「さあ、これで終わりだが、何か弾いて欲しい曲はないかな?」。すると会場から「アリアっ!」。その声を聞いたグルダ、「アリアって、ぼくのアリアのことかな?」。会場は嵐のような拍手である。それに応えてグルダは静かに弾き始めた。絶妙の「アリア」を。


グルダかっこいいっす。ぜひとも生で聴いてみたかった。



音楽って、こんなに楽しいんだよ。

かしこまらないで愉快に聴けばいいじゃないか



そう、音楽はたのしいのだ。

モンペリエ・リサイタルに酔う

2005-12-08 22:32:50 Theme: グルダ

グルダのモンペリエ・リサイタルを聴く。


今は亡きフリードリヒ・グルダの1993年仏モンペリエで行われた野外コンサートの録音。全31トラック。作曲家の顔ぶれは、ドビッシー、ベートーヴェン、モーツァルト、シューマン、シューベルト、ショパンなどなど実に多彩。


グルダ


私はこのピアニストがこの上なく好きで、今までCDを山ほど聴いた。あまり聴かない作曲家もグルダが弾くから聴き、そこから興味を持ち始めたこともある(シューベルト、シューマンなど)。ピアノの聴き方をグルダに教えてもらったような気がする。


このCD、実にグルダ節というかグルダ美学が一貫しており、なんとゆーか、しあわせ。

爆裂系「展覧会の絵」

2005-12-07 01:58:30 Theme: 音楽全般

ゲルギエフ指揮&ウィーンフィル演奏の「展覧会の絵」を聴く。


ゲルギエフ


ゲルギエフといえば、今をときめくカリスマ指揮者。ヒゲ、眼光、ゲーハー。それとオーバーな指揮っぷり。どこを見ても、ハリウッドの名優、ジャック・ニコルソンにそっくり(バットマンのジョーカー役の人)。男の色気とゆーのか、ムサイというか、とにかく濃いっすよ。


「展覧会の絵」は、ムソルグスキーのピアノ曲を、超絶仕事人ラヴェルが、遺憾なくオーケストレーションを施し、色彩豊か、かつ郷愁漂う一曲。一曲たって組曲だが。


当盤は、その味わい深さはなし。野人ゲルギエフの本領発揮。バーバ・ヤーガの小屋から、キエフの大門に移るとこの爆裂っぷりには思わず笑った。その他、いたるところで大音響。なにこれ。 これ、ウィーンフィルだよね・・


マッチョな指揮者による、マッチョな「展覧会の絵」

うーん、この曲のイメージを崩したくない人は聴かぬが吉かも。

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