ガーディナーの迅速マタイ

2005-06-30 23:16:23 Theme: バッハ

マタイ受難曲 BWV244。ガーディナーの指揮で、バッハの最高傑作を聴く。


イングリッシュ・バロック・ソロイスツとゆーかっくいい名前のオーケストラと、モンテヴェルディ合唱団とこれまたイケてるプロのコーラス隊。これらを従え、傑作マタイをガーディナー流に料理していく。


ガーディナーは迅速かっ飛ばし系。速い。通常3時間かかるこの曲が2時間40分弱。速くて、うんとメリハリを利かせる。キレで勝負てか。さらに、洗練されたモンテヴェルディ合唱団の、訓練され一糸乱れぬ軍隊のようなコーラス。鍛え方がちがうよ、この人たち。


野球で言えば、150km後半の剛速球+手元でクッと曲がる変化球。文句のつけどころがない。


でも、ガーディナーのマタイでは心を動かされない。うーん、なんだろね。メリハリが利いてあっさりサクサク進むので、どこかデフェルメチックに聴こえてしまう。一昔前のアメリカ映画を観てるあの感じ。ヨーロッパの歴史を感じるよーな音じゃないなぁ。


文句ばっかり言ってるけど、冒頭合唱なんかはいい出来。きらいじゃないよ、ガーディナー。

渡邊順生のパルティータ

2005-06-28 01:43:12 Theme: バッハ

渡邊順生の弾くパルティータを聴く。


1番 変ロ長調。ストレートではっきりした音のジャーマンモデルのチェンバロでの演奏。


ああ、いい曲だ。チェンバロの音がいい。リズムが歯切れよい。アゴーギク(テンポの揺らし)が気持ちいい。


この曲は、チェンバロでも、ピアノでもオッケー。渡邊氏の優れたチェンバロを耳にすると、この曲はチェンバロしかないじゃねーか!と思う。はたまたグードのこれまたいいピアノを聴くと、バッハはピアノの時代の到来を予期してこの曲を作ったに違いないべや、とも思う。


とか書いてるうちに、2番 ハ短調へ。楽器も、倍音が多く金属質な音のするフレンチモデルのチェンバロに衣替え。


あああ、よすぎるよこの曲。いや、楽器か。優れた演奏を聴いてると、そーゆうことで悩むことがままある。曲がいいのか? 演奏がいいのか? 楽器がいいのか? 録音がいいのか?


とか考え、布団も敷かず、今日もイスの上で眠るのであった。


シフ再発見。

2005-06-20 18:42:26 Theme: シフ

今日も平均律シャッフル。しあわせ。


おかげでここ数日、山のようにプレリュード&フーガを聴いた。シャッフル常連メンバーは、ヒューイット、グルダ、グールド、シフ、アスペレン、テューレックとリヒテル。その中でいいなと思ったのはシフ。


アンドラーシュ・シフ。正統派のバッハ弾き。シフなんて真面目で遊びがなくてつまんねー、とこの間まで思っていた。いやいや、いいですよ、この人。音もきれいだし。シフいいよ。シフ再発見。


繊細で抑制の効いたタッチ、シャレっ気のあるリズム。懐の深い音。小憎らしい装飾音。グールドやグルダほどわかりやすい面白さはないが、シフは音楽の深いレベルで遊んでいる。


シフはここしばらく、ベートーヴェンのピアノソナタの録音に集中してるそうな。
気が向いたら、平均律の新録音に取り組んで欲しいもんだ。ライブ盤でも可。


平均律を楽しむ

2005-06-17 18:54:31 Theme: 平均律クラヴィーア

バッハの曲の中で平均律が好き、とゆー人は結構いるんじゃなかろーか。ピアノやってる人に多そうな気がする。ぼか、ピアノやってないけど大好きで、いろんなCDをとっかえひっかえ取り出して聴いている。


日本では「平均律クラヴィーア曲集」と呼ばれ少々コワモテ。教科書的な響きがあり、なんかとっつきづらい。名前変えたら、親しみが持てると思うんだけどねー。「全ての調で一曲づつ作っちゃいましたっ」とか。あと、サブタイトルをつけてみるとかね。


平均律は、1番から順に聴くのもいいが、お薦めはシャッフルプレイ。もともと通してでなく、好きなとこを取り出して聴く(弾く?)ように作られているので、そっちの方が自然なのかもしれない。実際、24番の次に1番がかかったりすると、もう泣きそう。更に、mp3ファイルにして、PCに何人分かの平均律を取り込み、全シャッフルにするのもあり。誰が弾いてるんだ?と、奏者当てをするのも楽しい。


とゆうことで、かめばかむほど味が出る平均律。聴かない手はないと思うな。

ZEPPIN

2005-06-15 10:47:49 Theme: ツェッペリン

グリコのカレー ZEPPIN  がすごい。ツェッペリン?? カレーで、ツェッペリンってのはちょっとキテるなぁ。やるなグリコと思った。ら、「ぜっぴん(絶品)」でした。これは・・ツェッペリン世代にカレーを普及したい、グリコの思惑なんだろうか。


これにドキっとしたZEPファンはたくさんいた みたい。

中には楽しんでいる人もいて、レッド・ゼップ(RED・ZEPPIN)カレー、カシミール風 なんて作ってるツワモノも。

心を洗う、アラウの音色

2005-06-14 17:00:00 Theme: アラウ
クラウディオ・アラウのパルティータBWV825~830を聴く。
同曲のピアノ演奏では一番のお気に入り。

アラウのピアノは不思議な音がする。カドがなく、温かな音、木工作りの工芸品のような独特の音色。アラウファンはこの音色に魅せられる。うん、この音を聴いてるだけで幸せ。

アラウは、1~3、5番を録音し、4、6番の前に亡くなった。
ぜひとも、あの音で6番を聴いてみたかった。

オーボエに思う

2005-06-12 00:00:00 Theme: バッハ
オーボエ奏者アルブレヒト・マイヤーのバッハトランスクリプション集を聴く。
つくづくオーボエってのは人の声に近いなぁと思う。

ポリーニの熱情

2005-06-10 00:00:00 Theme: 音楽全般
ポリーニと言えば、機械のようなイメージがあったけど、ワッツやカツァリスらの変態テクの持ち主の後に聴くと、情熱系ピアノに聴こえる。

そんなポリーニのベートーヴェン ピアノソナタ23番「熱情」。

だいたい「熱情」ってタイトルは何なのさね。「情熱」でいーじゃねーか。カレーライスとライスカレーの違いはなによ。ヒットエンドランとランエンドヒットはなにが違うんだよー。

とか、そんな疑問を寄せ付けない熱い演奏。
まちがいなくポリーニの弾くこの演奏は「熱情」なのであった。

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