座敷童子の住む部屋 -2ページ目

座敷童子の住む部屋

一生懸命な日々!

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)

鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。その美しい女店主が帰ってきた。だが、入院以前とは勝手が違うよう。店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。変わらないことも一つある―それは持ち主の秘密を抱えて持ち込まれる本。まるで吸い寄せられるかのように舞い込んでくる古書には、人の秘密、そして想いがこもっている。青年とともに彼女はそれをあるときは鋭く、あるときは優しく紐解いていき―。



おれは清麿

利休、虎徹、そして…新たな“鬼”
幕末の名工を直木賞作家が描く!
刀、女、酒。
天才鍛冶の熱くたぎった波乱の日々!

「この刀はおれです。おれのこころです。折れず、撓まず、どこまでも斬れる。そうありたいと願って鍛えたんだ」

 信州小諸藩赤岩村に生まれた山浦正行、のちの源清麿は、大石村の名主長岡家に十七歳で婿に入る。だが、武道と武具を究めようとする九つ上の兄真雄の影響で、鍛刀に興味を持ち、やがて、その熱情は妻子をおろそかにさせるほど高まろうとしていた……。
 藩お抱え刀工推挙の話が頓挫した正行は、鍛えた刀を背に松代に向かうことにした。――よい刀とはなにか。道々考え続ける正行に、江戸で刀剣を学ぶ道が与えられた。紹介された窪田清音を番町に訪ねて、試斬で鍛刀の奥深さに触れた正行は、名刀への思いを強くする。そこに真田藩武具奉行の高野から声がかかり、松代の鍛冶場に入る。理想の鍛冶場を求めるうち、佐久間国忠(のちの象山)という男に出会うが……。
 のちに萩藩にも迎えられ、幕末の名刀工の一人と称せられた清麿の清冽な生涯!



刀にまっすぐに向き合った結果、妻子を置いてきぼりにしたり、一つの場所にいれなかったり。30代で死ぬという、短くとも熱い人生に思えた。

ええもんひとつ―とびきり屋見立て帖 (文春文庫)


名代の茶道具屋の愛娘だったゆずは店の奉公人だった真之介と出奔、幕末の京都で道具屋「とびきり屋」を営んでいる。二人にわかるのは道具のことだけ。でもその「見立て」力で、龍馬や桂小五郎らと渡り合い、動乱の京を生き抜いていく。若い夫婦の成長を軸に、京商人の心意気を描いた大人気シリーズ第2弾。



道具屋の話。

幕末の京都で

桂小五郎、坂本竜馬が家に出入りしたり、

芹沢鴨が道具を買いたたきに来たりします。


「花結び」という章では、

芹沢に対してゆずが、箱に結ぶ紐をいかに見事に結べるかという勝負で勝っていました。

啖呵の切り方がかっこよかった。


まりしてん千代姫(ぎんちよひめ)



筑前立花城の城督・誾千代姫は、千熊丸(後の立花宗茂)を婿に迎えるが、祝言を挙げ、落ち着く間もなく、筑前・筑後は戦乱のるつぼと化す。「戦国の世は、女にとって生きづらい、でも強く生きたい」――と願う誾千代は、悩み迷いながらも、自ら鉄炮隊を率い、迫りくる敵に立ち向かう。陰に日向に二人を支えていた誾千代の父・戸次(立花)道雪は戦陣で病没、宗茂の父・高橋紹運も討ち死にし、立花城は島津の大軍に取り囲まれる。誾千代は、夫・宗茂とともに、いかにしてこの危機を乗り越えるのか。
やがて豊臣秀吉の天下から関ヶ原の戦いへと時代が大きく変わりゆくなか、立花家を預かる誾千代、そして宗茂の運命は…。
『利休にたずねよ』の山本兼一が、「強くて、ひたむきな女性を描きたかった」として選んだのが誾千代姫。人気の武将・立花宗茂の妻にして、天下人・秀吉や猛将・加藤清正にも一目置かれた凛々しい姫の、秘められた生涯を活写する時代小説。



数年前に直木賞をとった人の作品。

男性のように生きた女性ではなく、

女性ならではの気遣いや優しさを見せながら、

なぎなたを持って戦うという御姫様。



最後が、

夫に妾ができて、別居するという。

女性らしい最後。

輝天炎上

桜宮市の終末医療を担っていた碧翠院桜宮病院の炎上事件から1年後。東城大学医学生・天馬大吉は学校の課題で「日本の死因究明制度」を調査することに。同級生の冷泉と関係者への取材を重ねるうちに、制度自体の矛盾に気づき始める。そして、碧翠院の跡地にAiセンターが設立され、センター長に不定愁訴外来の田口医師が任命されたことを知る。時を同じくして、碧翠院を経営していた桜宮一族の生き残りが活動を開始する。東城大への復讐を果たすために―。



「ケロベロスの肖像」の裏の話。

生き残っていたのは、小百合なのかすみれだったのか。

AIセンターを破壊したのはどちらだったのか。



螺鈿迷宮と色が対になっている表紙で、

ピカピカ光っていてキレイ。



最後、

天馬大吉が失踪するので、

物語はまだ続きそうな感じがする。


剣客商売八 狂乱

足軽という身分に比して強すぎる腕前を持ったがために、うとまれ、踏みにじられ、孤独においこまれた男。秋山小兵衛はその胸中を思いやり声をかけてやろうとするのだが、一足遅く、侍は狂暴な血の命ずるまま無益な殺生に走る…表題作「狂乱」。ほかに、冷酷な殺人鬼と、大治郎に受けた恩義を律儀に忘れない二つの顔をもつ男の不気味さを描く「仁三郎の顔」など、シリーズ第8弾



息子大冶朗夫婦も落ち着いている頃。

小さな老人、小兵衛が様々な問題を解決していく様子は痛快。

狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎


「正宗」はいなかった。 江戸は芝日陰町。奉行の家に生まれながら、刀に惚れて刀剣商に婿入りした光三郎が、持ち込まれた刀を目利きする──武士と名刀の因縁を描く、傑作時代小説



黒船が到来した頃の江戸時代。

刀の必要性が江戸初期とは違い、

鑑賞用となっている状態。

「正宗」やら「虎徹」やら「村正」やらと、

刀の銘柄にちなんだ短編集。

御腰物奉行の父と、勘当されて刀剣商である町人となった主人公との関係もおもしろかった。


利休にたずねよ

受賞歴

第140回(平成20年度下半期) 直木賞受賞

内容紹介

飛び抜けた美的センスを持ち、刀の抜き身のごとき鋭さを感じさせる若者が恋に落ちた。
堺の魚屋の息子・千与四郎――。後に茶の湯を大成した男・千利休である。
女のものと思われる緑釉の香合を
肌身離さず持つ利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、
気に入られ、天下一の茶頭に昇り詰めていく。利休は一茶人にとどまらず、
秀吉の参謀としてその力を如何なく発揮。秀吉の天下取りを強力に後押しした。
しかし、その鋭さゆえに、やがて対立。
秀吉に嫌われ、切腹を命ぜられる。

本書は、利休好みの水指を見て、そのふくよかさに驚き、侘び茶人という
一般的解釈に疑問を感じた著者が、利休の研ぎ澄まされた感性、色艶のある世界を
生み出した背景に何があったのかに迫った長編歴史小説である。

著者の山本兼一氏は、直木賞候補になること2回。
いま最も勢いのある時代小説作家。気骨ある男を描いて定評がある山本氏の新境地。
ぜひご一読いただきたい。




茶の湯の世界がかなり詳しく描かれてあって素敵だった。
安土桃山時代の絢爛豪華さが伝わってきた。
田口&白鳥シリーズでおなじみの、桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集です。ずさんな検死体制の盲点を突く「東京都二十三区内外殺人事件」、密室空間で起きた不可能犯罪に挑む「青空迷宮」、最新の科学鑑定に切り込んだ「四兆七千億分の一の憂鬱」、闇の歯医者を描く「エナメルの証言」――2007年より『このミステリーがすごい! 』に掲載してきた4編をまとめた、著者初の短編集です。


加納警視正の画像を分析して事件を解決していく様子も刑事ドラマみたいでおもしろかった。

それと、「ケロベロスの肖像」の後の話のようで、警察と病院の関係が書いてあった。個人情報をどうするか、など。

山形にて幸せに暮らしております。


新潟を旅立った理由は、ネガティブなものであればとらえやすいらしく、

新潟にいる大方の人はネガティブにとらえているようです。


現在

蔵王を見ながら出勤し

月山を見ながら帰宅するという

理想通りの生活を送っています。


彼氏さんにも週2回は逢えるし、

合唱も思う存分できています。


衣食住も十分すぎるほど。

衣は毎日服を見て働いているし

食は地産地消で山形の物を食べれて幸せ。

住は時間があるので掃除ばっかりしています。




山形で生活したくて戻ってきたので

願いが十分叶っている状況です☆