さっきまで
よんでいた声が
なみの音に消されて
らいとあっぷされた街並に
なぜか浮かぶ恋花火。
んーと背伸びした
ての平にかいた汗が
いみもなく。
えそらごとのように
なに思う。
いつの日か貴方とふたり
よりそおう。



お粗末。


2004-08-30T17:12:25頃に書いた記事です。
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僕がこうなったのも言うまでもなく彼女のせいだ。
勉強もスポーツも何もかも手につかなくなってしまって、食事もままならない。
授業中もボーとしてて、先生にも怒られる事もしばしば・・・。
でも、彼女の事を忘れる事は出来ない。
『コクっちゃえよ』
友達はみんなそう言う。
『簡単に言うなよ』
笑ってごまかしては見たものの、もうそうこう言ってる状況じゃない。
みんな離れ離れになるのも後半年。
一度、彼女を呼び出したことがあるが、それはノートを渡すと言う口実のもと呼び出したのだ。
それで・・・。渡しただけで『ありがとう』って言われておめおめ引き返した。
『ばっかだなぁ』
みんなに罵られた。

彼女のいないのは俺だけ。そう思うと余計に虚しくなる。
いっそのこと死んじゃえばいいんじゃないか?なんて考えたが、彼女の事を忘れる訳じゃないので諦めた。
何故こうなったのだろう?
簡単じゃないか。
『好きです』
そう言うだけじゃないか。
何が怖い?
嫌われるのが怖い?
でも、もう嫌われてるかもしれないだろ??
断られるのが怖い?
断るとは限らないじゃないか??
じゃ何が怖いんだ?
死ぬ訳じゃあるまいし。
死ぬんだったらコクっちゃえよ。
自問自答を繰り返す日々が続いた。

それは突然の出来事だった。
地球の自転が逆回転するくらいの天変地異だ。
『彼女、転校するんだってよ』
その噂を耳にしたのは夏休みに入る前の日だった。
『今日の日直は最後に黒板を綺麗にして帰ること。いいな?』
そう先生が告げるとみんな立ち上がり、挨拶をして教室を出て行き始めた。
気づくと、彼女と教室で二人きりになった。
(そうか、今日の日直は彼女とだった)
そう思うと急に胸の高鳴りが彼女にも聞こえそうなほど大きくなり、手足が震えた。
『早く終わらせて帰りましょ?』
少し遅れて、
『あ、うん。そうだね』
黙々と黒板を拭く2人はどこかよそよそしかった。
『あ、あ、、あの~』
『なに?』
『突然なんですけど、立川さんのこと、好きです』
短い沈黙があった。
『私も、、私も好きです』
何のことかさっぱり解らず、
『あ、そうですか。気にしないでください』
そう言っていた。
『え?今なんて言いました??』
『だから、私も前から好きだったんです』
夢かもしれないと、顔を引っ張ったり、頭を殴ったりした。
『夢?じゃないですよね?』
『そうみたいです・・・』
ちょっと早い卒業の日がやって来た。


2004-08-25T21:22:52頃に書いた記事です。
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『はぁ~もうすぐ夏休みも終わりかぁ』
恵美はそう言うと、芝生の上に寝転んだ。
『大学生にもなるとバイトばっかりで何もしなくなるね』
那美もそう言うと芝生の上に寝転んだ。
『なんか、お先真っ暗って感じ』
『私も』
大きな青い空を眺めながら2人はお互いの事を確認しあった。

『ここなんかはどうですか?』
その男は何かを薦めた。
『う~ん。なんだかしっくりこないなぁ』
『お客さん。これ以上の物件なんてないですよ』
その男は少しむっとしながら言った。
恵美は不動産屋で一人暮らしの部屋を探していた。
『だって、初めての一人暮らしですもん。いいとこに住みたいでしょ?』
恵美は悪気もなくそう言った。
『もういいわ!こんなとこ二度とこないから!!』
突然飛び込んで来た怒鳴り声に恵美は椅子から跳び落ちそうになった。
『あ、ちょっと、お客さん!』
恵美はチラッと横目で見ていた。
(あれ?マミの??)
『私は、もうちょっといい物件を探してと言ったの。前のより悪いじゃない!』
『そう言われましてもお客さん。もうこれ以上の物件はないですよ』
『もういいわ。他で探すから』
そう言うとマミのママが出ていった。
『あの人、一人暮らしでもするのかなぁ』
『ああ、あの人先週も来ててね。あれやこれやと文句を言っては家賃を下げさせようとするんだよ。ほんと困ったもんだ。もうこないからせいせいするよ』
『おじさん、私も二度とこないから』
恵美は怒ったような顔をして出て行った。
『なんだぁ』
男は困惑してその後姿を見送った。

『マミ!マミ!!』
恵美は少し声を大きくして言った。
『あ、恵美。どうしたの?』
『ううん。ただ呼びたかっただけ』
『なによ~。気持ち悪い。何かあったの?』
『マミ。出て行くの?』
『あ、知ってたの・・・』
『ううん。こないだ不動産屋でマミのママ見かけたの』
『出て行くんじゃないの。お父さんとお母さん離婚しちゃうの。それでママ・・・』
『ごめん。悪いこと聞いちゃった』
『いいの。もう随分前から決まってた事だから。ただ、お母さんの部屋が決まり次第お母さんは出て行くの』
『そう。マミはお父さんと?』
『うん。その方が学校も苗字も変わらなくていいだろうって』
『勝手ね。大人って』
『うん。私も思う。大人にはなりたくないなぁって』
『じゃ、今から2人は子供のままでいよう!』
『うん』
青い空を映し出した地面に小さな雨粒が一つ滴り落ちた・・・。


2004-07-21T23:34:38頃に書いた記事です。
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