こんにちは、和於屋三線の番頭です。

今日から、三線に関していろいろ書いていきます。

まずは下の画像をご覧下さい。A とBの画像の違いがお分かりになりますか?

ヒント:カラクイ歌口の材質などはどちらも同じです。


わおや番頭のブログ-和於屋三線カラクイ画像


ジャ、ジャ~ン (^^♪ 答えは弦の巻き方が違います。


Aは弦を巻き取る際、カラクイの細いほう(先端)に向かって巻いています。
Bはその逆で、太いほう(握る部分)に向かって巻いています。


では弦の巻き方で何が違うでしょうか。


それはカラクイの止まり方(締まり方)に大きな違いがあります。
Aのように弦を巻いてしまうと、カラクイが滑りやすく、調弦(ちんだみ)が定まりにくくなります。
さらにカラクイの削り方が良くないと、この巻き方では止まらないことも多々あります。


わおや番頭のブログ-和於屋三線カラクイ画像
上の画像でも判るように、細いほうへ巻いてしまうと、弦のテンション(張力)でカラクイを抜き取ってしまう

方向に「力」が加わり、滑りやすくなります。特に女弦のカラクイは大いに働き、止まり難い事が多くあります。



わおや番頭のブログ-和於屋三線カラクイ画像

B画像のように弦をカラクイの太いほうに巻き取っていくと、カラクイが滑りが少なくなります。
Aとは逆にカラクイを中へ引っ張り込む力が働き、特に男弦と中弦は良く止まるようになります。


ただ、女弦はカラクイを中へ引っ張り込む「力」が働くというよりは、外へ引き抜く「力」を働かないようにする

効果しかありません。これは、三本の弦の配置によるところが大きな原因です。


つまり、女弦は歌口の右の溝を通ります。

三線を正面から見て、右の溝と弦を巻き終わった所から歌口に向かってほぼ垂直にしか角度が

着けられないからです。垂直ではカラクイを引っ張り込む「力」は働きません。

だから、三本の弦の中で女弦が一番止まり難いように思います。


和於屋三線でもお客様よりカラクイの滑り調整を依頼されると、一番最初に弦の巻き方を
チェックするようにしています。


無論、よく止まるカラクイは弦の巻き方だけでなく、棹の穴に正確に合せて削られいることが大前提です。


しかし、正確に削られていてもカラクイと棹が接しているところは使っているうちにツルツルになってきます。

こうなると滑りやすくなり、弦の巻き方も重要になってきます。


弦の巻き方はどなたでも調整できるので、ご自身の三線を一度チェックしてみてください。(^_^)


次回は滑り出したカラクイの調整方法をご紹介します。


AD