先進国では特にお金と言うものは切り離す事が出来ません。
これまでは、自分の会社を何とかして続かせたい、社員に給料を払うのだ==
とこの事だけ強く考えてきたのですが、PTA会長となり、35年ぶりに中学校が
70周年をする事となり、募金を集める体験をする事になりました。
昨年からのPTA活動では、もっぱら子ども達に力が入りました。
小さな町の中にも、色々な業種の事業があるのですが・・
募金のお知らせをしていたのですが、留守の方にはお知らせをポストに入れました。
すると個人の方で私の事務所にわざわざ訪ねて来てくれ、お金を差し出してくれる
ご年配の方もあります。
「少ないですが、遠くで暮らしているのだけど息子が田子中学校出ましたから・・・」
「昨日お父さんが、少ししか出さなかったと聞いて、夜ケンカしたんだよ==
世話になってんのに・・・」とご商売をされていてもう高齢の方です。
子どもの数が減っているのばかり気にしていたのですが、
地域でのご商売はお客様がずいぶん減っているのを聞きますし人口が半分になりました。
コンビニや大型店、ドラックストアなど田子にも出来てきているのですから、
お客様の取り合いです。
今は現金で支払う事が少なくなっています。
思い出します。私が小学生の頃、水道料金の集金に出かけます。
すると、
「え、今来たの?」
「今、お金ないよ==」
と嫌々出す方が多いような気がしました。
そんな中で、
「準備して待ってたよ==暗いとこよく来てくれたな!」
と私が水を使ったのではないのですが、お金の出し方にその人の様子を
小さいながら感じました。
今回は、何度か感動してしまい涙が出ました。
少ない金額でもお金の重さが実に重いのです。
人間性や人生観を見させてもらうような気がしました。
「これを使ってくれ・・・」と出された経営者もいらっしゃいます。
私もこんなかっこいい方の様になりたい!!と声に出てしまいました。
京セラの稲盛会長は
「土俵の真ん中で仕事をすればいい」
「世の為人の為」
と常におっしゃいます。
ギリギリの仕事ではなく、自分の為だけの仕事ではなく
世の中の為、社会の為に一所懸命に仕事をして
社員もみんな人間としての道を知る事が未来への道もでき、その周りにいる子ども達
にもきっと役立つのです。
その事の輪が世界平和となると信じています!!