外交部(外務省)の洪磊報道官は8日、定例記者会見を開き、記者からの質問に答えた。

 問:まず、中国の海洋監視船、漁業監視船が近ごろ相次いで釣魚島(日本名・尖閣諸島)海域に向かい、中国の軍艦も当該海域で確認されている。中国はこの行為で対外にどのような情報を伝えたいのか?次に、日本政府は最近、日台漁業交渉の再開を呼びかけている。これについて中国側の意見は?

 答:一番目の質問について。釣魚島およびその付属島嶼は古来より中国固有の領土であり、その周辺海域は中国の管轄海域だ。国の領土主権を守る中国の意志と決意は揺るぎないものだ。中国の海洋監視船、漁業監視船はすでに釣魚島海域で公務を執行しており、今後も引き続き執行していく。国の領土主権と海洋権益を守ることは、中国軍の神聖な責務である。

 二番目の質問について。台湾の外交往来などの問題における中国の立場は一貫しており、明確だ。関係諸国が一つの中国の原則を固く守り、台湾にかかわる問題を慎重に処理することを望む。(編集SN)

 「人民網日本語版」2012年10月9日