2005-04-15

パリへ行ってきた - パリへ安く行く

テーマ:Paris
今回は夜行を使ってパリへ行ったんだけど、予想以外に安く上がった。
もちろん寝台車なんかではなくて、普通のボックス席。でも往きは6人用キャビンに乗客が3人しか居なかったので、片側のシートを占領させてもらい熟睡。
空が白々と明るくなったパリに到着。日曜日の朝7時だったので、街はまだまだ眠気を引きずっていた。しかし、数日しか滞在しない観光客にとっては、一日を有効に使うことができる。大人気のモンマルトルの丘も世界中からの観光客でごった返す前にのんびりと散歩を楽しむことができた。

往路:バーゼルSNCF - パリ東 バーゼル12時50分発でパリ着が6時46分、35ユーロ
復路:パリ東 - シュトラスブール パリ23時14分発でシュトラスブール着が5時35分、30ユーロ

パリの東駅は、ちょっとうらさびれた雰囲気。夜も10時頃を過ぎると、パリ郊外へ帰るらしい外国人居住者、特に黒人でいっぱいになった。パン屋で最後にパン・オ・ショコラを買ってちょっと離れたところで食べていたら、黒人の若い体格の良い男性が近づいてきて、何やらフランス語で話し掛けてきた。ジェスチャーから察して、お腹が空いているからそのパンをよこせと言っているらしかった。フランス語も英語も話せないと伝えると、何やら罵りながら離れていった。こういう場所では、人ごみから離れてはいけない。外国人の旅行者らしき人々が何人もいるところへと戻った。しばらくすると、通りすがりの黒人グループとたむろしていた黒人のグループが小競り合いを始めた。ちょっと怖いかも。しかし、周りを見回すと、ビジネスマンらしき男性や休暇中のような雰囲気の中年のカップルもいるのでちょっと安心。そうこうしているうちに列車の案内が表示された。

帰りは普通のボックス席なのでちょっと狭かったけど、これもがらんとしてほとんど乗客が居ない状態。逆に不安になるほどだった。
パリは宿泊費もめちゃくちゃ高いことで知られているけど、探してみると結構安い宿も見つかる。もちろん中心部は高めだし、シングルはツインやダブルに比べて割高。

http://book-a-hotel-in-paris.com/en/arrondissement/index.html

このサイトは便利。ホテルが区ごとに整理されていて検索しやすい上に、ヨーロッパのいろんな言語をカバーしている。クレジットカードがあれば、インターネットでそのまま予約できる。
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2005-03-25

パリへ行ってきた(5) シテ島~サンルイ島

テーマ:Paris
パリ発祥の地シテ島から、さらに橋を渡ってサンルイ島へ。

St.Luis1

サン・ルイ島散策も、今回のパリ小旅行の大切な目的の一つだった。
ここ1年くらいで岸恵子のエッセイをほとんど全部読んだんだけど、その中で、彼女がサン・ルイ島にある由緒正しいアパートメントをようやく手に入れた話、苦労して手に入れたのに建築物がそりゃもう古いせいでトラブル続きな話、同じ建物にアパートメントを持つしたたかな隣人達の話、日曜日に新聞を片手に島のベンチへ出かけていく彼女が知り合ったホームレスのおじさんの話なんかが、実に生き生きとユーモアたっぷりに描写されているから。


著者: 岸 恵子
タイトル: 30年の物語

実際に歩いてみたサン・ルイ島は、古い建物が並ぶ感じの良い住宅地だったけど、一本だけ島を貫いている目抜き通りは観光客であふれ、想像していた「静かな」高級住宅街とはかけ離れていた。
パリの中心に位置して歴史ある街区だから、有名人もたくさんアパートメントを所有しているらしいけど、こんなに日本人も含めてたくさんの観光客が訪れるんじゃ、落ち着かないんじゃないですか、岸さん?

St.Luis

「君の名は」でスターの仲間入りをした岸恵子は、長崎で映画を撮るために来日していた医者で映画監督のイヴ・シアンピと恋をして、「雪国」の撮影が終わると、結婚するために仕事も祖国日本もすべてを投げ打って単独でフランスへ渡った。
この辺の情熱的で思い立ったら一直線なところが女優らしいと言うか、江戸っ子じゃなくて浜っ子気質なのかな。
それでもやっぱり日本が恋しく、フランスに長く居れば居るほど自分の中の日本人を意識してしまうという辺り、共感してしまう。
フランスで生まれ育った「フランス人」の娘との間にある隔たりが切ない。

彼女のエッセイの中では、映画女優としての出発、結婚、離婚から再出発などの話が無邪気ともいえる率直さで物語られている。とっても感性が鋭くって、頭でいろいろ考えるよりも肌で敏感に感じ取っていく人だということが伝わってくる。



著者: 岸 恵子
タイトル: 巴里の空はあかね雲

岸恵子が出演している昔の映画やドラマはまだ観たことがない。「君の名は」とか「雪国」とか、特に彼女の夫だったイヴ・シアンピが日本で撮ったという映画を是非観てみたい。
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2005-03-25

パリへ行ってきた(4) ポンヌフ~シテ島~芸術橋

テーマ:Paris
アメリロケ地めぐりはとりあえず終了で、パリの中心部へ移動。

タイトル: ポンヌフの恋人〈無修正版〉

映画「ポンヌフの恋人」で舞台になったポンヌフに行った。

修復のために閉鎖していたポンヌフを舞台にするために、寸分違わぬ複製を作ったということはどこかで読んで知っていたが、実物を目にするとその発想に圧倒される。
一部を残してほぼ修復の完了しているポンヌフは、パリで最も古い橋とは思えないくらい真っ白でピカピカにきれいで、逆にポンヌフ(新橋)という名前がピッタリ当てはまっていた。

PontNeuf

ポンヌフからパリ発祥の地、シテ島へ渡った。

地図で見るシテ島はなんだか小さくって、いくら交通の便が良い上に攻められても守りやすいとはいえ、わざわざ川の中州に街を作らなくても、と思っていたが、実際に行ってみると結構大きかった。

Cite

しかし、セーヌ川はよく氾濫して、ひどい時はモンマルトルの付近まで水浸しになったってたというくらいだから、シテ島やサンルイ島だって、頻繁に水に浸かっていたはずだ。
もっとも海に比較的近いから、洪水の速度はゆっくりで、石造りの重厚な建物はのんびりと水に浸かって、何日でも水が引くのを待っていたんだろうな。

ポンヌフの隣に架かっているのは、歩行者専用の芸術橋。
アメリがドミニク・ブルトドウに宝物の小箱を返した後のシーンで彼女が溌剌とした表情で渡っていく橋だ。

Art

昼間は橋の上にたくさんの絵描きが並んで、自分の描いた風景画を売り、それを縫うように、観光客がたくさん通って、ルーブル宮やポンヌフ・シテ島をバックに写真を撮っている。

Art2

暗くなって人通りが減ると、若者がグループで所々に集まり、輪になって座りこんでおしゃべりしたり、飲んだりしていた。
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2005-03-25

パリへ行ってきた(3) モンマルトル

テーマ:Paris
著者: プチグラパブリッシング タイトル: アメリ―モンマルトルのアメリとパリの映画たち

カフェ2ムーランのあるrue Lepicを後にして、コリニヨンの青果店を探す。
狭い路地のような通りが二股に分かれているところに、映画のままのお店があった。
日曜日なのにお店が開いていた。

Gemuseladen

観光客が多いからだろうか?

たとえ観光客が多いにしても、青果店が日曜日に開いているなんてドイツではちょっと考えられないけど。

ただでさえ狭い通りの片側は路上駐車でびっしりと埋め尽くされている。
東駅と北駅の間にある小さな通りも路上駐車でいっぱいだった。
映画を撮影した時は邪魔になる車をすべてどかせて、絵柄に合う車をわざわざ持ってきて置いたという言うから、大変な手間だ。

パリの街は汚いことで有名だけど、本当に汚れている。
至る所にゴミや犬のフンが落ちていて、カメラを構えたまま歩いたら思いっきり踏みつけてしまいそうだ。

初日の朝から要領よくアメリのロケ地めぐりをして、今回のパリ小旅行の目的を大体果たしてしまった。

カフェ2ムーランやコリニヨンのお店も見つけることができたことで、機嫌よくブラブラとそのまま歩いていったら、またサン・クレール寺院の下に出た。
ふと右手を見ると、メトロの駅のある大通りから狭い路地を通ってこちらへ歩いて来る人々の波。
原宿の竹下通りを思い出した。
日本人はにミーハーだって有名だけど、欧米人だって思いっきりミーハーじゃないかと心の中で悪態をつく。
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2005-03-25

パリへ行ってきた(2) サンクレール寺院~カフェ2ムーラン

テーマ:Paris


アーティスト: サントラ
タイトル: アメリ

モンマルトルと言えば通りに面してずらっと軒を並べるセックスショップが有名だけど、
サン・クレール寺院という道路標示を見て、
早々に丘の方に曲がってしまったので、
そんな所を通らずにご機嫌なまま散歩を丘を登って行った。

9時ごろサンクレール寺院とその下の公園に到着。
小さなメリーゴーランドまで、映画に出てくるままの姿で、静かな朝の空気の中にまだ眠りから覚めきらないようにたたずんでいた。
Tempel
まばらだけど次々と訪れては寺院と公園をカメラに収め、確かめるように階段を上っていく人々と,
それを待ち受けている物売りたちが、これから日中大挙して訪れる観光客を予感させるようだった。

サンクレール寺院まで登り、ひと時階段に座ってパリの市街への展望を眺めた後、アメリのカフェのある通りの方角に歩いた。
知らない街を歩く時でもあまり地図は見ない。
大体の方角を見極めて適当に歩く。その方がその街の雰囲気を観察できるから。

だから当然迷う。

カフェ2ムーランのある通りは、下町の小さいけど活気のある商店街といった感じ。
映画のアメリが盲目の老人を助けて歩くシーンそのままで、生き生きと活気にあふれていた。

Hund

カフェは、日曜日の10時前だというのに、外の席がほぼ埋まっていた。
店の中はまだ空いていたけど。

Cafe2Moulin

DVDのオーディオコメントでジュネー監督が、実際にこのカフェの向かいに住んでいて、ここをいつも使っていたと言っていたけど、どのアパートメントかなあ、、、。

この通り、rue Lepicは登っていくと別の通りにぶつかるような形で左に折れてカーブしながらさらに丘を登っていく。
左に行かずに右へ歩いていくと、そこもまたとっても賑わいのある商店街が続いていた。
ちょっと高級そうなイタリア食材店やワイン専門店、雑貨屋やブティックとしゃれた感じのカフェやビストロが並んでいる。
下町というよりもいまどきのおしゃれな街角って雰囲気で、これも映画の影響だろうか?

ジュネー監督も、映画が大ヒットしたおかげでモンマルトル周辺の地価が急激に上がって家賃が値上がりしたとこぼしていたけど。
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2005-03-24

パリへ行ってきた(1) サン・マルタン運河~東駅~北駅~モンマルトル

テーマ:Paris
2度目のパリ。1度目は、もうひと昔以上前だな。

今回の第一目的は、アメリのロケ地を歩いてみること。




タイトル: アメリ

夜行列車で朝7時の東駅に着いたので、降りたとたんに見たことのある光景が目に入ってきて、いきなりテンションが上がった。映画で証明写真のボックスが置いてあったホールに実際に立ってみる。映画はDVDで何度も観ているのに、ボックスが置いてあった場所やアメリが歩いていった方向など、確かめようとするとディテールが思い出せない。

そのままサン・マルタン運河へ散歩に出かけた。映画ではアメリが水切りをする水面が中心で周囲があまり映ってなかったけど、朝のヒヤッとする空気の中で静かに水を湛えた水面を見下ろす住宅街はとっても良い雰囲気。最近若い世代の間で人気が上がって、地価が上昇中なんだって。それに運河の水位を調整するための堰や、下を船が通過できるように架けられた太鼓橋が、独特の個性を主張してその場の雰囲気を統制している。機能を備えたデザインはシックでかっこいい。

St.Martin

もう一度東駅へ戻って、駅舎を通って北駅へ向かうことにする。東駅へ戻って駅舎へ入るところで、脇の入り口はアメリが座ってニノのアルバムを眺めていたあの階段だった。期待していなかっただけにびっくり。映画で見て想像してたよりもずっと小さな出入り口だった。

東駅構内を通り過ぎて反対側の脇の出入り口から北駅へ向かおうとするとまた次の場面が目に飛び込んできた。謎の証明写真の男を追ってニノが駆け上がっていくあの階段。ニノがスクーターを急発進させて、曲がってきた車と接触しそうになってアルバムの入ったカバンを落としたあの道路。

Gare de l´Est

東へ向かう列車のターミナル駅だから東駅。駅周辺は時代から取り残されたようなうらさびれた雰囲気があって人気も少なかった。「ちょうど東京の上野駅みたいな感じでしょ(いとこ談)」本当だね。 北駅周辺はホテルやビストロ、カフェなんかもあって東駅よりももう少し賑やか。

さて、北駅から徒歩でモンマルトルへ。貧乏人なのでメトロやバスは滅多な事では使わない。どうせ時間はたっぷりあるし。

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