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先週、11/11の朗読会はこれまでにない、私にとって新たなカタチの朗読会でした。 

 

なかなか書く言葉にまとまりませんでしたが、やっと書けそうです。 

 

開いて下さったのは、インディアンビーズ刺繍のソソホラさん。鎌倉に来て出会った大切な友人です。 

 

 

鹿革の魅力を伝えたい、地球の一部として自然に還る材料だけで作品を作りたいというアーティスト。初めて工房に足を踏み入れた瞬間から、まるで何かをお互いに確認しあうかのように、そしてやはりそうなんだという確信を抱くように止めどなく交わされる言葉。 

 

そんなソソホラさんが、「ワカの声で、その朗読聞いてみたい!うちでやって!」と言ってくださったのが先月。 

 

 

 

ソソホラさんが楽しみに企画しているエネルギーに呼応するようにあっという間に定員を超え、更に、織物作家さんの繊細で美しい羊毛ラグにお客様がお座りになり、ソソホラさんのご縁のインディアンフルート奏者のガイネさんがオープニングに演奏し、私はソソホラさんが作り大切にされているマントを纏っての朗読会へと、どんどん企画が濃くなっていきました。 

 

 

迎えた当日は、数日前までの雨予報がうそのような温かい日差しとなりました。これがソソホラさんの作品のマントです。鹿革の形をそのままに、少しも革を切って棄てることをなさらず、ビーズで美しく彩られています。

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耳には、朗読会用にと特別に誂えて頂いた国産精麻の耳飾り。 

 

 

 

 

初めてお目にかかるガイネさん。 

インディアンフルート奏者であり、ご自身で作り、また作り方を教えている方でソソホラさんでもワークショップをされたんだとか。 

 

オープニングに演奏して下さった時、インディアンフルートの音色に初めて出会ったのは、このホピ物語を出版されているランド・アンド・ライフさんの映画「ホピの予言」だっと仰るではありませんか。 

 

 

その映画で耳にし、今も記憶に残っているメロディも演奏してくださいました。なんという幕開け。

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先日、ソソホラさんからご紹介頂いた鉄作家、斉藤鉄平さんとソソホラさんコラボの可愛らしいランプも側にいてくれます。

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温かな午下りに始まった朗読。 

創世神話を長老ダンが語り始めます。

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店内にびっしりとお座りになっている皆様の多くが、やがて目をつむり、物語の世界を旅していらっしゃる様子が伝わります。 

 

 

喉はまだ本調子ではなく、時折痰がからんだり、声がかすれはじめたりしましたが、不思議な事に咳は出ませんでした。 

 

 

きらきらと眼を向けながら聴いていらっしゃる方もいます。 その輝きは、まるで子供が昔話を聞き入っているような無垢なお顔。

 

 

陽が落ち暗くなってゆくにつれ、温かでそこここに鹿革のインディアンビーズ刺繍作品が置かれたソソホラの中はどこか遠い国にいるようでした。 

 

 

途中休憩の間はお客様同士楽しく歓談されていましたが、朗読が始まるとあっという間にみなさんがまた物語の世界に戻って行かれたご様子でした。


体全体にかかる僅かな心地よい重さを伴った鹿革。保温機能の高い温かな鹿革マントを纏っての朗読は楽にリラックスした状態を保ってくれたように思います。いつもより朗読している時間が短く感じました。






朗読を終え、物語の世界からこちらの世界にお戻り頂くために、この日はかつてアメリカ大陸縦断のピースウォークでカリフォルニアの若いインディアンに教えてもらった唄を歌いました。高い音を出す唄なので、万全ではない喉にはちょっと負担が大きかったようで、途中、一呼吸置いて喉を整えてから再度声を出すという場面もありましたが、大地からエネルギーを頂くようなイメージで何とか最後まで唄いました。

{B381015D-BE52-472A-BBA9-AB82B8ABB9E1}言葉にできることがあればお聞かせくださいとお願いすると、皆さんそれぞれの体験や心に浮かんだことをシェアしてくださり、それが終わった後も多くの方が残ってお話ししたりソソホラさんの作品を手に取ったりと新たな出会いが広がっていきました。

私もインディアンジュエリーが大好きという美女たちとソソホラさんの作品にうっとりしたり。



私のお手当を体験したことのあるソソホラさんは、朗読が「お手当てみたい!」と仰いました。身体は起きていられない程リラックスして、座っていても上半身がどんどん前に倒れていくんだけど、目はパッチリなの!と。

インディアンフルートのガイネさんは、私の声は倍音の要素が入っているから聞いている人は心地よくなるんだろうね、と仰ってくださいました。

深いリラックス状態で心地よく聞いていただける。だからこそ物語の世界を旅していただけるのかもしれません。とっても嬉しいコメントでした。


お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
美しいラグをお客様のために提供してくださった織物作家『典布』さん
鉄作家、斎藤鉄平さん
インディアンフルート奏者で作家のガイネさん
主催してくださったインディアンビーズ刺繍『ソソホラ』さん
皆様へ心からの感謝を。


ソソホラさんが、いち早く朗読会の様子やご自身の感想を綴ってくださっています。

 

 

 



下の写真は、ソソホラさんの初期のビーズ刺繍作品。
思いっきり分厚い革ブーツで鎌倉に来てしまった私に、軽くて柔らかいこのモカシンを貸して下さっています。それに、急に冷え込んだ先月、それほど寒くないだろうとあまり温かい服を持って来ず何か温かい服買わなくちゃ!と言っていたら、「これ貸してあげる!」と鹿革のスカートにもマントにもできる2WAYの作品を手渡してくれるのです。
「濡れても多少汚れても、乾かせば大丈夫だから!」と。とても気軽に買えるような代物ではない作品なので戸惑う私に、「ソソホラ宣伝してね」とニッコリ。
お陰で、鹿革の保温力の高さや柔らかさ、肌触りの良さ日々実感する貴重な日々を送っています。実際、雨で濡らしてしまったこのモカシンも、乾いたらこの通り柔らかです。雨の跡がシミになったりもしていません。(鞣しと染色以外の加工をしていない革だそう)

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他に、セーターなども貸してくれたり、すっかり鎌倉の姉のような存在。
北海道のりんごも共同で取り寄せしました。




そんなソソホラさんがボランティアに行ったというので知った久米島。
そこに球美の里という福島の子供たちの保養施設があるんだそうです。
北海道の余市にも保養を行っている団体があり、1度だけ冬休みの保養ボランティアに加えていただいたことがありますが、沖縄での保養はどういう感じなのかしら?久米島ってどんなところ?という興味がむくむく湧いてきて、札幌に戻る直前の保養にボランティアで加えていただくことになりました。
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関東の滞在も残りわずか。
今週末は、渋谷でのホピ物語朗読会です。
今週末というか、明後日です。どうぞおいでください。

 

 

おすましペガサスご予約受付中 11月18日(土) 14時〜17時
会場 :NEOビジョンスタジオ
(JR渋谷駅東口より7分、地下鉄12番出口より徒歩5分)
主催:NEOビジョンスタジオ 
[お問合せ] NEO.vision.ST@gmail.com
[ご予約フォーム] ご予約専用フォーム
フェイスブック イベントページ

 

 

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