30万人以上の抗議デモにより政府が敗北し、法案撤回
Mass demos force Romania gov't climbdown

2月4日【Yahoo News】


(画像「大規模なデモがあっても政権の座を譲ろうとしない政権(英語)」より)

ブカレスト(AFP通信)
ルーマニアで1日、政府が汚職を免罪する命令を発したことを受け4日、同国の首都で大規模なデモが行われ、結果として政府が同法案を撤退するという劇的な展開となった。

1989年に独裁者のニコラス・チャウチェシェスクによる共産主義政権が市民の抗議活動によって転覆されたが、今回のデモはそれに次ぐ大規模なものとなっていた。

デモの参加者らは政府に圧力をかけ続けることを誓い、土曜日には5日間におよぶ抗議活動のクライマックスを迎え、全国の路上に推定33万人が集結していた。

ソリン・グリンデアヌ首相はテレビ放映で、政府は日曜にも集会し、汚職を行っていた職員の免罪を認めた緊急命令を撤回させる方針であると発表。

グリンデアヌ首相:「私はルーマニアを分断させることは望んでいません」

5日間連続でブカレスト中央部にある政府中枢部の前には約12万人が抗議活動のために集まっていたが、同首相はその建物内で上記のような発言をし、それにより抗議活動を行っていた市民らは祝福ムードに包まれた。

デモに参加していた30代の女性ラルカさんは喜んではいるものの、現行の左派政権は発足から1か月に満たないが未だに信頼できないと話してくれた。

ラルカさん(AFP通信):「国民はこの政権に対し、厳しい目を光らせ続けるでしょう」

1日に可決された緊急命令では、汚職の損失額が4.4万ユーロ(約530万円)以上だった場合のみ収監対象とすると権力を濫用した宣言がなされ、2月10日から発行される予定となっていた。

同政権はまた別の行政命令として、5年以下の懲役刑にある2,500人の釈放について再検討することを希望していた。左派の社会民主党(PSD)に属するグリンデアヌ首相は、この法案は刑法を憲法と一致させ、過密状態の刑務所の負担を減らすことだとしている。

しかし本当の目的は、ここ数年の間に行われた大規模な反汚職運動に巻き込まれた数千人の職員や政治家(多くがPSD関係者)を開放することであるという批判も出されている。
ルーマニアの取り組みを賞賛していたEU本部は今週、同政府に対して「撤回」しないようにと警告を発していた。アメリカ政府もまた、汚職犯罪に対する「説明責任」に対して「非常に懸念」していると発言している。


正義を望む国民の声
しかし最も心配していたのは普通のルーマニア市民で、1989年以来で最大級の抗議活動を招くこととなった。

ブカレストで4日には数万人規模の市民が抗議活動に参加し、バナーを掲げたり旗を振ったり、あるいは笛をならし、政府建物の周りで人間の鎖を作り賑やかな活動が行われていた。その他にもルーマニアの主要都市、特に1989年の革命の拠点となったティミショアラなどでも抗議活動が開催されていた。

全国で金曜の夜には20~25万人、水曜には30万人が抗議活動に集まったと同国メディアは伝えている。

土曜の朝、家族で抗議活動に参加していた主婦:「これは私たちの子供の未来がかかっています。私たちは正義がなされることを希望しています」

ブカレストでの抗議デモに乳母車を押しながら参加していた公務員のアレクサンダー(30)さんは、毎日の生活の中で収賄が横行していると述べた。そしてAFP通信に対し、政治的腐敗は「私たちの周り中にあります。小さなことが私たちの生活をより難しくしています」とし、「私はそのシステムの中で働いていますが、内部の人間から見るととても恐ろしいほどです」と答えた。


(画像 http://www.nbcnews.com)

「言葉だけ」で騙されない市民
政府の撤回発言が祝われていたがその一方で、ブカレストには夜遅くまでホーンの音が鳴り響いていた。ルーマニアの人々は、政府がその約束を確実に守るようにさせたいという。

あるビジネスウーマン:「ここではまだ実体化されていません。言葉の約束があるだけです。この公約が実施されるよう、私たちは目を光らせておく必要があります」

失業中の抗議活動参加者(男性)は、市民がこの問題を解決したことはとても嬉しいとしながらも、ルーマニアの政治的腐敗を根本から断ち切るためにはまだまだ長い道のりだという考えを述べた。

「この国にはあまりにも多くの泥棒がいます。彼らは私たちの将来を奪おうとしているのです。私たちの未来、そして子供たちの未来を奪おうとするなんて、とても悪いことですよ」

【参考】https://www.yahoo.com/news/romanian-mass-protests-enter-fifth-day-113445930.html





(翻訳終了)

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【コメント】



この画像が掲載されていたIndian Express紙では、抗議活動の参加者は50万人だったともされていました。

ルーマニアの人口が2000人弱(2013年統計)ということですので、50万人の参加だと全国民の40人に一人が抗議活動に参加していたことになります( ゚Д゚)。お年寄りや赤ちゃん、子供も全人口に含まれていますので、これはすごい割合の市民が参加していたことになります。

ちなみに最近のルーマニアの気温は最高気温が0度前後、最低ではマイナス6度前後と寒い気候の中でも、長時間に及ぶ活動に参加するほど激怒し、何かできることをと考えた市民がそれだけいるというのがすごいです。

このデモに海外などの外部勢力による意図的なコントロール、関与があったかはわかりませんが、それでもこれだけ自国の政治に対して必死な国民というのは羨ましくもあります。とはいえ、それだけ経済的にひっ迫しているからこその政治的関心の高さ、という可能性もありますが。(ルーマニアがEUに加盟するや、相当な数の移民がイギリスに入って来ていました)

しかし一方、こんな感じで「そもそもデモどころか政治には興味もないけど、とりあえずこないだ選挙に行ったから、あとは家で映画でも見ておくわ~」という人ばかりの国では、民主主義の実現も難しいでしょうね(;^ω^)




主権を持っているはずの国民が、代表者(政治家)に政治を丸投げしていてはやられたい放題になりがちです。監視社会を恐れるのではなく、ルーマニアの国民の様に、逆に国民が政府に対して厳しい監視の目を光らせるくらいでちょうどいいのではないでしょうか。


ルーマニア政府も数十年前に革命があり、また今回のデモが相当な規模であったからとはいえ、抗議活動によって方向を転換したのもまだ民主主義的な方ですね。大規模なデモがあっても完全スルーな国も多くありますから。


「人々が政府を恐れている時、独裁政治がある。
政府が人々を恐れる時、そこには自由がある。


トーマス・ジェファーソン(第三代アメリカ大統領)」


アメリカのやらせ暴動、デモについて
最近のトランプ氏の大統領就任をめぐり、アメリカ国内外でデモや暴動が続いています。
女性の権利を主張するデモはイギリスまで飛び火し、ロンドンで大規模なデモもありました。しかしある動画でその様子を見ると、インタビューを受けた一部の参加者はデモの趣旨をあまり理解しておらず、感情的になっただけで参加している様子が見て取れました。誤った情報を前提に感情的になっているとインタビュアーに指摘されると、しどろもどろになった人もおり、煽情的なマスコミの報道からノリだけでデモに参加した人が多そうでした。

また大統領就任式やバークリー校などで大暴れしていたブラックブロック(Black Bloc、アナキストの中でも過激派で実力行使を厭わないセクト。だいたいが黒ずくめの格好で、身元を隠すために顔を隠していることが多い。日本はわかりませんが、欧米を中心に世界中にいます)のふりをしていた人たちが、実はやらせ動員だったのではないかという話もあります。

実際に動画を観たところ、音声は聞こえませんでしたが軍隊のように統制が取れた動きでした。アナキスト、しかもその過激派が最も忌み嫌う軍隊のように行動していること自体おかしいですね。

とはいえ、昨年の夏にアメリカCAのサクラメント(Sacramento)で起き、多数の負傷者も出した極右と極左の直接対決(暴動)の動画をいくつか見ていると、極左とされるAntifa(アンチ・ファシスト思想のグループでブラックブロックとかなり近いか、ほぼ同じ)も本気のようには見えたので、アメリカのブラックブロックすべてがやらせだとも思えません。アメリカらしく?、両サイドが口喧嘩もそこそこに、すぐに暴力行為に走っているのが印象的でした。



「政府が失敗したんだと思う瞬間



おばあちゃんが暴動に参加しているのを見た時」

この画像自体は今回の抗議活動とは無関係ですが、おばあちゃんの年代の方たちも抗議活動に参加してらしたので(⋈◍>◡<◍)。✧♡


 
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