フィンランド人が月800ユーロのベーシック・インカムを受け取ることになる可能性が
Finns could receive €800 as basic monthly income

12月7日【RT】https://www.rt.com/business/325006-finland-minimum-income-euros/ より翻訳



(イメージ画像 https://lifeboat.com




国家レベルのベーシック・インカム(BI)としてフィンランドの市民一人当たりに対し、毎月800ユーロ(約10万円強)を支払うことをフィンランド政府が計画している。

この合計額は収入レベルにも関係なく誰に対しても同額で、現在の社会保障に置き換わることになる。


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この法案は2016年11月に提示されることになっているものの、今の時点では540万人のフィンランド人に対し、大人だけで470億ユーロ(約6.3兆円)、総額522億ユーロ(約7兆円)という膨大な費用をどのように捻出するかについては明確にはされていない。

2016年度のフィンランドの収益は491億ユーロ(約6.5兆円)に到達する見込みで、同国の財政的状況は厳しいものとなることが予想されている。

8月の報告書におけるフィンランドの財務省のコメント:
「フィンランドの経済は深刻な状況にあります。GDP(国内総生産)の成長率はゼロ近く、失業率は上昇し、失業期間は長くなる一方です。不況が終わったといっても、経済成長は痛々しいくらい遅いでしょう」


同提案はフィンランドの社会福祉機構(Finnish Social Insurance Institution 、Kela)によって草案が作られており、この提案に賛成する国民は69%であるとしている。国民以外にもフィンランドのユハ・シピラ(Juha Sipila)首相もこの案を支援しており、「ベーシック・インカムは社会保障制度を単純化するという意味が含まれています」と述べている。

ベーシック・インカムの提案が前進することになれば、試験的な導入が行われる予定だ。正式なベーシック・インカム制度が有効になるまでの間は、フィンランド人には毎月550ユーロ(約7.3万円)を受け取ることに。

ベーシック・インカムの導入を検討しているのは、何もフィンランドが最初の国ではない。オランダのユトレヒト市は、来年度には同様の提案を実験的に試みる予定であるが、BIが支払われるのは生活保護受領者のみが対象となっている。

9月にはスイス国会がベーシック・インカム制度に反対する決議を行っているが、BIについての国民投票は2016年に実施される予定である。




(翻訳終了)



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【コメント】

イギリスの社会保障制度も複雑になりすぎて意味がわからないような状態になっています。緊縮財政とやらで継続的に削減がされており、身体障害者や母子家庭など経済的に恵まれていない多くの家庭の生活に大きな悪影響を与え、行き詰った人たちはさらにはホームレス化、餓死、犯罪を行うなどさらに大きな問題を作り出しています。

(国会の全体的な予算を見ると、社会福祉の削減によって増加する収入などは、防衛費や国会のコストなど無駄を省ける部門と比較するとごくわずかなものに過ぎませんが、メディアがやたらと「不正受給者が!」などと煽るので、そのような不正受給などに対する批判が高まっているという見方もありますが)









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