NASA出資ということで胡散臭いと思ったのですが、この科学者の方、かなり的を得ていますね。



****


数十年で『文明が崩壊』 NASA出資の研究が警告

(Nasa-funded study warns of ‘collapse of civilisation’ in coming decades)」

3月16日【The Independent】http://www.independent.co.uk/news/science/nasafunded-study-warns-of-collapse-of-civilisation-in-coming-decades-9195668.html



経済の不安定さが増え、地球の資源が差し迫った状況にあるため、現代文明はあとほんの数十年の間で崩壊する方向へ向かっていることを、NASA出資の科学的研究が告げている。



数学者らは、次の一世紀程度の間に、この工業化した世界に何が起こるか予想するための理論モデルを利用して予測したところ、控えめに予想されて事象でさえ、短期間で非常に悪化し始めているということを発見した。


過去の文明、例えばローマや漢、グプタ朝(インド)などは多くが高度な機能を備えていたものの崩壊しているが、それら古代文明に関する研究では、社会のエリート層が大災害の警告に対して「業務は平常通り(business as usual)」的なアプローチを、手遅れになるまで強く勧め続けたとしている。





採用された数学者のサファ・モテシャッリ(Safa Motesharri)氏は、彼自らの「人間と自然の動力学(Human And Nature Dynamical ・Handy)」モデルに基づいた報告書の中で、次のように記している。

「実際のところ隆盛と崩壊のプロセスは、歴史を通してみられる反復するサイクルなのです」


彼の研究は、自然学・社会学の科学者のチームのサポートとNASAのゴダード宇宙飛行センターからの資金提供により実施され、エコロジー経済学のジャーナルのEcological Economics上での発表が認められたとガーディアン紙が伝えている。

彼は、人口の増加から気候変動までの文明崩壊へと導く可能性のある要因を研究した。

その際に、これらの要因が収束されると「資源が乱用され」、「社会の経済的な層」が「エリート」と「大衆」に分断されることが、社会の崩壊の原因となりうることを発見した。


モテシャッリ氏は自らのHandyモデルを使用して、現在の世界の状態に非常に似通ったシナリオを査定し、次のことを発見した。

「かなり長い間、文明は継続維持が可能な方向性にあるように考えられていました。

ところが、たとえ最適な逓減率を用い、非常に少数のエリートの数を前提に始めたとしても、最終的にエリートがあまりにも大量に消費するため、大衆の間に大規模な食糧不足を起こす原因となり、結局は社会の崩壊をもたらします




しかし、最悪のケースとしての社会の崩壊は避けることが不可能ではないことを強調しており、彼は現実社会で「エリート層」といわれている者達に対して、経済的なバランスを復旧させるように行動することを求めている。


モテシャッリ氏「崩壊を避け、人口を均衡のとれたものに到達することは可能です。

ただし、自然からの資源の一人あたりの配分量を環境維持可能なレベルにまで減らし、また、資源が合理的な範囲で公平に分配された場合に限ります」


地球規模の災害が差し迫っている可能性があると警告を発した科学者は、彼が初めてではない。

昨年、スティーブン・ホーキング博士および英国でも最も優れた頭脳が集結したチームが、「世界滅亡リスト(doomsday list)」を起草しているが、これは地球に大ダメージを与えかねない、起こる可能性は低いものの影響の大きい壊滅的なイベントのリストである。



(翻訳終了)

*****

【コメント】

エリート層が「問題ありません。このままの方向性でいきましょう」と言い続けて大災害の可能性を無視し続け、さらに地球上の資源をほぼ独占してきたためにこれまでの文明が滅びてきたんですね。

今の状況とそっくりかぶっているようですが。



「大人:なんだか気候がおかしいなあ。

子供:そうだね・・・『気候』がね・・・」






AD

コメント(9)