三種混合 (MMR) ワクチンについてのインディペンデント紙の記事です。



「イタリアの裁判所で自閉症の子供に対する賠償判決で
 MMRワクチンに関する議論が再燃」


2012年6月17日
【The Independent】http://www.independent.co.uk/life-style/health-and-families/health-news/italian-court-reignites-mmr-vaccine-debate-after-award-over-child-with-autism-7858596.html

イタリアで下された判決に続き、三種混合ワクチン(MMR、麻疹・おたふく風邪、風疹の生ワクチンが混合されたワクチン)と自閉症の関連性に関する議論が再燃化しそうだ。

MMRワクチンを原因としてヴァレンティノ・ボッカ (Valentino Bocca、9歳) が自閉症になったことをイタリア保健省が認め、彼の家族に対して174,000ユーロ (約2,200万円) の賠償金を支払うようにという判決が、イタリア北東部のリミニ市で下された。

現在、100件ほどの同様の訴訟がイタリアの弁護士によって検討中であり、また専門家によれば、今回の訴訟判決によって他の家族も訴訟を起こす可能性もある、という。

しかし、イギリスの医師や衛生の専門家は、「この関連性が見られるのは、自閉症が発症する時期がMMRワクチンの接種時期と重なっているために過ぎない」、と反論している。保健省は、「MMRワクチンを受けた児童が自閉症を発症するリスクは、接種していない児童と比べて同等であることを証明する十分な証拠がある」と発表している。

1998年、権威のある医学ジャーナル、「ランセット (The Lancet) 」の中で、この三種混合ワクチンと自閉症を結び付けて考える論文を発表し、イギリスで大きく報道されたのは10年以上前であったが、今回のイタリアでの判決によって、新たに議論が持ち上がりそうだ。同論文の執筆者の方式は後に疑問視されることとなったが、多くの家族が子供に予防接種をうけさせることを拒否するには十分であった。

2004年、生後15か月ヴァレンティノ・ボッカはMMR予防接種を受けた。その後、健康的だった少年は強い不安感を持つようになったが、彼の両親によれば、その変化は予防接種の直後であったという。

ボッカ家の顧問弁護士であるルーカ・ヴェンタローロ氏は昨日、次のようにコメントをした。
イギリスのMMRワクチンには、ヴァレンティノ君が受けたのと同じ成分が含まれており、これはイギリスにとっても非常に重要な問題です。各国政府および各国の健康を担当する行政機関は、MMRワクチンが自閉症やそれに関連した症状を引き起こす可能性があるという事実を無視し、子供に予防接種を受けさせるよう保護者に強い圧力をかけていますが、これは不適切です

1970年以降、自閉症を発症した児童数は急激に増加し、イギリスの児童、64人中1人がかかっているという。

イタリアの裁判所で提出された新しい証拠が何であったかは依然として不明のままであるが、世界中で同様の訴訟が提訴される可能性がある。

「ワクチンに対する賠償金支払連合 (Vaccine Damage Payments Unit、仮訳) 」は、過去10年において、34件の訴訟に対し、60%以上の障害を持った子供を対象に少額の賠償金を支払ったに過ぎない。


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【コメント】
うちの息子の6週検診の際、予防接種を受けさせる両親の承諾書を医療機関に提出するよう、いわれました。

6歳になる娘は予防接種は全部受けさせていたのですが(インフルエンザ以外)、息子には受けさせないことにしました。

保健婦さん(Health Visitor、5歳までの乳幼児の健康管理を担当)に6週目の定期健診で会った際、彼女に予防接種を受けさせないつもりであることを伝えると、反論されるかな、と思っていたんですが、

「そうなの・・・。いろんなニュースがありますしね。
あなたたちの意志を尊重して、強制はしません。
ただ、イギリスでは93%の国民が予防接種を受けていて、そのおかげで感染症が減ってはいるのよ。
保健省のウェブサイトで各種のデータも確認できるから、見てみてはどう?
考えが変わったら、いつでも受けさせることもできるから、連絡して下さい」

と何とも理解のある対応でした。

私は、予防接種を受けている人の割合はもっと100%に近いと思っていたので、93%、つまり7%もの人が予防接種を受けていないということに驚きましたが、その後、近所の人や知り合いなどと話していると、身の回りにも子供に受けさせていない人が多いことがわかり
、ちょっと納得しました。

私と同じで、上の子供には予防接種を受けさせていたけど、ワクチンに関する裏事情を知ってからは、下の子供には受けさせていない家族もあり、中には「予防接種を受けた上の子供よりも、受けていない下の子供の方が健康だ」という人も結構いました。


予防接種も、医療機関に勧められているからというだけではなく、多角的な情報を入手した上で接種するかどうかの判断をしたいものです。

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その他関連リンク

*「MMRと自閉症の真実(2)(Tomorrow Kids Service 自閉症・発達障害 障がい児のための窓口サイト)


*「子宮頸がんワクチンの副作用で苦しんでおられる方の窓口」(friends-dcさんのブログ)

→『予防と対策(治療)です。予防はとにかく、このワクチンは絶対に射ってはダメです。もともと効きません

副反応が起こったら人生がめちゃめちゃになります。 欧米のワクチン被害者の手記をお読みになればわかりますように、ワクチンの副反応はとても大変です。てんかんがおこる不安、酷い痛み、自由に動かない体、そのために自殺した方もおられるようです


*ワクチンには、さらに、私たちの知らない裏事情 (akyoonさんのブログより)

→『1876年、ジェームズ・ウィルキンソン博士は、 「ワクチン接種は、まさに狂気の沙汰と言うしかない。これは、純粋な殺人である。」と断言しています。』