ストレスは体内からマグネシウムを奪う | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

ストレスは体内からマグネシウムを奪う

ストレスは、体内のマグネシウムを奪うのだそうです。尿として出ていってしまうというということなんです。

東京慈恵会医科大学の横田邦信先生の著書「〝メタボリックシンドローム"対策の必須ミネラル マグネシウム健康読本」 (現代書林・2006年)に、次のような話が載っていました。

国立健康・栄養研究所の西牟田守先生(現在は千葉県立保健医療大学健康科学部)らの研究のなかに、ストレスとマグネシウムの関係を実験調査したものがあるそうです。

大学生女子12名を対象に、食事を管理した条件下でストレスをかけて、尿中へのマグネシウムの尿中排泄量を測定したそうです。

①肉体的なストレスとして摂氏4度の寒冷曝露を午前と午後それぞれ2時間半。寒さがストレスとなります。

②精神的ストレスとして単純計算ドリル(精神作業)を午前と午後それぞれ3時間。簡単な計算でもストレスとなります。

以上の状態と、なにもしていないリラックスした状態とで、尿から排泄される各種ミネラルを比較したところ、 これらのストレスで、マグネシウムの尿中排泄が増えたことが確認されたそうです。

(参考資料:西牟田守『ストレス、マグネシウム―成人病との関係―』(光生館))

厚生省が制定する栄養所要量の食事摂取基準に比べ、国民健康・栄養調査によると、 1日に100~110mg、摂取推奨量の約25%も、マグネシウムが不足している実態が明らかになっているそうです。

ただでさえ不足しているマグネシウムに、ストレスが加わると、もっと不足してしまうことになります。

東北・関東の避難所で暮らす被災地の方々が心配ですね。

そして、日々働く皆様も、ストレスを感じることが多い今日このごろだと思います。

マグネシウムを多く含む食品には、海藻、玄米、海水塩、胡麻などです。

ストレスを感じたな、と思ったら、 心がけて摂るようにしてください。

「わじまの水塩」はマグネシウムの割合が多いので、魚や肉の下ごしらえなどに使っていると、自然にマグネシウムが摂れますよ。

マグネシウムの効果の概略については、こちらを見てください→