ドロシーが突然倒れた日からもうすぐ3週間が経とうとしている。

 

昨日の事のような、逆にもっと前だったような、変な感覚のまま月日が過ぎていく。

 

先週日曜のイースター(復活祭)に無事ファームでドロシーのお葬式を済ませ、家族も皆元の生活に戻っていった。

 

クリスチャンだったドロシーは、クリスマスとイースターが年中行事の中で一番大好きで、元気だったころは毎年すごい量のイースターエッグを用意して、孫達に配ってくれていたんだったなぁ。

 

数年前のイースター、私にイースターエッグディズニーイースターをくれた時「このイースターエッグとゆで卵を食べてAdrianと今夜子作りに励みなさいウインク赤ちゃんがやってくるから」

 

と、かなり真剣に言って来たドロシーウインク

 

「復活祭は新しい始まり、誕生の意味があるんだから私の言う事信じなさい十字架

 

そんな事を言っていたドロシーのお葬式をイースターにする事になったのも、何か運命的なものを感じるなぁ。。。キリストが蘇った日だものね・・・。新しい始まり。

ドロシーのいなくなったシャープ家の、新たな始まりだね・・・。ドロシーの新しい世界での始まりでもあるのかな。

 

お葬式の様子はまた改めて書くとして。

 

今日は、倒れてから亡くなるまでの時間について書き残しておこうと思う。

 

クリスマス、イースター、それと同じくらいドロシーにとって大切なのが、家族の誕生日。

ドロシーは誕生日ノートを持っていて、肌身離さず常に近いところにそれを置いて、毎日家族の誕生日をチェックしていた。

 

今もドロシーのソファーの肘置きに、ドロシーが置いたままにしていたノートがそのままになっている。

 

ドロシーが突然倒れたのが3月31日。

翌日の4月1日に、エドちゃんの30歳のサプライズ誕生日パーティーを開催することになっていた。

 

エドちゃんは、パーティーなんかやんなくていいと言ってたので、私もその言葉を真に受けて何もやるつもりはなかったんだけど、タマラが「30歳は特別な誕生日だし、これまでシャープ家のために、休みなしでとにかく頑張り続けてくれているエドちゃんに感謝の気持ちを伝えたい、盛大なパーティーを開いて喜ばせたい!」と、エドちゃん以外の家族全員に提案。

そして、エドちゃんにバレないように前日まで、色々とみんなで打ち合わせて、準備をしていたのだった。

 

勿論、ドロシーも大張り切り!!!

誕生日大好きなドロシーは、サプライズも大好き!!

とにかく自分にとっての初孫であり、大大大好きなエイドリアンの30歳。

パーティーをやろう!と決めた2ヵ月位前から、ほぼ毎日のように私に「あと何日??」「エイドリアンにはまだバレてないのよね?」と聞いてきていた。

待ち遠しくてしょうがなかったんだよね・・・。

 

そんなパーティーの前日に、倒れるなんて・・・。

 

脳梗塞だった。

ヘルパーさんがシャワーを浴びさせてくれていた時に突然倒れ、意識不明のまま救急車で病院に運ばれた。

 

連絡を受けて私達が店を閉めた後病院に駆けつけると、エド妹達、タマラたち、全員既に駆けつけていた。というのも、次の日のパーティーの為、オークランド以外に住む妹やタマラ達も、オークランドに前日入りしていたので、こんなにすぐ集まる事が出来たのだった。

 

医者からは、長くは持たないであろうということ、万が一奇跡的に意識が戻ったとしても、右半身に麻痺が出ているので、半身不随、言語障害、記憶障害、ほぼ寝たきり状態になる事が予想されることを告げられる。(年齢も年齢なので、寝たきりは多分免れないから、施設に入れる事を考えないと、とも言われた)

 

こんなに元気になって、一人で歩けるようになって、記憶もしっかり蘇って、思い出話をしたり、大好きな映画の話をしたり、自分がどれだけ回復したか、目をキラキラさせて人に自慢げに話していたドロシーが、振り出しに戻る、いや振り出しよりももっと過酷な、辛い状況になる・・・ショボーン

 

人の手を煩わすのが何よりも嫌だったドロシー。

2年前、認知症の症状がひどく何をするにも介助が必要だったとき、よく私に

 

「早く死にたい。年を取りたくない。衰えていくのが辛い。自分が自分でなくなっていくのが怖い。」

 

と、しょっちゅう泣きながら話していたドロシーを思うと、一命を取り止めても利き手である右手も右足も動かせず、せっかく出てくるようになっていた言葉もまた出なくなるような状態になってでも、それでも辛いリハビリに耐えて頑張ってなんとしてでも生きて!!と祈る事は正直私には出来なかった・・・涙

 

いや、でもまたドロシーの事だから奇跡を起こすかもしれない!一度は奇跡を起こしたんだもの!!!この2年の間のドロシーは、家族の誰もが予想もしなかった回復を見せたんだし花

そう思えなくもなかったけど、でも、家族皆思いは一緒だった・・・。

 

「天に委ねよう」と。

 

そして、とりあえずは安定したということで、全員返されることに。

 

 

別れ際、皆口々にエドちゃんに向かって、「See you tomorrow!」と言うのにはびっくり苦笑い

 

明日?何で?ってなるよね。何も知らないエドちゃんは。

 

しかも、こんな状況で明日予定通りパーティーをやるつもりなの?この人達???ありえないでしょガーン

 

帰宅して即パパに、「明日のパーティー中止だよね?やらないよね?こんな状況で」と聞くと、「メアリーも同じこと言ってるんだけど。。。」と。

 

そりゃそうでしょ。

それが普通でしょ。どう考えても。ドロシーの心配しながら楽しめるわけがない。

 

「でもね、僕はこんな時だからこそ皆で集結して、パーティーを予定通りやる方がいいと思うんだよ。僕はドロシーは中止にしてほしいと思ってないと思う。皆でドロシーがあれだけ楽しみにしていたパーティーをちゃんと開いてお祝いしてあげて、同時にドロシーにみんなの気を送ろうよ。なにも飲んで歌ってどんちゃん騒ぎするって言ってるわけじゃない」

 

って・・・

 

うーん

 

これを読んで、そんな状況で信じられない、ありえないがーん!!どういう神経?!と思う方は沢山いると思うけど(私も思ったし)きっとねパーティー楽しもう!!ってそんな気持ちよりも、なんて言うかなぁ・・・家族で集まって同じ空間に一緒にいたい、そんな気持ちだったんだと思う。

 

翌、土曜日。

私とエドちゃんは通常通り店を開けた。

 

うちの店は入り口のドアからお客さんが入って来ると、センサーが感知して「ピンポーン」と音がするようになっている。

 

その朝、店を開けてちょっとした頃。

 

ぴんぽーんと音が鳴った。

私のオフィスの席から店の入り口は丸見え。

ぴんぽんの音は鳴ったものの、入り口には誰もおらず。

駐車場にも誰もいない。

人の気配は全くなし。

 

その時、瞬時に思ったんだよね、「ドロシーだ」ってキラキラ

 

ドロシーはこの店に来るのが好きだった。

リサイクルガーデンの花を見るのが好きで、お店の中を見学するのも好きで、「いつも綺麗に整頓されてて気持ちいい!あなたたち本当によく頑張ってるわね」と、褒めてくれた。

 

 

「でも、働き過ぎはダメよおーっ!!きついときはエイドリアンにちゃんと言ってゆうこは休ませて貰いなさい!」と、私の様子を見ていつも気遣ってくれていた。

 

 

「今ね、コスモスがすごい事になってるんだよ!!!コスモスで店が隠れちゃってるくらい!!」と話してあげていたので、きっとドロシー見に来たんだよ!で、来たよって私達に知らせてくれたんじゃない?と、エドちゃんと話す。

 

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その夜。

予定通り、家族、友人たちが予定通り集まってくれて、エドちゃんの30歳の誕生日パーティーが開催された。

エドちゃんももう事前に気付いてしまっていたけれど、みんながこうしてこういう時だけれど集まってくれた事がとても嬉しかったと思う。

 

マークもBBQマシーンを家から運んで来てくれて、せっせと肉を焼いてくれたし、タマラも私と二人で案を出し合って考えた、30歳スペシャルバースデーケーキを作ってくれた。

 

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料理は今回もメアリーが腕を揮ってくれて、私はお寿司だけ。

 

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今回のタマラの作ってくれたケーキ。

これは、エイドリアンの作るリサイクルガーデンがみんな大好きだよ!と言う思いを込めて作ってくれた、最高傑作だと思う。

 

 

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わかるかな?

これ、冷蔵庫ガーデン!!!

店の冷蔵庫を使った花壇をモチーフに、冷蔵庫に咲き乱れる花々花花花花

 

そして、裏にも細かい細工(笑)

 

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冷蔵庫にちゃんとFisher&Paykelって書いてある!!イシシ

(うちの店はFisher&Paykelの冷蔵庫しか売ってないのです)

 

忘れられない誕生日ケーキになったよね・・・くま

 

皆心の中でドロシーの事を想いながらパーティーも終わり。

サマータイムも今日で終わりだから、時計の針を1時間戻しておかないとね、、、明日は1時間長く寝れるね!!と話しながら帰路に着き。

 

いつベッドに行ったのか覚えてないくらいくたくたになって、眠ってしまっていた私のところに

「今病院から連絡があって・・・」と泣きながらメアリーが入って来た・・・。

 

夏の終わりと共に、旅立ってしまったドロシー。

「パーティー中、ドロシーここに一緒にいたよね絶対。いつものソファーに座って。そしてエイドリアンのパーティーが終わって、皆無事に帰り着いたのを見届けてから逝ったんだね・・・。ドロシーらしいなぁ・・・泣き1」と、皆同じことを思っていた。

 

パーティーの前でもなく、途中でもなく、終わったほんの1時間後・・・。

 

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ドロシーは生前、本当によく神について、死について、この宇宙について話していた。

エドちゃんやエドパパは、小さい頃からそういう話を聞かされて育っている。

 

「死ぬのは全然怖くない。」

 

そう言っていた。

 

姿がなくなっても、この世にはいなくなっても、人の魂、そして存在はなくなる事はない。

だから、自分が死んでもずーっといつも傍にいることを覚えていなさい。

そして万物に神が宿っているとも。

妖精だって見た事あるんだもんね、ドロシー!!

 

今日も、私が店のガーデンの手入れをして、店の中に戻ったら肩の上にモナークバタフライがとまっていた。外に逃がしてあげようとしても全然動かないのにへ

 

見守ってるからね。

傍にいるからね。

 

そんな声が聞こえた気がしたハート(夢かわver2)

 

 

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