モリのアサガオ 死刑囚の花嫁

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この話については寧ろ物語と言うべきなのだが、それでも結局、付き合う事となった。拘置所での刑務官と死刑確定囚、それに関わる人々の話だ。

今回の見所はやはり釈由美子の演ずる死刑囚の花嫁、銀行でのエリートコースを捨てての結婚。その相手は大学浪人時代に中学の野球部の部室に放火した男で六人が焼死。現住物放火罪の最高刑は極刑だが、殺人罪の対象になって適用されるのが実態だ。とにかく、この釈の姿は清々しく眩しく綺麗。この背景には、小学生の頃、実家にて両親か金銭問題で言い争いその原因は工場の存在にあると放火。発見が早くボヤで片付いたが、放火犯人として煙草にマッチを持っていた中学生が捕まり、耐え切れずに投身自殺。それ以降、贖罪の路を探しており、この放火犯への献身こそがその路だと見切った。満面の笑みで犯人の心を開かせようとする彼女。男は面会室で素通しの樹脂越しに、裸になるように求めたり、愛している、と百回言うように命じた。彼女にとって男を改心させる事が自らの義務だとした。さて、拘置所前で主人公の刑務官と彼女との間に、少年が現れ、彼女の名前を尋ねて兄の仇と短刀を構えて突進。刑務官は彼女を庇ってその短刀を体に受け倒れる。

この作品出演については、役作りの難しさを自らのブログ(Yahoo)にて語っている。彼女の経歴を見ると若い頃は時代劇映画も含めたアクション女優(腹筋はお手の物)としてまたモデルとしての活躍が目立っているのだが、「スカイハイ」の門番イズコや「七人の女弁護士」での弁護士役を重ねて経ている(ある弁護士が、実際にはあんな綺麗な人おらへん、とボヤいていたが)。「小生意気な小娘」だと33の現在の自分を語っている。来年一月はNHKの時代劇主演が決まっている。彼女のグラビア、DたおれVDなどの活動は世紀をまたいでの20代前半の活動なのだが、ファッション関係の書籍は近年のものだ。女性の支持が厚いものと見える。白く清く美しい彼女の秘密はその内面にこそあるとしか思えないのだが、案外と凡庸な文章の中に秘められているのものは何であろうか。所詮は世の柵でしか生きていきようがないのは誰にしてもそうなのだが。

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