野蛮人

思ったことを書く。

それ以上でもそれ以下でもない。


テーマ:

スラムダンク


これが何なのかを説明するような野暮なことはしません。


ある世代においてこの単語を知らない日本人はほとんどいないでしょう。


仮に10人のある世代の人間に

「あなたの好きな漫画ベスト3を教えて」

と言えば


10人に5人、いや10人に7人は、いやいやいやいや10人に8人は(もしかして9人かも!?)スラムダンクの名を上げると思います。



スラムダンクの前にスラムダンクなく、スラムダンクの後にスラムダンクなし



そんな名言が生まれるほど(たった今私が作ったんだけど・・・)スラムダンクは最高の作品です。



スラムダンクを超える漫画に出会えるかは大半の人間における共通の人生をかけたテーマであり、それは極めて難しいと言えるでしょう。

とにかくスラムダンクは名作です。


私が死んだら、棺にはスラムダンクを全巻入れて欲しい。


スラムダンクの初版本は正倉院に保管すべきです。


老若男女、誰が読んでも絶対に面白い。のめり込みます。夢中になります。


「無人島に漂流したとして、3つ物を持ち込めるとしたら何にしますか?」と聞かれたら迷わず「水と食料とスラムダンク」と答えるね。


とにかくもう私はそれぐらいスラムダンクが好き。




ではスラムダンクの魅力は一体何なのでしょうか?


それはとても一言では言い表せません。沢山ありすぎるからです。


個性的な登場人物達、主人公はもとより、湘北のレギュラー5人、それをとりまく仲間達、マネージャーの彩子さんや安西先生、メガネ君こと小暮公延

相手チームのキャラの書き分けも素晴らしく、本来、湘北の敵であるはずの陵南の魚住仙道にまで脚光を浴びせ、物語を色濃くしています。

初戦で戦った三浦台の選手(主将村雨とその他)が、湘北VS陵南の試合を観戦しているのがいい味出してます。

豊かな画力、それでいてときに見せる手抜き!?絵、陵南、山王戦のラストの無音劇場、もう魅力満載です。


名場面&名言もいくらでもあります。


まずはセオリー通りに、一般的によく取り上げられる三井寿


「バスケがしたいです。」


このシーンを深読みすると、部活をやっている最中は、部活をやってない人間が遊んでる姿がときに羨ましく見えることがよくあります。

遊び盛りの中高生ですから、バイトもしてみたいし、彼女も作りたい、夜中にカラオケ行ったり、わいわい騒いだり・・・

そういった誘惑を全て断ち切って部活に取り組むわけです。

でも、同じように部活をやっていない人間も、部活に打ち込む人を時に羨ましく思っています。何かに真剣に取り組むこと、何かに熱中すること、自分の進むべき道も不透明な時期に、最も単純に没頭できることがある、それが部活ではないでしょうか?

こっちにいるときは向こう岸が華やかに見える。でもいざ向こう岸に立ってみるとさっきまでいた場所が素晴らしい場所だということに気付く。そんな経験が皆さんにはありませんか?


三井寿は一度バスケ部を辞めています(実質的に)。

スポーツ系の部活は一度辞めてしまうと、中々復帰しにくい現状があります。それは例えば、残された部員への罪悪感であったり、自分の実力に懐疑的になり自信を失くしてしまったり・・・


三井寿は自分の居場所が感じられなくなりバスケ部から去りました。

バスケ部を辞めることで彼は今までにない自由を得たはずです。

バイクの乗り、遊びまわり、喧嘩に明け暮れ・・・

しかし、バスケを辞めてからの彼の生活は楽しいはずなのにどこか虚しいものだったのかもしれません。


中学でMVPを取るほどの選手、バスケが楽しくなかったはずがありません。そして彼はバスケに打ち込む湘北バスケ部が羨ましかったのでしょう。


いつかバスケ部に戻れることを密かに期待して・・・彼は煙草には手を出さなかった。でも1年生が入部し、自分に残された時間が少ないことに気付き暴走する。彼は目のあたりにする-自分が辞めたバスケ部の部員がいかにバスケットを大切にしているかを、いかに今年のチームが可能性を秘めているかを・・・だから彼はそれを壊したくなる。


埋もれ続けながらも変わらぬ赤木を見て、努力し続けた小暮を見て、バスケへの想いに触れる。

そして恩師である安西先生を見て・・・


「バスケがしたいです。」


日本漫画界における屈指の名場面でしょう。


スラムダンクは最高の一品

読んでいない方は今すぐ読むことをお勧めします。

マジな話人生を半分損しています。

漫画史上に永遠に名作と刻まれる最高の作品

それがスラムダンクです。

続きはPart2で!

井上 雄彦
スラムダンク (31)
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