2012-06-12 07:19:45

通り魔事件に思う

テーマ:徒然記
新しいタイプの心の治療法を行っているので、私と仕事をしたいという方がいて、何回か手紙をいただいていたのだが、私に当分勉強する時間がないからとお断りしていたら、当分とはいつまでなのかという問いがきて、いつかわからないので、急がれるならお断りしたいという返事を差し上げた

すると、今度はその人が訴訟沙汰だとか言いだす。訴訟の自由を阻害する気はないが、さらにこれまで送った手紙と写真をプライバシー保護の観点から早急に返送しろという

これは、どういう常識なのかと思う。こっちがほしいと言っていないのに、勝手に送りつけてきて、プライバシー保護とはどういうことなのか?全部を確認していないが、親展とは書いていない。事務所あての手紙なので、不特定多数がみるかもしれないことを想定もせずにプライバシー保護とはどの面を下げて言えるのだろうか?(民間療法ならそれでいいのかもしれないが、プロの世界では、自分の患者の情報を他人に送りつけるだけで、守秘義務の違反である。受け手の私のほうも、ふだん、紹介状を送られるので、その辺に鈍感になっていたが気づくべきことではあった)

私が時間がないことは、さんざん書いていたが、今、書かなければいけない原稿がたまっていて、机の上がごったがえしている。この人については、きちんと処理をしたいとか、この人の書いたものを読んでおこうと殊勝に思ったのが失敗だった

月に一度くらい、机や部屋の整理をやるが、そのときまで見つからないだろうから、早急に返すことはできないことをお断りしておく

そんなために時間を取る気になれないからだ

実際、私のところには事業を組みたいとか、本を書いたので私と共著で出版してほしい、出版社を紹介してほしいとかいうことで、原稿や資料を送りつけてくる人がたくさんいる

以前、一度だけ、私がその原稿からぱくった(実は、申し訳なかったがその封筒は開封していなかったし、もともと私がその原稿をもらう前から書いてある内容だと、わざわざ送り返した)と文句を言われたことがある。それ以外の人は、こちらもお返事を差し上げなかったり、ご協力できないと事務所から連絡をいれさせたりしたら、そのまま解決している

今後は、この手のものを送りつけてもらっても、着払いの宅急便ですぐに送り返すので、今後は、一切、私がほしいと言ったもの以外は送りつけないでもらいたい

これをあえて書かせていただく

この人の一件がなければ、たまに、この手の手紙の開封もしたし、なるべくいろいろと目を通すようにしたが、やはり危険と判断したので、今後は申し訳ないが例外は認めない

一人の変な人間のために多くの人間の夢を壊すことになるが、こちらもフリーの身なので、やはり自己防衛をするしかない

また、この人は比較的文体も穏当なので、将来的に組んでもいいかと思っていたし、将来、まじめに話を聞いてもいいかと思っていたが、パーソナリティが露見してよかったと思っている

こんな人間と組んだら大変なことになっていたところだった

精神科医でも手紙からだけでは人物は見抜けないのだ

逆に多少冷たいレスポンスをすると人間の本性がでてくることは多い

私はあまりそんなことをしたくないが、そうされたときに、ちゃんと耐えられるような人間でないと、心を病むような人の治療や、客商売のビジネスなどで、いっしょに仕事ができるはずがない

だから、テストのつもりで、この手の申し出に対して、比較的冷たい対応をとるのだと理解してほしい

さて、大阪の通り魔事件は後味の悪い事件だった

「被害者からみれば、こんなやけくそになって殺されるくらいだったら税金から月10万円くらいの生活保護なり就職支援バックアップなどして刃が自分に向かわないようにしてくれれば安いものだと思います」(引用終わり)

というメッセージをいただいたが、その通りだと私は思う

何度も書くが、生活保護をしぼれば、それだけ治安が悪くなる

日本が貧しかった昭和20年代は年間の殺人事件は3000件前後だったが、今はその半分もいかない

この容疑者にしても、出所したら、すぐに生活保護に批判的な話ばかりをマスコミに聞かされて、やけくそをおこした可能性だって否定できない

ただ、日本人はまじめだし、おとなしいから福祉をぼろぼろにしたところで、殺人はせいぜい3000件くらいにしか増えないという考え方もできる

痛みを伴う構造改革と称して、簡単にクビのきれる格差の大きい社会を作って、それで1万人自殺が増えても平気なのだから、生活保護費をけちって、年に1500人くらい殺人の犠牲者が増えてもいいじゃないかという考え方もできる(私は嫌だが)

こんな人間を出所させた方が悪いという考え方もある

それは納得できるが、再犯でない人だって、死にたいと思えば何をするかわからないというのも事実だ

大阪の知事は、勝手に死ねばいいとかいうが、うつ病がひどくなったり、飢えなどへの恐怖がひどくなると、人間はまともな精神状態が期待できなくなることがある

死にたい人間には死刑も抑止力にならない

もちろん、生活保護を充実させたところで殺人が減るかどうかはわからないが、増える可能性は多少減る

福祉というのは貧しいものに恵んでやるのではなく、社会防衛の意味もあることを忘れてはならない
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