散髪です。
(ええ歳したおばさんが散髪ゆうな)
カットですね、カット。
学校出てからこっち約30年間、
ずっと同じ美容師さんにしてもらってます。
出会いはOL時代の勤め先近くの繁華街にあったヘアサロン。
たまたま飛び込んで担当してくれたのが始まり。
私の髪はちょいと面倒らしい。
パーマは人の2倍の時間と液を使ってもなかなか思い通りにはあたらない。
カラーリングも然り。
オマケにストレートやのにひどい生え癖があり、
さらにうなじハゲ。
そして短くしたら立ち上がる。
要するに強情。
床屋さんを卒業して美容院に行くようになって、
何回泣きそうなヘアスタイルになったことか…。
学生時代に流行のソバージュにしたくて一大決心で美容院に。
なかなかパーマがあたらずお姉さんに焦りの色が…。
悪戦苦闘の末出来上がったのは、
思ってたソバージュからは程遠い、
手入れの悪いロン毛のプードル状態。
そして全然似合ってへん。
「これでいいですか?」と鏡を渡されて、
嫌と言えない若き日の私。
そんな経験を何度か重ねた学生時代。
それでもやっとなんとかしてくれる美容院に出会ったものの、
卒業とともに地元へ戻ったのでまた1から探しなおし。
そんな状況での出会いでした。
今までと違ったのは私がこうしたいってゆっても、
「それはダメです」ってゆわれることがあるってこと。
単に似合うとか似合えへんってゆう次元の話やなくて、
髪の毛の流れ方や髪質から「ダメ」ってゆいはる。
そんなんゆわれたんは初めてやったからビックリした。
でもこんなんしてみたいってゆうて、
その次元の「ダメ」やなかったら必ず仕上げてくれる。
学生時代抱いたイメージ通りのソバージュにもしてもらったし、
右は耳が出るくらい短いのに左は肩より長いアシンメトリーなボブにしてもらったこともあったなぁ。
めっちゃ繊細なメッシュ時代もありました。
だから独立しはってお友達と美容院を始めはった時も、
さらにご自分で立ち上げはった時もついていきました。
でもここ5〜6年は諸般の事情で足が遠のいていました。
何しろ忙しいので街まで出る時間が取れず、ずっと自分切りしてた。
この長期休暇にかこつけて連絡を入れました。
ホンマに久しぶり。
でも頭を触っただけで、
「あ、そうそうこの癖この癖」
シャンプー後のマッサージで、
「あれっ?ここにいつも入ってた鉄板がなくなってる」
(いつもいつもものすごい肩こりやった)
覚えててくれました。
予てからの知り合いと話しができて、
頭もスッキリさっぱりしてもらって、
極上の休日でした。
次もやり繰りしてここでカットしてもらおう。
ちっちゃな決断の日となりました。