地域ごとに休日をずらす観光庁の「休暇分散化」の実証実験が、全国の自治体の先陣を切って、三重県亀山市で実施される。

 同市では、今月30日を「家族の日」として、市内全14小中学校と市立の5幼稚園を休みにし、約4400人の子どもたちに「7連休」を創出。代わりに夏休みを1日削る。観光庁も「全市的な取り組みは亀山市だけ。アンケート調査などを検証し、大きな効果が確認されれば、全国に広めていきたい」と関心を寄せている。

 休暇分散化は、平日に学校を休みにして親に有給休暇の取得を促す取り組みで、今年は8自治体で実験が行われる。このうち、東京都荒川区も、中学校1校で30日を休みにしようとしたが、保護者の8割から「休めず困る」との声があがったため、断念したという。

 亀山市は2月中旬に実施を決め、亀山商工会議所などを通じ、企業や団体にも協力を求めた。市内にはシャープ亀山工場、隣接する三重県鈴鹿市にはホンダ鈴鹿製作所があるが、大手企業のほとんどは、大型連休の谷間の30日は休みになっていた。自動車関連の中小企業も多いが、生産ラインが止まれば関連企業も休むケースが多く、亀山市観光振興室は「協力要請で急きょ休みにした事業所があるとの報告は受けていない。製造業の半数以上は休みでは」とみている。

 亀山市教委によると、反対の声や苦情はないというが、親の都合がつかない家庭のため、市内の8学童保育所は開所する。市教委学校教育室の服部裕室長は「これまで親は休みでも、子どもの学校があるので動けないという家庭が多かった。親子で過ごす時間が作りやすくなる」と“有効活用”に期待。さらに30日は、市歴史博物館など公営施設5か所を無料にする。

 同市の中学1年堀内このみさん(12)は「休みが増えてうれしい。家族と泊まりがけで遊びに行きたい」と喜び、小学1年の長女(6)がいる会社員丸橋早苗さん(38)は「多くの市民が、家族と触れ合う時間が増えるのは良いこと」と話した。

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