極彩色の四神図や東アジア最古級の天文図が描かれた奈良県明日香村のキトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)石室壁面を精密に複製した原寸大の陶板が完成し、文化庁が15日、発表した。陶板を組み立てて再現した石室が16日から、同村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で公開される。

 保存のため常時公開ができない壁画の代役として、文化庁が装飾陶板の専門メーカー「大塚オーミ陶業」(大阪市)に依頼して昨年10月から制作していた。

 陶板は奈良文化財研究所などが撮影した大量のデジタルデータを活用して色彩や微細な凹凸、土質までを忠実に再現し、東西南北の壁と天井、床の6面すべてを複製。高さ、幅ともに約1.1メートル、長さ約2.4メートルの石室として組み立て、劣化した壁画をはぎ取る以前の空間を蘇らせた。

 飛鳥資料館では、キトラ古墳の出土品など約100点を紹介する「キトラ古墳壁画四神展」が16日に始まり、5月15日~6月13日は初公開の「朱雀(すざく)」など四神図すべての実物も展示される。問い合わせは同資料館((電)050・7105・5355)。

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