自民党は22日、今夏の参院選候補として、前衆院議員の佐藤ゆかり氏(48)ら6人を公認したと発表した。6人中4人が前衆院議員。

 比例代表で出馬する佐藤氏は「2か月くらい、有権者から『国政へのパイプがなくなって困っている』という声が多かった。捲土(けんど)重来を期したい」。落選からわずか半年での再起戦に臨むことには「今は政権が異常事態。単なるくら替えでなく、国民のために一日も早く国政に復帰を目指す決意した」と話した。

 だが、党内には佐藤氏の出馬を疑問視する声も。山本一太参院議員(52)は「前回選挙区で負けた人が、比例で出るのは違和感があるが、全国的知名度を考えれば『あり』かな」と理解を示したが、舛添要一前厚労相(61)は「小選挙区で10万票取れても、比例では1万票取れれば御の字。それほど厳しい。勝てる候補者を探す努力をしなくてはいけない」と安直な公認にくぎを刺した。

 追加公認は以下の通り。(敬称略)
??【選挙区】秋田 元プロ野球選手・石井浩郎(45)、広島 前衆院議員・宮沢洋一(59)、佐賀 同・福岡資麿(36)
??【比例代表】同・小坂憲次(63)、同・佐藤ゆかり(48)、会社社長・富田篤(61)

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