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Michael Masser

2012-02-15 17:48:50
テーマ:音楽全般
 
 ホイットニー・ヒューストンの今回の訃報を聞いて、マスコミ的にはまたショウビジネスのダークサイドみたいな部分に視線が集まってしまうんだろうなあ、などと思いながら久しぶりに彼女のファーストアルバムを聴き直した。

 当時は好きで本当によく聴いたものだ。特にデビュー曲「You Give Good Love」は大好きだった。残念ながら、今ではあまり取りあげられることの少ないレパートリーだけど。派手ではなく繰り返し聴くほどよくなるスルメ系かもしれないが、高音部が嫌味なくすぱ~んと気持ちよく響く彼女の声の最大の武器も生かされてる絶妙な曲だ。

 久しぶりにアルバムを聴いてみて、アップ曲の打ち込み音はどうしても時代を感じざるを得ないものになってしまってるけど、アルバムの全体作りとしては女性ボーカル・アルバムの「永遠の教科書」みたいな作品だなあ、とあらためて思った。

 で、僕はずっと作曲家との仕事を中心にやってきた人間でかつけっこう洋楽マニアなおっさんなので、
 Michael Masserっていまどうしてんだろう? と気になってきた。

 Michael Masser(マイケル・マッサー。昔はマイケル・メッサーとも表記されていた記憶がある)はこのアルバムでは「SANING ALL MY LOVE FOR YOU(すべてをあなたに)」「All At Once」「Greatest Love Of All」「Hold Me」という名バラードを書いている作曲家/プロデューサーだ。キャロル・キングと名曲を数々生み出した作詞家ジェリー・ゴフィンとの共作が多い。

 70年代にはダイアナ・ロスのソロキャリアの前半を代表するスタンダード「タッチ・ミー・イン・ザ・モーニング」「マホガニーのテーマ」を書いてるし、80年代洋楽ファンには「愛のセレブレーション」(ロバータ・フラック&ピーボ・ブライソン)、グレン・メディロス「変わらぬ想い」、ナタリーコール「Miss You Like Crazy」などが馴染み深いかもしれない。

 今でも数多く作られている「王道のラブ・バラード」の”定型”を作った間違いなく最重要作家のひとりだろう。(バカラック、バリー・マンという大作曲家も、この時代に自身の作風をより洗練させた名バラードを書いているし、デヴィッド・フォスターも当然大きな役割を果たした。)

 なのに、マイケル・マッサー、日本で認知されてないなあ。
 しかもきっと、彼の作品で日本で一番有名なのが、アントニオ猪木のテーマ曲「イノキボンバイエ」だろう。もとは彼がモハメッド・アリの映画「アリ・ザ・グレーレスト」の音楽を手がけた際に作ったものだ。
 ホイットニーの「すべてをあなたに」と「イノキボンバイエ」が同じ作者だと知っている人がどれだけいるか、、。まあ、全然知らなくていい知識だけど。
 
 僕が思ったのは、ホイットニーといえば「I Will Always Love you」になってしまうのはわかるけど、ホイットニー/マイケル・マッサー・コンビの作品こそ、世の中に数多くあるラブ・バラードの、ひとつの「標準」を作ったものとして今後も長く評価されるべき、ということだ。

 で、そのマッサーさん、自身のHPらしきものはなく、wikiで調べても近況がわからない。(彼が作曲家になる前は株のブローカーだった、と初めて知ったけど)ここ数年はあまり書いてないみたいだ。

 YouTubeで検索すると、案の定「イノキボンバイエ」の元曲ばかり目立つ。そんななかで彼の姿がちらっと見れる貴重なものを発見。第30回グラミー賞のソング・オブ・ジ・イヤーの発表の映像。プレゼンターはビリー・ジョエルとハービー・ハンコック。彼がホイットニーの曲でノミネートされている。ちなみに受賞したのはバリー・マンとシンシア・ワイル(僕の最も好きな作家コンビ<夫婦>だ)。彼らの公の映像もまた貴重。



  

板尾創路「少年B」

2012-01-30 17:07:24
テーマ:SONGS
 3年前に出てたみたいだけど、知らなかった。
メロディーとリズムに対しての「田舎の小学校」という言葉のハマりかたがなんだかとても心地よくて、
何回もリピートして聴いてしまった。
 以前僕のレーベルにいた矢舟テツローにカヴァーしてほしいとちょっと思ったけど、やんないだろうなあ、、。





「音楽自由区。」(22)〜ささやかな望み

2012-01-27 00:31:43
テーマ:プレイリスト
全国ネットのFM番組「音楽自由区。」。いよいよ僕の担当の最終日だ。

 今年よく聴いた日本の歌を数曲並べてみたら、なんとなく「日常生活で見つけるささやかな望み」みたいな共通項に気づいた。そして、それにそって曲を集めてみた。

 こんな大変な時代になっても、「さあ今こそみんなで!」みたいな大きな歌より、日々暮らしている個人の等身大の希望みたいな曲に惹かれてしまうのは、単に僕の問題意識の低さなのか、、。

 でも、普通の人の個人的な「小さな希望」をまっすぐに歌うことが、かえってたくさんの人の心の共振性を生むんじゃないか、とも思う。そして、そういう歌を生み出していくのが、アーティストや僕のようなサポートする側の人間の、「つとめ」のひとつなんじゃないか、などとも考えたりする。

 さて、今回のオンエア曲、とりとめのない僕の好みの邦楽、という感じかもしれない。特に、ヒートウェイヴの「それでも世界は美しい」は数年前の曲だけど、去年あらためて聴いてすごくいいなあ、と思って繰り返し聴いていた。


1/27(金) 4:00~5:30「音楽自由区。」OA曲

4:00 M1. 地図と希望 / ハムニカフン

4:04 M2. イニシアチブ / 中孝介

4:08 M3. 真夜中の貨物列車 / スガシカオ

4:13 M4. CARRY ON / ヒートウェイブ

4:21 M5. 手をつないでた / 松本俊明

4:25 M6. キミへのラブソング~10年先も~ / 松下優也

4:31 M7. ALL FOR YOU / 佐藤史香

4:35 M8. A MIRACLE FOR YOU (2011) / 中島美嘉

4:40 M9. RIVER / 弓木英梨乃

4:48 M10. それもきっとしあわせ / 鈴木亜美 WITH キリンジ

4:54 M11. ねがいごと / FONOGENICO

5:00 M12. つぼみを花へと / ハムニカフン

5:06 M13. 僕の発見 / 遠藤慎吾

5:10 M14. 彩り / Mr. children

5:15 M15. それでも世界は美しい / ヒートウェイブ

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