害悪サザングロス【S17:2001(中盤)】 | 俺はメタグロス

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書き溜めていた中盤元気構築の記事その2




サザンドラ@気合の襷
167 * 110 194 111 150
流星群/悪の波動/大文字/電磁波

メガメタグロス@
185 174 171 * 131 170
アイアンヘッド/思念の頭突き/威張る/身代わり

ボルトロス@オボンの実
185 * 92 145 143 131
10万ボルト/気合玉/威張る/電磁波

メガゲンガー@
145 * 101 212 116 200
祟り目/気合玉/鬼火/身代わり

マンムー@ゴツゴツメット
207 153 145 * 81 108
氷柱針/氷の礫/地震/馬鹿力

マリルリ@ラムの実
175 112 119 * 101 84
滝登り/アクアジェット/じゃれつく/腹太鼓

シーズン17の序盤〜中盤にかけて使っていた構築です。



【構築の経緯】

【S16シングル】サザングロス†Dark Soul†【最高2074最終2043】

この構築記事を読みいばみがグロスに興味を持ったので、いばみがグロスを軸に構築を組んでみようと思ったのが始まりです。
記事の構築と全く同じものから使い始めて私なりに手直ししてみました。


・構築コンセプト

で電磁波を撒いて場を整えてで嵌め倒します。
が通しづらい等が採用された構築にはを展開します。



【個別解説】



メガメタグロス
陽気
H236 A68 B4 D4 S196
185 174 171 * 131 170
アイアンヘッド/思念の頭突き/威張る/身代わり

・アイアンヘッド×2で183-116ガブリアスが高乱数(91.4%)、及び181-120メガガルーラが高乱数(80.9%)で落ちる

・C111スイクンの熱湯を身代わりが高乱数で耐える(15/16)

構築の象徴であり、私自身の心の光を一心に受けた聖なる強化外骨格です。
ラス1グロスvs残り3体の場面で慢心した相手に混乱怯みで裁きを下し、レートに蔓延る闇を浄化します。苦手なポケモンが相手だろうが関係ありません。メガメタグロスが放つ威光で並み居るポケモン達を屈服させます。
たまにメタグロス自身が技を外して組み伏せられるとも…(笑)

茶番はさておき、当初はオリジナルと同じく"思念の頭突き/威張る/身代わり/影分身" という構成で運用していました。
しかし威張る→影分身というコンボを決めてようやくあいての技を受けない確率が37.5%とコンボ性が強いわりにコンボを決めても安定性に欠ける点が気になりました。
次に試したのはいばみがグロスの起源の構成である"思念の頭突き/威張る/身代わり/自己暗示"の構成ですが、自己暗示が読まれて威張る+自己暗示のコンボが決まらないのでこれもすぐに運用を断念。
また、これらの構成は思念の頭突きワンウェポンになるので攻撃範囲が狭く悪タイプに全く打点がないのでどうにも扱いづらさが目立ちました。

この問題を解決してくれたのがアイアンヘッドの採用でした。

メガメタグロスのメインウェポンには追加効果として"怯み"があり、思念の頭突きは20%、アイアンヘッドは30%の確率でこれを付与します。
これに混乱を合わせると、技を当てた場合混乱+思念の頭突きで相手が動ける確率が40%混乱+アイアンヘッドだと35%まで落ち込みます。
更に電磁波と合わせて運用すると技を当てたときに相手が動ける確率が、麻痺+混乱+思念の頭突きで30%麻痺+混乱+アイアンヘッドだと約26%まで落ち込みます。

これがどういうことかというと、アイアンヘッドを採用することで技範囲の狭さをある程度解決しつつ、いばみがグロス特有の混乱+怯みハメをより広い範囲に仕掛けることが出来ます。
何よりタイプ一致2ウェポンにすることで汎用性が高まり、威張らなくても強いポケモンになります。

・いばみがグロスで嵌めやすいポケモン


有利対面ですね。身代わりの起点に出来ます。


身代わり威張るで有利な択を仕掛けやすいメガクチート、叩きを切っている場合Aが上昇してもメガメタグロスを一撃で倒す手段がないメガハッサム、ブレード状態だと大きな自傷ダメージが入るメガハッサムは比較的カモにしやすい相手でした。


メガメタグロスの身代わりを割れないスイクン、地震を切ったギャラドス、イカサマを切ったポリゴン2等も比較的よく嵌めていました。


メガリザードン等のメガメタグロスより遅く火力のあるポケモンは身代わりを残した状態で対面させればいば怯みで突破出来ることが多かったです。勿論素の状態で威張って突破したことは何度もあります。(笑)

配分に関しては有名な爪研ぎグロスと同じような意図なので省略します。

この型に関しては参考元のとちんさんが単体考察記事を上げているので、そちらも併せて参照にしてください。
【単体考察】威張るメガメタグロス



サザンドラ@気合の襷
控えめ
C252 D4 S252
167 * 110 194 111 150
流星群/悪の波動/大文字/電磁波

メガメタグロスの相方ですね。

いばみがメガメタグロスのネックとして相手をハメる為にまず威張るから入る必要があります。
その際に相手の行動不能率を高める為に電磁波を撒きたいのでサザンドラの型は電磁波を持ったものを優先することになりますが、この枠はオリジナルと同じく電磁波でメガメタグロスの起点を作りつつメガメタグロスの苦手なポケモンを対面で潰せる襷サザンドラを採用しました。
襷を盾にいばみがグロスが苦手なガブリアスやゲッコウガを返り討ちにします。

対面性能の低さを克服したサザンドラは非常に使いやすいポケモンでした。
いばみがグロスと組ませるサザンドラは襷一択ですね。



ボルトロス@オボンの実
穏やか(30 * 28 31 31 31)
H248 B24 D236
185 * 92 145 143 131
10万ボルト/気合玉/威張る/電磁波

・A146鉢巻ファイアローのフレアドライブを高乱数で耐える(13/16)

・A146鉢巻ファイアローのブレイブバード×2を高乱数で耐える

・C143ゲッコウガ(信用可能)の冷凍ビーム×2を高乱数で耐える

メガメタグロスと戦術面でも相性補完の面でも相性の良い電磁波威張るボルトロスです。
配分は穏やかHDにして、サザンドラと合わせてゲンガー、ゲッコウガにより厚くします。
HDに振り切ってオボンを持たせることで信用可能ゲッコウガの冷凍ビーム×2を高乱数で耐えるのでこの配分です。HDに振り切ったことで、メタグロスやサザンドラがボルトロスと対面した際の引き先としても使えました。

めざ氷を撃つ相手は後述のマンムーで処理するので、このポケモンが誘うマンムーやドリュウズ、またポリゴン2やナットレイ等を電磁波+威張ると合わせて崩しやすくなる気合玉を採用しました。

テンプレなので特に語ることがありません。



マンムー@ゴツゴツメット
・配分①
意地っ張り
H12 A244 B252
187 199 132 * 80 100
・配分②
意地っ張り
H164 B236 S108
206 165 130 * 80 114
・配分③
腕白
H172 A20 B252 D4 S60
207 153 145 * 81 108
・技構成
氷柱針/氷の礫/地震/馬鹿力

※配分①参考文献
意地っ張りゴツメマンムー

※配分②参考文献
【軸崩し】ゴツメマンムー

※配分③調整意図
・A177メガガルーラの猫騙し→地震×2を急所非考慮で高乱数で耐える(181~218)
・クレセリア、スイクンにがむしゃらを入れる為のS振り

上記の3匹だとガブリアスやランドロスが重いので、それらのポケモンを後出しから処理出来るゴツメマンムーを採用しました。これもテンプレなので特に語ることがありませんね。

技構成は役割対象への遂行速度を重視して氷柱針馬鹿力搭載の4ウェポンです。
ただステルスロックやがむしゃらが欲しい場面もあるので悩みどころです。

配分は色々試しましたが、対メガガルーラが最も安定する配分③に落ち着きました。



メガゲンガー
臆病
H76 B4 C172 D4 S252
145 * 101 212 116 200
祟り目/気合玉/鬼火/身代わり

※調整意図


裏メガ枠です。
電磁波を撒いて展開する構築なので、そういった展開と相性が良い祟り目メガゲンガーを採用しました。

いばみがグロスを通しづらいが採用された構築に選出します。

元々は催眠身代わりゲンガーを採用しており、ボルトロスの電磁波威張るから催眠身代わりゲンガーを繋げる動きを裏の勝ち筋として想定していましたが、この動きは安定感がなく強いと思えなかったので催眠術を鬼火に変更しました。
鬼火の採用に伴いCを火力が足りるギリギリのラインまで削り、少し耐久に振ることで場持ちを良くさせています。

メガガルーラ対面は鬼火→気合玉安定です。技を当てさえすれば突破出来るので道連れは必要なかったです。



マリルリ@ラムの実
意地っ張り
A252 B148 S108
175 112 119 * 100 84
滝登り/アクアジェット/じゃれつく/腹太鼓

・A200鉢巻ガブリアスの地震を耐える

・A233+2メガバシャーモの飛び膝を耐える

・A172メガクチートのじゃれつくを耐える

・A200+2メガリザxのフレアドライブを耐える

・A197メガボーマンダの捨て身タックルを耐える

補完枠です。
バシャーモ、ウルガモス、ドラゴン全般に強いポケモンとして採用しました。
持ち物は受けループ、カバルドン展開、レパルガッサに強くなるラムです。
この構築はマリルリやポリゴン2が重いのでSに振っています。

この構築は比較的拘り逆鱗や流星群を誘いやすいので腹太鼓を積む機会は多くありました。



【戦績】




瞬間最高順位 90位

私は本命の構築があったのでシーズン17の途中で使うのをやめてしまいましたが、いばみがグロスは機会があればまた使ってみたいポケモンだと思いました。
使っていて楽しかったです。(笑)