至上最強のスピーチ・プレゼン戦略

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OFFICE JUDY森 裕喜子 公式ブログ


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今日は、国際舞台で活躍する日本のリーダーのスピーチをいくつか考察します。

日本企業でも、社内では英語が公用語になってきている現実を考えると、
日本人が国際舞台でどのように発信していくかは大きな課題です。

クローバー

ダボス会議2013のサイドイベントとして、1月24日に開催された「ジャパン・ナイト」の冒頭で、
安倍首相のメッセージが放映されました。

全編英語でのスピーチです。

http://www.youtube.com/watch?v=0iaqlkORk6E

日本語で話されるときと同様に、
穏やかな雰囲気の中にもパワーを秘めたお話振りです。
安倍さんは、声質自体は、大変よく通る声をお持ちです。
それを活かしながら話されているところに、聞き手の共感が湧く印象です。

英語特有のイントネーションに大変気遣いをされながら話されています。
また、間の取り方、声の上げ下げからは、感情がこもっていることが、わかります。


個人的には、
笑顔で話されている表情とお声に、
再起を果たし、国をリードして行く決意に対する初心のようなものを感じました。


クローバー


ダボス会議は、
各国の政治・経済分野のリーダーが議論を交わす、年に一度の場。
これまでにも歴代首相が参加され、スピーチをされています。

資料として、いくつか添付します。

◆2011年 菅首相(当時)スピーチ

http://www.youtube.com/watch?v=9PFfdrKFfPE

演台の端に両手をかけて立つという姿勢で話されています。
身体の重心は、自分の足ではなく、演台に預ける形になります。
従って、胸は前傾し、目線が下がりがちになります。
目線が下がりがちだと、パワフルで前向きな印象は与えません。

言葉の最後の母音を伸ばす癖がある方は、少なくありません。
これは、日本語が母音の言語とも呼ばれることによる影響もありますが、
意識していれば、語尾をクリアにすることは可能です。

語尾をクリアに、しっかり切る。これは、決断力、決定力の強さの印象を与える
リーダーには大変重要な話し方です。



◆2009年 麻生首相(当時)スピーチ
http://www.youtube.com/watch?v=IRx86ulU-vk

麻生さんは英語が堪能でいらっしゃるのですが、
最初にジョークで会場を笑いに誘ってから日本語でスピーチされました。
余裕のあるスタート、という印象です。

声に大変特徴がある方ですので、独特の存在感を感じさせます。
重心をおく足を頻繁に左右、右左、と動かしているので、
顔とVゾーンが安定しずらくなります。
演台でのスピーチは上半身しか見えませんので、
顔とVゾーンがしっかり落ち着いてみえることは大変重要です。


クローバー

英語といっても、すでに世界語。
インドの方はインド風英語、フランスの方はフランス風英語、のように、
その国らしい英語、というのは既に一般的でしょう。
ゆえに、発音が一番重要ではない、と考えます。

要は、いかに、聞き手に気持ちを伝えるか?
それにフォーカスしていくことができれば、
たとえ日本語+字幕のスピーチであったとしても、聞き手には伝わり、共感を呼ぶことができるのです。




今回の安倍さんのチャレンジは、
企業の日本人リーダーにとっても、国際舞台でのひとつの良き事例となると感じます。


JUDY
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