平野博文官房長官は16日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、海兵隊ヘリ部隊の一部か訓練の移設先に検討している鹿児島県・徳之島の移設賛成派の住民14人と鹿児島市内のホテルで会談した。平野氏は訓練用に徳之島空港の滑走路(2000メートル)の着陸帯を含めた横幅を今の2倍、300メートルに拡幅する案を示し、そのために沿岸部の干潟の埋め立てが必要となると説明した。

 地元3町長はじめ島内に根強い反対意見がある中、賛成派の住民と平野氏が公式に会うのは初めて。出席者は「ぜひ徳之島に基地を持ってきてほしい。政府が方針を出したら島民に発信して(島内を)賛成の方に持っていく」と伝えた。平野氏は政府との面会を拒否している3町長との会談が実現するよう、住民側に仲介を求めた。

 会談終了後、米軍普天間基地誘致推進協議会の谷岡一会長は、平野氏から地域振興策の説明はなかった、とした上で「具体的な条件を言ってもらえれば(住民に)伝えやすかったが、頭が痛い」と語った。【横田愛、村尾哲】

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