2012-02-02 04:59:51
ロシア・ピアニズムと気功武術の関係
テーマ:楽器演奏と気功武術
ソ連が崩壊してから、ロシアの陰は薄くなったイメージですが、
未だに、軍事大国であると同時に、芸術・文化においても高い水準にあります。
フランス宮廷において生まれ育ったバレー芸術を継承・発展させ、チャイコフスキーに代表される大作曲家をはじめ、ルービンシェタイン、ホロヴィッツ、リヒター等、数々の名ピアニストを生んだ音楽・芸術教育システムは世界に冠たるものです。
武術/格闘技においても、柔術・柔道から発展したサンボ等の軍隊格闘術、太極拳等の気功武術を取り入れたシステマなど、衰退しつつある本家を上回る実戦性を持つ武術を生み出しました。
ホロヴィッツと言うと、極端に指を寝かせた奏法のイメージがあり、漠然と、ロシア奏法はドイツ式の手を丸めて弾くやり方に対して、指を自然に伸ばした形で弾くのだと思っていました。
現代の名人、ソコロフをユーチューブで初めて見て、そう単純なものではないと知り、その脱力とインナーマッスルを駆使した奏法に衝撃を受けました。
私はもともとギター弾きなので、ほとんどギターを触らない最近でも、未練たらしく無精爪?を生やしていますので、指を立てては弾けないので、ロシア奏法を気取って適当に弾いていました。
太極拳などの気功武術、特に常に開手で戦う八卦掌では、手を開いて指を伸ばす事で気を出す事が多いので、その方が好都合ですし、ハノンやエチュードなどを一切やらないので、指の訓練無しにある程度無理なく弾けるやり方が自分には会っていると思っています。
最近、拝読している、相澤弘子さんとその師匠でいらっしゃる大野眞嗣氏のブログのおかげで,ロシア奏法がどういうものか、朧げながらも少しずつ理解できるようになってきました。
従来の奏法が手の甲を水平にして肘はやや外に開き、指の筋が曲がった状態で弾くのに対し、
いわゆるロシア奏法(より普遍的に現代奏法と呼ぶことを大野氏は推奨しておられます)では、
手の甲を小指側に傾けて肘を落とし、指の筋は、比較的にまっすぐになるようにします。いわゆる重力奏法であり、指を上げる筋肉はほとんど使わないのだそうです。
確かにこうすると、バスを受け持つ左手小指と上声部を受け持つ右手小指側が豊かに響きます。
私も太極拳等気功武術の原理に従い肘を落としていたので、ある程度そうなっていましたし、特に右手の上行音型では、ショパン自身のやり方に倣って小指側にかなり倒して弾いています。
ここで少し思ったのですが、直伝を受けない人が表面的に理解して誤解しないかということです。
肘を落として小指側に手の甲を傾けようとして腕の回内(解剖学用語で、肘から先を掌が下を向くように返す事、コップの水を捨てる動作に例えられる)つまり肘から先の捻り、が解けてしまうのではないかと。
重力のエネルギーは気と共に、螺旋上に伝わって落ちます。肘から先の捻りはエネルギーを伝えるのに重要です。
また、肘を内側に落とす時は、肩を正しく開き、肩甲骨が背骨に向かって落ちて行くエネルギーでバランスをとる必要があります。
さもなければ、肩が前に出て、挙ってしまい、体幹や上腕を上手く使うことが出来なくなってしまいます。
もちろん良い身体感覚や奏法を身につけた方には問題ないでしょうし、直伝を受けられれば、そういった誤解もないでしょう。
第一、講義としてではなく、ロシア・ピアニズムのエッセンスを簡潔に伝えて頂いただけですので、無用なおせっかいでしょうね。失礼しました。
大野先生には貴重な情報を発信して頂いて、本当に感謝致します。いつの日か、直接直伝をご教授頂ける事を願っています。
未だに、軍事大国であると同時に、芸術・文化においても高い水準にあります。
フランス宮廷において生まれ育ったバレー芸術を継承・発展させ、チャイコフスキーに代表される大作曲家をはじめ、ルービンシェタイン、ホロヴィッツ、リヒター等、数々の名ピアニストを生んだ音楽・芸術教育システムは世界に冠たるものです。
武術/格闘技においても、柔術・柔道から発展したサンボ等の軍隊格闘術、太極拳等の気功武術を取り入れたシステマなど、衰退しつつある本家を上回る実戦性を持つ武術を生み出しました。
ホロヴィッツと言うと、極端に指を寝かせた奏法のイメージがあり、漠然と、ロシア奏法はドイツ式の手を丸めて弾くやり方に対して、指を自然に伸ばした形で弾くのだと思っていました。
現代の名人、ソコロフをユーチューブで初めて見て、そう単純なものではないと知り、その脱力とインナーマッスルを駆使した奏法に衝撃を受けました。
私はもともとギター弾きなので、ほとんどギターを触らない最近でも、未練たらしく無精爪?を生やしていますので、指を立てては弾けないので、ロシア奏法を気取って適当に弾いていました。
太極拳などの気功武術、特に常に開手で戦う八卦掌では、手を開いて指を伸ばす事で気を出す事が多いので、その方が好都合ですし、ハノンやエチュードなどを一切やらないので、指の訓練無しにある程度無理なく弾けるやり方が自分には会っていると思っています。
最近、拝読している、相澤弘子さんとその師匠でいらっしゃる大野眞嗣氏のブログのおかげで,ロシア奏法がどういうものか、朧げながらも少しずつ理解できるようになってきました。
従来の奏法が手の甲を水平にして肘はやや外に開き、指の筋が曲がった状態で弾くのに対し、
いわゆるロシア奏法(より普遍的に現代奏法と呼ぶことを大野氏は推奨しておられます)では、
手の甲を小指側に傾けて肘を落とし、指の筋は、比較的にまっすぐになるようにします。いわゆる重力奏法であり、指を上げる筋肉はほとんど使わないのだそうです。
確かにこうすると、バスを受け持つ左手小指と上声部を受け持つ右手小指側が豊かに響きます。
私も太極拳等気功武術の原理に従い肘を落としていたので、ある程度そうなっていましたし、特に右手の上行音型では、ショパン自身のやり方に倣って小指側にかなり倒して弾いています。
ここで少し思ったのですが、直伝を受けない人が表面的に理解して誤解しないかということです。
肘を落として小指側に手の甲を傾けようとして腕の回内(解剖学用語で、肘から先を掌が下を向くように返す事、コップの水を捨てる動作に例えられる)つまり肘から先の捻り、が解けてしまうのではないかと。
重力のエネルギーは気と共に、螺旋上に伝わって落ちます。肘から先の捻りはエネルギーを伝えるのに重要です。
また、肘を内側に落とす時は、肩を正しく開き、肩甲骨が背骨に向かって落ちて行くエネルギーでバランスをとる必要があります。
さもなければ、肩が前に出て、挙ってしまい、体幹や上腕を上手く使うことが出来なくなってしまいます。
もちろん良い身体感覚や奏法を身につけた方には問題ないでしょうし、直伝を受けられれば、そういった誤解もないでしょう。
第一、講義としてではなく、ロシア・ピアニズムのエッセンスを簡潔に伝えて頂いただけですので、無用なおせっかいでしょうね。失礼しました。
大野先生には貴重な情報を発信して頂いて、本当に感謝致します。いつの日か、直接直伝をご教授頂ける事を願っています。






