説得
この所、タマさんの馬っぷり(家中疾走)、そしてモンローっぷり(くねくね悩殺ポーズ)がはげしい。
↓これ
はげしいのはいいが、身体をくねらせすぎて自分ですべって落ちたにもかかわらず 腹いせでわたくしにキックをするのはやめて欲しいと願う、さわやかな6月の朝。
こう見えて意外と繊細なのである
…ええ、わたくしが。
というか緊張しぃである。
何か普段と違う事がある前日には確実にお腹の具合がおかしくなる。一過性とはいえ、その時は同じ住居空間ながらに住民票をトイレに移そうかと思うほどである。
余談だが、人は腹痛でトイレにこもっている時、なぜ普段は口にもしないであろう神に謝るのだろうか?
それはさて置き、先日仕事の一環で大阪市内へと朝から繰り出した。
お知り合いの方も来るとわかっていたので非常に楽しみだったのだが、その場に参加するのが初めてだったので、例外なく前夜お腹にきた。
タマさんは例に漏れずドアの外で抗議している ンキキー
(いや、わたくしも好き好んでここにいる訳ではないんですよ。タマさん)
そのうち、ひと唸りしたと思ったら疾走しながら鳴きだした ンキャァー
「あのねタマさん。わたしはお腹が痛いのです。決していじわるでここにいる訳ではないんです。」
思わず中から外のタマさんに話しかけた。
・
・
・
どんっ
「えっ??」
がちゃっ!!どんっ
「えぇぇっ!!」
がちゃちゃっ!!どどんっ
「タマさん…」
そう。
タマさんは「かちゃこん扉を開ける術」をくりだしていた。
だが、悲しいかなトイレの扉は「かちゃっ」の後、押すタイプではなかった。
それからわたくしが外にでるまで、タマさんはあきらめる事なくその術をくり出し続け、中から私は
「いや。かちゃこんしても引かないと開かないから」
と話し続けたのである。
脳裏に浮かんだことわざ:
「あきらめは心の養生」
「空家で声嗄らす」