「問題解決は、するな!」
最近、つくづくそう思います。
どういうことか?
「問題」を解決しても、マイナスがゼロになっただけで、
その先に何のワクワクも、希望もない。
解決すべきは、「問題」ではなく、「課題」なんだ、と。
では、「問題」と「課題」、何が違うのか?
これは私独自の定義ですが、
問題=過去から現在を見た、「厄介な事件」
課題=未来から現在を見た、「果たすべき仕事」
としています。
例えば、皆さんもかつて、夏休みの宿題や、
何かの勉強会やセミナーに参加した際、
「課題図書」
を提示されたご経験あるのではないでしょうか?
あれって、思い返してみると決して、
「問題図書」
とは言わなかったですよね?
なぜなら、その書籍を読むことで、何を得るか。
また、提供者からすれば何を得て欲しいか。
目指すべきゴールが決まっているから。
言い換えると、その課題図書を読むことが、
理想の未来につながる、ということ。
理想の未来がイメージできている、
そうなりたいと強い気持ちが湧いてくるからこそ、
目の前の課題に取り組める。
そうじゃない、これをクリアしたところで
どんないいことがあるか分からない、未来は変わらない
問題なら、なるべく避けたいと思うのは自然なこと。
多くの経営者が、日々の「問題」に頭を悩ませている。
これを、「問題」と捉えるのか、「課題」と捉えるのか。
その明暗を左右するのは、結局のところ、
経営を通じて、なにを実現したいのか?
どうなりたい(在りたい)のか?
が明確になっているか否か、ではないでしょうか?
問題解決は、するな!
課題解決に、全力を注げ!
今日から新学期、新年度が始まりますね。
皆さんにとって、充実した一日になりますように・・・