簡単なことから先に!
宿題がたくさんある場合は、簡単なこと(一番早く済ませられること)から順にやっていきます。
これは、やる前の精神的なハードルを下げる効果もあります。
難しいことから始めようとすると、やる前から気が重くなってしまいます。
また、やり終わった時には疲れてしまって、やる気が尻すぼみになってしまいかねません。
それに対して、簡単なものからやれば、はかどるので徐々に調子が上がっていきます。
そして、調子が上がってきて、「いい感じ」と思った状態で、難しい宿題に取り掛かるわけです。
また、これは、問題集や参考書を選ぶ場合も同じことが言えます。
まずは、もっとも簡単で薄っぺらく、絵が多くてわかりやすい参考書や問題集から始めます。どんな簡単なものでも1冊やりきれば、達成感を味わえるし、「俺ってやればできる」と気分が乗ってきます。そうすれば、次の難しい問題集に挑戦する意欲もわきやすくなります。
逆に、最初から難しく高いレベルの問題集にとりかかって途中で挫折する人をたくさん見かけます。もちろん、ちゃんと最後までやりきれる能力と精神力をもっている人もいます。しかし、教育現場で生徒たちを見ていて、そういう人はとても少ないのも確かです。
普通の人の場合、難しいことから始めると挫折するリスクが高まります。
少なくとも日々の勉強では、簡単な方から始めた方がうまくいくことが多いと思います。