2009-11-08 18:26:12
ロードショー
テーマ:ブログ
私が主題歌を担当させてもらった映画「今、僕は」が、名古屋シネマテークで今月13日まで上映されています。
全くの無名で経験もなく、無謀とも思えるやりかたで、当時23才だった竹馬靖具(ちくまやすとも)君が初めて作り上げた長編映画です。 まるで人づてに手渡されるように、ドイツをはじめとするヨーロッパ各地の映画祭に正式出品され、一定以上の評価を得て、日本でも渋谷アップリンクという特徴的な映画館で、自主映画としては異例のロングラン上映を果たしました。
アップリンクで私のミニライブをさせてもらったのが今年の2月。 その後も映画はずっと国内外で旅を続けていたのです。 「今、僕は」は閉じた世界、小さなコップの中の濁った水をぐるぐるとかき回すような感覚で進んで行くストーリーですが、映画そのものは開かれた世界に向かって旅しているようで、その様子はまるでロードムービーのように、私の目には映ります。
テレビ局主導の今の日本映画とは対極にあり、芸術の泉から湧き出た宝物のような作品です。 情熱以外は何も無かった若者の処女作だということを抜きにしても、とても力のある映画だと思います。 名古屋のお近くのかたは是非、この機会に観に行ってくださいね。
主題歌「囁く菫」のCD-Rも販売されていますー
2009-11-08 02:19:20
アタラクシア
テーマ:友人
伊津野重美さんライブ、素晴らしかったです。
こちらのブログを見て参加してくださった方も何人かいらして、その中のおひとりからはお声もかけていただきました。 ありがとうございました。 えみさんライブをどう受け取られたでしょうか。
えみさんご自身、心身の苦痛、暗闇、絶望を体験され、そこから抜け出て光のほうへ歩こうとされている方です。 そういった痛みを知る者として、今その中にいる人のために歌を詠むのですと、おっしゃるのです。
えみさんが心の同志のような存在である大切なかたを亡くされたのが今年の1月。 その辛さをくぐり抜けてのライブでした。 純粋な、美しい思いが、こちらのたましいに直接染み通ってくるようでした。
『地のおもて濡らさぬほどのかそけさに 雪・・・・・ 君逝くを知る』(伊津野重美)
若くして亡くなられた歌人、笹井宏之さん追悼号となる「生命の回廊」が創刊されました。 えみさんの手による同人誌です。 えみさん、笹井さんはもちろん、他の歌人の方々の素晴らしい歌も数多く紹介されています。 BEAMS/Bギャラリーで行われる岡田さんの写真展ataraxiaでも販売されるようです。
えみさんが水に浮かぶ、この幻想的な写真もライブ会場に展示してありました。
写真展も大変楽しみです。 今月19日から。。。*
2009-10-27 00:18:33
伊津野重美さんのライブ
テーマ:友人
今度の日曜日のお昼に、歌人の伊津野重美(いつのえみ)さんのライブがあります。
短歌を中心とした朗読ですが、「朗読」という言葉ではとてもくくれない、
本当の意味での表現者によるライブです。
ご自身や他のかたの短歌、宮沢賢治の物語など、その時々にえみさんが選んだ作品で構成され、
音楽や照明すべて、ご自身の演出によって作り出される世界です。
身を削るようなライブなので1年に1度ほどしかできない、とのこと。
場所は吉祥寺のスターパインズカフェ。 とてもいい感じのライブハウスです。
もしご興味とお時間あるかたは是非足を運んでくださいね。
2年ほど前、早坂類さんに連れられて、えみさんのライブに初めて行きました。
その時の鮮烈な印象を、今回のライブにコメントとして寄せさせていただきました。
++++++++++++
本当に細部に至るまですべてが完璧で、おそるべきものでした。
いつのさんがそこに立っている、宇宙の中にたったひとりで立って、
何かを表現しようと言葉を発するタイミングを探している、
それだけでも胸に迫るものがあるのです。
++++++++++++
フォルテピアニシモ vol.4 ~笹井宏之に捧ぐ~
上↑の落ち葉の美しい写真が気になったかた、お目が高いです!
この写真も、唯一出版されているえみさんの歌集「紙ぴあの」で表紙や中に使われている写真も、岡田敦さんによるもの。 岡田さんは2008年に写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞を授賞したかたです。
