コルシカ島の思い出 ②
コルシカ島の思い出 ②
地中海の海がこんなに美しいとは・・・。
今までも、イタリア半島からティレニア海を望むことは何度かあり、
「やっぱり、海の青さはいいね~。」
なんて言っていたが、
ここ、コルシカ島から望む地中海(厳密に言うとリグリア海なのだが・・・)の美しさはため息が出るほど・・・。
先端の岩の上に立ち、この大海原を眺めていると、
ボッティチェッリ風に、
地中海の波が作り出すの泡のなかからヴィーナスが現れてもおかしくないと思えてくる。
と、海の美しさに耽っていたいのに~っっ、さきほどから邪魔者がそのあたりをチロチロと。
「ま~君もさ、その隣の小さな岩に腰掛けて、一緒にゆっくり海の青さを満喫しないかね~。」
なんて声をかけながら、
やっとの思いでカメラに収めたコルシカのトカゲ君。
今、改めて眺めてみたら、結構足の指長いのね~。
先までちゃんとネイルアートでばっちりキメキメだったのね~。
(もしトカゲがお嫌いな方がいたらごめんなさい!)
そしてもうひとつの思いでは、
空と海の青さをバックに映えるコルシカ鉄道の電車!
単線で、2両編成。
運転手と、切符切りのお兄ちゃんで楽しく切り盛り。
ちょうど9月はまだまだヴァカンスシーズン。
車内をパチリ。
フランス人、イタリア人、ドイツ人、そして私、日本人と、
込み合っておりました。
パチリパチリと写真を撮っているところに、声をかけてきたのはなんと切符切りのお兄ちゃん。
「こっちで撮りなよっ!」と運転席へ通されました。笑笑笑
いいのかな~と思いながらもお邪魔する私。
運転席。
お兄ちゃんはTシャツとジーンズ姿。
もちろん切符切りのお兄ちゃんも。
先頭の運転席から見える風景。
走っている電車の中で、切符切りのお兄ちゃんが写してくれた「コルシカの海と私」。
ホント言うと、落ちるのではないかと少々怖かった。笑 (でもロープはちゃんとある)
ところで、
コルシカ島はどこぞや???
まずはいつも使っているイタリア地図。
黒く塗りつぶしているサルデーニャ島のすぐ上に位置する、少し小さめの島がコルシカ島。
フランス領になります。
そして、簡単で、雑な手書きのコルシカ島図。
バスティアBASTIA から入り、
アルガジョラALGAJOLA を中心にその周辺を旅した一週間。
ほとんど、コルシカ島の北ばかりですが、
おもしろい、おもしろい。
歴史なんて、文化なんて、言葉なんて知らなくても、
思いっきりヴァカンスを満喫!
またまた、おもしろいことに、
ここコルシカ島はもともとフランス語よりもイタリア語に近い言語。
イタリア好きな私には、楽しさ倍増!!
まったくの田舎の島、コルシカ。
電車で出会ったおにいちゃんたちも、とても素朴で人懐っこい。
まだまだ楽しさは続きます!!
つづく・・・。