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坂本龍一に関する思い出

2008年12月10日(水) 13時16分46秒 テーマ:その他

 つよぽん先生のブログ で坂本龍一のネタがあったので便乗。


 坂本龍一は、最も好きな音楽家の一人です。5年ほど前までは音楽家と限らず最も尊敬する人物だったのですが、環境問題だとかに染まりだしてからはその言動にけっこうな違和感を感じだしてしまい、今は昔ほど心酔しているわけではありませんが、それでも音楽家としてはやはりすごいと思います。


 私が住んでるのは北陸、つまり裏日本と言われる所なんで(けど日本海に面してるのはこっちなんだからむしろこっち側こそ表日本じゃ!というのが裏日本人の自虐ネタ(笑))、コンサートとかさほど活発なわけじゃないんですが、坂本ツアー公演は10年ほど前に何度か行われたことがあります。
 時は1996年、その名も「1996」と言うアルバムを出したとき、ワールドツアーがありました。アメリカやヨーロッパなどを回って日本に来て、金沢公演もあったわけで、私も観に行きました。このときの金沢公演は確か日本国内での初演でした。ちなみに1996の内容はピアノ・バイオリン・チェロのトリオで坂本龍一の過去曲をやるというものです。


 演奏自体はもちろん良くて、楽しい時間を過ごさせて頂きましたが、コンサートの楽しみの一つはやはりトークです。ワールドツアーを回ってきたあとだったので、海外公演でのエピソードがいくつかあったのですが、よく覚えているのがイタリア公演での話。相当な数の観客が集まったそうなんですが、実はチケットを買ったのは全体の数分の一だけで、ほかのほとんどの人は柵を押しのけて(野外です)勝手にドカドカ入ってきた人だったという(^^;で、ピアノのすぐ近くまでお客が入り、1曲1曲の演奏が終わるたびにすごく熱狂してくれたという。あつかましいと言うか、褒められた行為ではありませんが、けど感動したとか。


 んでその後も金沢公演は滞りなく進み、アンコールも終わり、終了のアナウンスが鳴って照明も明るくなったのですが、お客がだーれも帰らず、ずっとスタンディングでアンコールの手を叩いている。5分くらいそのまんまの状態だったんですが、その後いきなり照明が暗転してトリオが再登場(当然観客大喜び)。坂本さんは「君たちはイタリア人みたいだねえ(^^;」と言っていました。
 で、「どうしよう、予定に無かったからやる曲が無いよ」と言いながら、「Parolibre」という静かな曲を演奏し、観客は全員立ったままそれを聴いてました。後日発売されたビデオのブックレットによると、この時スタッフは感動してほとんど泣いていたとか。


 その夜は本当に満足して家に帰りました。けど、このツアーでは曲目は公演ごとにけっこう違っていたみたいですが、金沢では「Thousand Knives」はやらなかったんですよね。好きな曲なんですけどね。それだけ唯一残念。けどすごく良かったです。


koume

コメント

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1 ■gutのころ

1996は良かったですね。私はいけませんでしたが、確か弟が見たはずです。untitle01はみました。

今にして思うと、gutレーベルのころが一番身体になじむというか最近でも良く聴くのは1996やsweet revenge ですね。

あ、御礼が遅れましたが、お米美味しく食べてます。むかごご飯がうまかった。

2 ■piraさんへ

私の好きなアルバムは、「左うでの夢」と「Beauty」です。「Sweet Revenge」もよかったですね。ベルトルッチにダメ出しされた曲をリメイクしてRevengeとした、とか言うのは有名なエピソードですね(笑
おコメご購入、ありがとうございました~

3 ■音楽図鑑も

リンクありがとうございました~♪
坂本龍一の音楽は(私の勝手なイメージですが)緻密でぎこちなくて、甘過ぎない旋律で気持ちいいっす。「左うでの夢」「Beauty」私も好きです。「音楽図鑑」ってアルバムも好きでした。

4 ■つよぽんさんへ

音楽図鑑も良かったですね~。坂本龍一のアルバムはどれも、捨て曲が無いのがいいです。「羽の林で」とか、10年以上後のライブで思い切りアレンジしてやったりしますからね。普通のメジャーめな人たちのアルバムにはあからさまに穴埋め的な曲が入っているんですが。
教授本人は、甘すぎるようなエモーショナルな曲は嫌なんだって言ってたことがありますね。戦場のメリークリスマスなんかはあれは実のところ演歌に近くて何でみんなあればっかりいい、いいと言うのか、っとか。叙情などとは関係ないところでの美しさ、みたいなものを求めてる感じはしますね。

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